2012年6月28日木曜日

貫成人『ハイデガー』

貫さんの哲学解説本はどの本も良いです。

今回はデカルトVSハイデガーということで
この本をご紹介



こういう風に、ひととおり哲学史が
終わったら・・・・・・・
哲学者どうしの
対決を考えてみるのが
応用編なのでありまっす。

なんのための哲学史だったのか
ようやくわかってきたところで
もはや前期も終わりに近づいているがW

ま、この本の34ページを見よう



1)ハイデガーとデカルトの対比について
抑えておくべきポイントは2つある

2)デカルトの「われ思う」はすべてに先立って
世界の外部に存在する。
第二にその世界やその世界の中にあるとされる
諸物は、自我の認識行為、確認作業の対象。

3)↑これに対して、ハイデガーの場合は
世界ー内ー存在である

4)人間にとって、世界の外部にいるということはありえない

コメント:
ハイデガーの「世界の中に投げ込まれ感」(←いま自分で考えた言葉W)
デカルトにはないものなんですね!!

でも、ハイデガー、ひそかにデカルトにとらわれていた部分も
あるのです。(これも2つ)

1)存在者の存在に肉薄するために、それを「明らかに」
するべきだという思い込み

2)もうひとつは、その際に「視覚」をモデルにしたこと

↑ある時期から、ハイデガーは
視覚ではなく、聴覚的にアプローチしはじめる

そして・・・・ハイデガーは

「存在とは、なにとも知れぬものから送られてくる
声のようなものだ」

デカルトの人間中心主義とはかなり異なることがわかる!!!!
「声」を出してきたことで
だんぜんデカルトと違うことがわかってきたような気がします。

ちなみに、この本
ハイデガーVSサルトルも
見事に成し遂げているのであります。

ハイデガーとサルトルって
わりかし似ているから
いざ比較して明確にするのは
難しいと思いますが
わりと平易な文章で比較に成功している本書。

サルトルって「人間中心主義」であり、
ハイデガーはそうではない。

という簡潔な答えが
腑に落ちます。

貫先生、やっぱすごいわ!

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