2012年5月9日水曜日

【2012.5.10.木曜日1限:現代文化講義メモ】

*前回の講義の感想まとめ前回は
元ヤンの人(現在39歳・引退したのは24歳)への
インタビューを読み上げて、
それに対する感想を書いてもらいました。

以下、学生さんからの感想を
いくつかピックアップしてご紹介します。===

☆元ヤンからの質問に対しての応答はとてもおもしろかった。
話を聞くと、個人の信念を大切にしている人が多いんだと思った。
今と昔のヤンキー違っていると思った。

☆どの世界でも「人それぞれ」は存在するんだなぁと思った。
ヤンキー文化の中にも一般人と通じる部分があったり、
深く調べていくと信念が強かったり、
規律に厳しかったりすることが分かったので、
怖いから、一般的じゃないからという理由で
批判するのもいけないなぁと思った。

☆元ヤンの人のインタビューを聞くと、
強い信念があるのがよくわかりました。
自分がかっこいいと思うから先輩のマネをしたり
バイクや車の雑誌を読んで研究したりするのは
確かに私たちが自分の好きなファッションをしている人を
まねたり、雑誌を読みあさるのとまったく同じだと思い、
少しヤンキーに親近感がわきました。
自分の好きなものを着て、好きな音楽を
聴いてずっと生きていきたいと思いました。

☆ヤンキー社会も、会社のように格差があるんだな
と思った。

☆元族の人へのインタビューおもしろかったです。
勝手な思い込みで、ヤンキーはあまり頭が良くない
という偏見があるが、インタビューの人のように
論理的に説明できる人もいて、ビックリしました。

☆元族の人へコメントを聞いて思ったことは
「本物」とか「偽物」という言葉に強いこだわりが
あるんだな、ということです。(中略)
族の人たちは妙に人の上に立ちたがるものだと
思っていたので「胴上げで卒業」に驚きました。
そして、そこがかっこいいと思いました。

☆あー、たしかにな!!って思うところがたくさんあった。

☆ヤンキー出身の人は自営業が多いなぁと思いました。

☆厳しい上下関係や理不尽な命令などは
会社などの関係と同じだと思いました。
会社では上司部下の関係はとても厳しいからです。

☆自分の信念を貫きたいのなら、一人でいればいいのにと思いました。
なぜつるむのかわかりません。

☆地元が好き、というところから長くその地域に留まる傾向が
強いので、そこからあと数年たったら今までとは違った形のムラのように
なるのではないかと思っています。

☆友情を大切にしたり、上下関係を大切にしたりするところは
私たちと同じだな、と思いました。むしろ、私たち以上に
重きを置いているのではとも思いました。
テレビやドラマで見て知った文化とは、少し
違っていたと私も思いました。

☆ヤンキーとか、社会になじむことを嫌い、群れているだけだと
思っていたけど、彼らは彼らなりに信念があるし
大切にしていることの根源はふつうの人たちと同じというか
むしろ彼らのほうが仲間の大切さとか人のつながりの
大事さを守れているのではないかと思った。

☆ヤンキーはなぜか強い友情があって、
そこが意外性でおもしろい人たちだなと思う。

☆今回のインタビュー結果を聞いて、少しヤンキーの
世界がわかりました。正直、少しヤンキーの世界に偏見を持っています。
(中略)しかし、実際に聞いてみると、高学歴の人もいるなど
私の考えを覆すものばかりでした。
卒業したらちゃんと就職したり自営業をしたりと
きちんとしていて驚きました。

☆この意見はダンスチームに所属している学生さんからの意見です。
ヤンキーのインタビューを聞いて
ヤンキーの世界はとても自分とはかけ離れたものだと思った。
そのインタビューの中で、
ヤンキーとロックバンド、ダンスチームの比較や相似点について話していて、
私もダンスをやっていて、
仲間とかそういう意識も大事だけど
私はそのチームでコンテスト出たり、バトル出て
名が知られることが大事だと思っているから
少し違うなと思った。

