2012年8月27日月曜日

ソシュールとフーコーを知るための3冊

前回からの流れで・・・

構造主義の元祖はソシュールだから
ソシュールの本・・・かと思いきや、

ソシュールの本は売ってしまったため、
フーコーの本の中に出てくるソシュールで
解説しますW

というか、この本の中のソシュールの説明のほうが
アッサリ説明してあって
かえってわかりやすい・・・・・・。



この本のP122

1)構造主義の知的な原理は「形式化」にあり、
ソシュールの一般言語学が先駆的な業績として
大きな意味をもった

2)ソシュールの一般言語学は
語る主体の特権的な存在を括弧に入れ、言語に
固有の本質を、その形式的な構造の水準に求める。
それは言語の形式化を推し進め、
従来の主知主義と経験論の対立を大きく乗り超える
地平に、つまり主体の関与性から離れた水準に、
言語に固有の実在を発見したのである。

↑この文章、とてもよくまとまっていると思うが・・・・

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もっとわかりやすい説明はないだろうか。


こういう時に開くといいのが飲茶さんの本。



この本のP268

ソシュールの思想を一言でまとめている。

こんな感じ

「言語体系の違い=区別体系の違い」

たとえばこんな風に・・・・・・

日本語では蝶と蛾が違う。

でもフランス語圏ではこれらをpapillonとして
ひとつにまとめて呼んでいる。
(犬と狸もひとくくりだそうだ・・・・・・)

姉妹もそう。
日本の場合、姉の妹という違う言葉で表現しているけど、
英語圏ではsisterでひとくくり。

逆に、英語圏では、うさぎは二種類いることになる。
このWEB記事がわかりやすいかな↓

http://yomimonokuroneko.sakura.ne.jp/profile/comment-9.html


つまり、英語圏やフランス語圏での価値観が
違うので「何を区別するか」が常識としてしみついているってこと。

つまり、価値体系=言語体系ってそういうこと!!
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ここで、この本のフーコーの話に戻ろう。


この本のP122

フーコーの歴史分析の方法は構造主義とは異なる独自の問題設定に立っている。

フーコーは構造主義の問題提起と
不安を誰よりも深く受け止め、
根本的に考え直すために
構造主義では応じきれない
ところまでいこうとする。
(つまり構造主義のソシュールやレヴィストロースを超えようとした)

フーコーがやろうとしたことは・・・・・・・

「言語を支えるさまざまな力の関係を通じて、
言語の存在の仕方を明らかにすることである」

意味の関係から力の関係へ理解可能性のレベルを移動させることである。

たとえば、フーコーはこの絵をとりあげている。


http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AB%E3%83%8D-%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88-%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC-%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%AF%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%97%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84/dp/B002SPGZBI

パイプの下に「これはパイプではない」ってどういうことなんでしょ。

そういえば、もともと、言葉と物って距離あるんだよなぁ・・・。

フーコーにおいても、
言葉と物が出会うのは深い隔たりを介してでした。
両者にの間には深い溝が!
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と、いうことはどういうことかというと、
また違う解説本を持って来よう。




この本のP188がわかりやすい。

1)ヨーロッパの知は人間とは何かの探究を
どこまでも追い求めた結果、最後にいわば
「語り得ないモノ」の領域にぶつかって挫折する。

2)そういう近代の認識の在り方自体、権力的である

フーコーやデリダなどポストモダン思想家には
強い時代的な裏メッセージが隠されているのです。

近代社会には内的な自由を
目に見えないシステムに巻き込む
抑圧的な構造を持つってこと。

最後にクイズ:フーコーのいうところの抑圧的な構造に
慣れていく自分をつくっていく場所ってどーこだ?

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