2012年5月2日水曜日

『おたくの精神史』+『オタクのことが面白いほどわかる本』

まずはこの本。
「オタク」のルーツがズバリ書かれているので
オタクを自称する人は
自分のルーツを再確認するためにも
読むべし!



この本によれば・・・

「おたく」という語は1983年の『漫画ブリッコ』6月号で
中森明夫によって
はじめて現在の意味で用いられた・・・とされている。

ちなみに
上記の『漫画ブリッコ』はロリコンコミック誌である。

しかし、この本、
由来の話から、エロ本やロリコン誌の
ディープすぎる話に突入していくので
この本は上級者向けだな・・・・・・

一般的に「オタク」について広く浅く知りたい人は
この本を読もう。



この本ではオタクを「アニメオタク」「ネットオタク」「ゲームオタク」
「マンガオタク」「読書オタク」「フィギュアオタク」
「芸能人オタク」「特撮オタク」「コスプレオタク」
・・・・・に分類。

(ちなみに、わたしはこの9のジャンルのうち
7つにあてはまるんですが、どうしたらいいですか・・・・?)

あまりに広範囲にカバーしてあるので
「第三世代」と「第四世代」の違いだけ引用しておきます。

第三世代:80年代生まれ。(私は79年生まれなのでぎりぎりここに入れて
もらってもいいですかね)
「彼らはオタクバッシングで強まったオタク蔑視のなかで成長した」
「一方で彼らが少年期に接したのはいわゆるオタク的娯楽が
一通りそろった時代でもある」

第四世代:90年代生まれ。
「インターネットの充実した世界で育ち、それを当然のように享受している」
「オタクに対する好意的な視点と否定的な視点の両方がある社会」

・・・・この表現はとても的確だと思います。
その他詳細は本書を読もう!
============================
<以下、第四世代について 私のコメント>
学生さんたちに話を聞いてみても
女子校の場合、その校風によって「半分以上がオタクだったので
そっちのほうが強かった」とか・・・第四世代は凄いことになっているようで。
第三世代にとっては「ええっ!そんなパラダイスが?!」と衝撃を受けます。

自分たちの世代は
「美術部はぎりぎりOK、漫研はアウト」という
そういう価値観が絶対的に存在した世代なので
いまの牧歌的なオタクライフは羨ましい限りです。

私なんぞ、ドラクエ手帳を学校に持っていったら
その瞬間から一切話してくれない子とかいましたね~
それでも少年サンデーとかゲーム雑誌とか学校に持って行ってだけどW

ちなみに、いまの世代の大学生さんに話を聞くと
「カードキャプターさくら」でオタク道に入った人が
断然多いそうです。
NHKということで敷居が下がるとのことでした。

しかしながら、現在の世代でも、
コアなオタクにとって
浅くて広い「にわかオタク」は許せない存在らしく・・・
中には「DQNやスイーツさんがアニメイトまで進出してくるのは腹が立つ」という
意見を寄せてくれた方もいらっしゃいました。

たしかに、気持ちはわかる。
(・・・わかるけど、グッと気持ちを抑えてオトナのオタクに
なれるんだ!と説得もしたい)

一方で、コアなオタクでありながら
「自分の好きな作品が非オタクの人たちにも広まればいい」と思う人もいて、

オタク→非オタク圏にいながらオタク的なものに手をだす、にわかオタク

への視線は肯定的なものと否定的なものが
入り混じっている状態かと。(私が聞いた範囲では若干否定的な意見が多いが)

ちなみに

ヤンキー文化圏→オタク

の視線は概して好意的なものも多く
「何かを究める」という姿勢に対する評価だと思われます。

ヤンキー文化圏も言い換えれば「自動車オタク」「バイクオタク」に
あてはまるところもあり、オタク文化とは
「痛車」というところで見事に融合しているみたいです。

ちなみにヤンキー文化圏がヲタに目覚めるきっかけとしは

「ゲームセンターの景品フィギュア」

が挙げられるようです。(これは私がヤンキー文化圏に詳しい人に聞きましたW)

たしかにゲームセンターは
オタクとヤンキーが両方ナワバリにしているので
それが「フィギュア」というアイテムで結びついているのは
面白いと思います。
(ちなみに私がゲーセンでバイトしてた時は
 早番がオタク寄り、遅番がヤンキー寄りでした。
 オタクとヤンキーのカップルが生まれることもW)

となると、オタクの拡大再生産により
オタクの言葉の意味そのものが
変容することになりますよね・・・

そのあたりは次回、岡田斗司夫『オタクはすでに死んでいる』で
取り上げたいと思います。

内藤理恵子の読書道:記事ラベル

宗教 鷹の爪 ガールズカルチャー 哲学 若者文化 仏教 映画 ゲーム考 文化人類学 月刊住職コラム連載 社会学 キャラクター文化 ヤンキー 中外日報シネマ特別席掲載のご報告 あじくりげ映画コラム連載の掲載報告 アニメ ジェンダー 2014現代文化 仕事について 2014年「世界の宗教」講義録 90年代サブカルコミックエッセイ ヲタク文化 消費文化論 2012前期哲学(火曜)講義録 2012前期現代文化(木曜)講義録 対談シリーズ テン年代自分崩しの旅 脱力系ネタ 音楽 新聞・雑誌掲載関連 漫画考 2012前期哲学(月曜)講義録 小説 2012後期倫理学(金曜)講義録 2012後期哲学(火曜)講義録 心理学 自分探し 迷走コミックエッセイ 雑学 2000年代自分探しコミックエッセイ 2012後期社会と企業講義 研究論文関連 2012前期社会と企業(水曜)講義録 2012後期スポーツと企業講義 2013前期文化人類学(火曜)講義録 とびださない!どうぶつの村 2013前期 社会と企業 講義録 2013前期現代文化講義録 ポストモダン 日記 美術 2013哲学講義前期 現代思想 1990年代生まれの謎 企業 実用 ツインピークス祭 倫理学 KAWAII文化 アイドル考察 スクールカーストについて ドビ子の微妙な冒険 リンチ監督 旅日記 映画バカヴォンの予習のためにウパニシャッドを読む 私の体験談 そもそも教育って何なんだ?論 インテリア スポーツ美学 ドビ子博士GOを目指す 古墳ギャルコフィー 理恵子のお片付けダイアリー 純喫茶の「純」とは何か 『必修科目鷹の爪』読者限定☆リンク集シリーズ イカ部 オカッパ部 ジャバラネットナイトウ(おすすめのモノのご紹介) 名古屋 経営 経済 いじめ問題 ふつうの日記 まど☆マギ 似顔絵師ドビ子の放浪記 月刊住職連載 さんぽ日記 内藤理恵子イラスト作品集 読書について 『少女革命ウテナ』考察 まとめシリーズ 寄稿文 手芸キット レポートの書き方 ドビ子連続ネット小説「塩辛いちゃん」 何か間違っているオシャレ道 別冊spoon.34 散骨 松田優作ファミリー TV出演ネタ 2013年後期 哲学(火曜)講義録 写真 初音ミク×般若心経 構造主義 買い物道 わび・さび ドビ子が書評を演じます ドビ子アナザーワールド ラジオ出演ネタ

この窓の右端の▼をポチッとするとタイムトラベル