☆この意見はバンギャルをやっている学生さんからの意見です。
「本物⇔ニセモノ」というのがありましたが
バンギャルの私もそういう感覚を持っています。
まずヴィジュアル系というジャンルを本気で好きか、
好きじゃないか。
「本気じゃないけど、なんか話題になっているから
ゴールデン☆ボンバー好き」という人はニセモノです。
ガゼット、ナイトメア、シドくらいしか知らないのに
ヴィジュアル系を知っているフリをします。
私たちはこの人たちをパンピと呼びます。
(中略)バンギャルの子ってヤンキーと感覚が似ているのかな、と思いました。

☆ヤンキー=恐い人という気がするけれど、
本当は大切にするものが、社会大勢の人たちと
違うだけなのだと思います。

☆友達いわく、ヤンキーは純粋な人が多いらしい。
インタビューと同じだなと思った。

☆元ヤンキーだった人の話に妙に納得するところが多くておもしろかった。
ヤンキーだからといって勉強しないというのは
勝手な思い違いで、ヤンキーでも勉強し、
ちゃんと更生する人もいるんだと思った。
そもそも人に迷惑をかけるようなヤンキーが目立ってしまっているだけ
なのかもしれないと思った。

☆昔からのイメージである、ヤンキーの仲間意識の強さなどは
実際もあるんだ、と改めて感じしました。

☆いろんなヤンキーがあり、その人間性も様々なのだと分かった。

☆元ヤンの人の話を聞いて・・・
曲がった精神なんてないんだととも思った!
なぜ怖がったりしてしまうのだろうか・・・
私たちが理解しようとしないという理由もあると思う。

☆先生がインタビューした話を聞いて、
レディースなどに入るときは、スカウトなどはあまりなく
先輩から誘われたり、言われる。ということは
あっているな、と思った。
私が中学のときもヤンキーっぽい人たちがいて
その人たちも先輩と一緒にいたから、
そのつながりなんだなと思った。
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ちなみに、いま現在19歳~20歳の人にいろいろ
話を聞いてみると・・・・・

*「うちの中学は月謝制のヤンキーのグループがあった」

*「中学によって文化が全然違う」

*「高校に入ってから母校の中学の門のまえでたむろ」

*「高校デビューの組と、中学からのヤンキーに分かれている」

*「ヲタクは内にエネルギーためる、ヤンキーは
外に発散するという自己表現方法の違い」
(コメント:オタクもコミケで外に発散していると思うけど・・・)

*「昔のヤンキーのほうが正しい不良だった」
(コメント:正しい不良というのは日本語的におかしいですが
なんとなく硬派な一匹狼の番長みたいなイメージ、
弱い者は助ける感じ・・・を
思い浮かべるとシックリくるかも)

・・・などいろいろな情報をいただきました。
=========================
*前回の鎌倉さんの調査でKAWAIIが
カナダに浸透していないとわかる
→私がカナダでは日本のアニメが放送されていない可能性があると憶測
→「誰か知らない?」と聞いたところ・・・
なんと、その場で、LINEを通じて
カナダに留学中の友人に質問してくれた学生さんがいました。
(ありがたや、ありがたや・・・)

カナダでは日本のアニメが放送されていないみたいです。
(ただ、その学生さんの友人の情報だけなので
100%確実な情報ではないですが)

KAWAII文化がアニメに乗って海を渡っているのだとしたら
カナダはKAWAII圏外ということになりますね。

また、学生さんから以下のような情報も出ました。
1)「私はオーストラリアに2年留学していたのですが、オーストラリアの
田舎の町にもアニメが好きな人がいて
部屋にらんまとかルパンのポスターが貼ってありました。
私は背も低く童顔なので
その人は私を見るたびにKAWAIIと言っていました。
オーストラリアでも一部の人にはKAWAIIという言葉は
根付いている気がします。
また香港人の男の子も日本のドラマが好きで、
かわいいという言葉を知っていて、
日本人の前ではよく使っていました。」

2)「春休みにフランスへ行った時にキティちゃんが世界的に
人気なのを実感していました。
ラデュレとコラボしていてその商品や飾り付けが
とてもかわいかったです。
ヴェルサイユ宮殿にいったときに外国人のロリータさんが
いてやっぱりカワイイと思いました。」

3)(自分の海外の友人とのやりとりを
ふまえて、出してくれた学生さんの意見)
日本人の友達がいない人や日本の文化(アニメやロリータ)を
知らない人はKAWAIIについてはあまり知らないのだなと思いました。

