2012年7月22日日曜日

童顔は得なのか?『顔を読む』大修館書店

ここhttp://riekonaito.blogspot.jp/2012/04/blog-post_300.html
でもまとめましたが・・・・・・・

「顔」について興味がある学生さんが多いようなので
まとめます。


人間の顔にはさまざまな要素があります。
「顔学の本」を2冊引用してご説明いたします。

<1>「顔」に関する考察その1
春日武彦『顔面考』(紀伊國屋書店)の引用はコチラ↓


「顔はたんなる物体ではない。観察者の記憶や経験や
先入観やそのときどきの感情によって、
相手の顔にはおどろくべきばかりに多彩なバイアスが加えられる。
見る側の内側から身勝手な投影がなされ、
ときには別人のイメージと重ね合わされ、
その結果として顔は事実上の変形と加工を受けるだろう。
いっぽう見られる側も、相手を欺こうとすることがある。
本心とはまったく別の表情を浮かべたり、演技によって
顔の雰囲気をコントロールしようとする。」

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<2>「顔」に関する考察その2
レズリー・A・ゼブロウィッツ『顔を読む』(大修館書店)の引用はコチラ↓


「これらの顔の特性は、遺伝的なつながり、進化的に
準備された学習、各文化に特有の学習をつうじて
さまざまな属性をあらわす。性別、人種、アイデンティティー
といった変化しない個人的属性、感情という急速に変化する属性
さらに年齢と身体的、精神的適応というもっとゆっくり変化する
属性がそれである。この属性の一つ一つが
種の生存をうながし個体の目標を達成するものであるなら、
それを見抜く能力は適応的な行動にとって重要である」

また、この本では哲学者ショーペンハウエルの言葉を引用して説明しています
「一般に顔は舌よりも多くのことを語る…



それはその人の思想と夢のすべてを組み合わせたものである」



私のコメント:これらの文献を参考にするならば、
人間の顔は、
「他者からのさまざまな投影にさらされる」
「見られる側が顔を通じて他者を欺くことができる」
「感情、人種、アイデンティティーにプラスして
 変化する属性が
 掛け合わされているもの」
であることがわかります。



となると、動物の顔(他者からの投影にさらされない・
精神的な変化があまりない)と人間の顔(多面的要素がある)
は根本的に違う、ということになるのではないでしょうか。



=============================


以下は、↑この『顔を読む』における
「童顔」の考察。
(現代文化で「カワイイ顔」についてのプレゼン発表した学生がいたので
 その補足情報として引用します)


P93からの引用です。


「こどものような顔をした人は
こどもっぽい性格をしているとうけとられ、
そのように扱われる」


じゃあ、こどもっぽい顔とはなにか・・・?
という問いかけに対し、
データを緻密に並べてある
のが4章「心をなごませるあかんぼうの顔」


この章のまとめはこう。(P121)


1)あかんぼうは人の心を和ませる。
2)彼らはあたたかな、愛情にみちた、保護的な反応をひきだし、攻撃を抑制する
3)このような反応は動物にもみられる
4)これらの反応はあかんぼうの容貌の鍵刺激によってひきだされると思われる。


以下が鍵刺激


*こどもっぽい頭の形
*垂直の額をもった大きな頭蓋
*あごがひっこんで下のほうにちいさくまとまった顔
*あかんぼうの大きな目
*ふっくらとした頬
*目から離れた細眉
*低い鼻


==========================
おもしろいのは、ここから
「おとなの童顔」へと発展していくところ。

おとなの童顔に関するまとめはこちら

*童顔な人はリーダーになりやすい。
なぜか?他人が気を許すので、
君臨しようとして多くの抵抗にあうおとな顔の人よりも
リーダーになれる


*そればかりか裁判で有利になる。
バッテリーの代金を支払わなかった事件を例に挙げると
被告はおとな顔の場合:92%が有罪
        子供顔の場合:45%が有罪
=========================
結論:高岡蒼甫が、いくら宮崎あおいの
裏を暴こうとしても、
童顔の威光で宮崎あおいは生き残ると思う。
どんなに黒い噂が出ても
一般大衆はあおいタンの味方です・・・


高岡蒼甫のオトナ顔↓

http://news.walkerplus.com/2009/0524/4/photo08.html


あおいタンの童顔↓
http://image.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=jinbutsu&rkf=1&p=%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E3%81%82%E3%81%8A%E3%81%84#mode%3Ddetail%26index%3D1%26st%3D0

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