4)先日オーストラリアの友人に
How do you feel the difference between cute,lovely and KAWAII?
と聞いたら
カワイイにはcuteもlovelyも含まれており
さらにcoolの意味合いもある、ということでした。
彼女的にはcuteやlovelyよりも少し子供っぽい印象があるそうです。
だからKAWAIIというのは便利だねー、と言っていました(笑

<先生のコメント>
ロココがモチーフになって日本でロリータファッションが出来たのに
それをロココの元祖ヴェルサイユ宮殿でフランス人が着るなんて
びっくりですね・・・
ココイチのカレーがインドに出店した時と同じ衝撃です。


ちなみに、先日、電車の中で西洋人のロリータさん見ましたが
(びっくりしました)
完成された西洋人の成人の美に
日本のロリータファッションがかけ合わさると
ちょっと過剰な感じがしたので
(完璧すぎてしまい、現代の日本的なKAWAIIではなく
昭和によくあるガラスケースに入った人形のような
古風なカワイイになっていた)
フランス人の「日本の女の子の顔になりたい」という
謎の願望(『世界カワイイ革命』より)が少し理解できました。


あと、4)の調査もありがとうございました。
便利な言葉として認識されているようで
さらに「子供っぽさ」が加わっているということで。
この「子供っぽさ」が日本特有のスパイスなのでは
ないかと思われます。


→この日本のカワイイの中のロリータ性は
アキバ文化を通じて海外に流れていると
思いますので、
これから講義でアキバの国に
行こうと思います!どうだろう?
学生さんからも
「オタクっぽいものに、外国人はひかれている?」という
質問がありました。
海外へのKAWAII文化流出を知るためには
オタク文化を避けることができないようです。

オタク文化については以下のリンクをご参照ください
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/05/blog-post.html

http://riekonaito.blogspot.jp/2012/04/blog-post.html

http://riekonaito.blogspot.jp/2012/05/blog-post_03.html

なお、
リクエストのあった「友達について」は
説明する時間がなくなってきたので
以下のブログをご参照ください。


http://riekonaito.blogspot.jp/2012/04/blog-post_3302.html


それを読んで感想を書いていただき、
そこから講義の幅を広げていきたいと思います。
(プリント配布もします)


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KAWAII文化についていろいろな意見

*日本のかわいい文化は、やっぱり西洋的ですよね。
和柄も好きだけど、かわいいより綺麗かな?と思う。
(コメント:内藤ルネさんも西洋的な幼いものの
コラージュでカワイイ文化を創造していたので
「西洋のものを日本人が加工・濃縮作った西洋的カワイイ」が
日本のカワイイ文化になった、という流れはありますね)

ちなみに、5月17日から内藤ルネ展が
ちょうど開催されるみたいですよ!!
東京に行く機会のある人はぜひ!!

http://www.parco-art.com/web/museum/exhibition.php?id=474

最近では、KAWAIIの範囲がキモかわジャンルによって
よくわからなくなってきましたが・・・

内藤ルネさんはKAWAIIについてこう言っていたそうです。
(ルネさんの元同居人で著作権を管理する本間義春さん・談)

「これがイイ って思う自分の感覚を素直に楽しむこと」
↑KAWAIIはこの一言に集約されていると思うので
やはり内藤ルネさんの存在は偉大だなぁ~

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ヤンキー文化についていろいろな意見
*先生が挙げた7つにあてはまると思いますが、
他にも加えるとしたら、
女の子はやたら露出が多い(ヒョウ柄)
だから、色合いのところにヒョウ柄を加えるのもいいかなと思います。

*ヤンキーはなぜ長いものが好きなんだろう?
<コメント>
コラムニストの酒井順子は
「歌舞伎十八番 暫 における鎌倉権五郎 の極端に長い刀」
をルーツとして挙げています。
(『ヤンキー文化論序説より』)

ちなみに画像はコレ
http://www.kabuki.ne.jp/meikandb/files/pictures/93/4d229445ddaf8_20110104123013.jpg

リーゼントやハンドル、襟足も
刀の長さが場所を変えただけかもしれませんね。

============================
ジャスコについて知りたいと
いうリクエストへの回答

以下のリンクをご参照ください
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/05/blog-post_06.html

http://riekonaito.blogspot.jp/2012/05/blog-post_04.html


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