2012年9月20日木曜日

ヤンキーはなぜモテるのか?についての生物学的考察:『恋愛を考える』(慶応大学出版会)×『キリコについて』×『百姓貴族』

えーと、齋藤環先生の『世界が土曜の夜の夢なら』
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/07/blog-post_5111.html

・・・・・・・・・・で、ヤンキー文化研究は
いったん完結かと思われましたが、

そういえば、生物学的な考察を
しているこの本




の存在を
今日の午後、思い出したので紹介します。

この本、第4章で
「ヤンキーはなぜモテるのか?」について
論理的に説明してあるので凄いです!

その論が正しいかどうかを論証することはさておき、
生物学的な考察を含めて
真剣にこの問いについて考えていることが
まず凄いんじゃないかと・・・。

この本のP156~の渡辺茂先生の
論によれば・・・・・・・・・

1)鳥はメスの気をひくためにダンスとかする ピン太くんガンバッ☆
2)鳥の踊りって本能かといえば、そうじゃない。
師匠に習うものらしいです。

3)一方、動物のメスは、「体の大きさ」「家」「学習能力」などを見て
オスの遺伝子を推しはかります。

4)しかし、生存に不利な要素でもメスを惹きつける場合があります。
それは・・・
*クジャクの羽が長い
*鹿の仲間で大きな角を持っている
↑クジャクの羽を見ると、
こんなに目立っては天敵に襲われやすいんじゃ・・・?
と思いますよね。

鹿の場合も角がデカすぎると
藪にひっかかったりして不利。
でも羽が長いオス、角のデカいオスは
メスにモテるんです!

ここで、人間の場合を考えてみよう。
 
不良の場合・・・・・・・   ツッパることは生存競争には不利です。 真面目にしてたほうが内申点が いいに 決まっているんです。

それでもツッパって生存していけるということは・・・ もともとの遺伝子が強いから、とメス(というか人間の女性) 判断するらしいんですね。渡辺茂先生によれば。

<私のコメントその1>=====
これは10代~20代前半の場合に あると思う。
10代の女子は本能が強いから DQNに惹かれるのは
生物学的に 自然なことなのだな。
ただ、加齢と共に本能が薄れ、 余計な知恵がつくため、
三十路超えると不良好きな女性って
そうそういなくなるのではないか。

ちなみに・・・ 30代の自分の場合はどうなのかと言われると
「不良っぽく見えるが、実は・・・夜な夜な
こっそり1人でケーナとか演奏しているタイプ」が好きなんですが、
そんな人そうそういませんし
「自分の女子力の低さをさておいて
そんな贅沢なことを言っているから
未だ独身なんだ!」
周りから注意されそうなので、
ここらへんの独り言はスルーしていただいて結構です。
↑ちなみに。ケーナはこれです。
でも、この動画の演奏者が好きなわけではありません。
えーと、あくまでも不良っぽいのに
ケーナ・・・というのがポイントで・・・モゴモゴ・・・
ああ、もう、うまく説明できないのがまどろっこしい・・・

<私のコメントその2>======
女性が加齢と共に不良に
惹かれなくなるというのは
西加奈子さんの 
この小説
を読むとよくわかりますよ!!
ただ、オトナになり、落ちぶれた「かつての不良少年」を最終的には
人間として愛するラストは 感動的で、とてもイイと思います。

<私のコメントその3>======
人間の不良少年の襟足の長さ、
改造バイクのハンドルの長さは
鳥の尾、 鹿の角に相当するのかな・・・?!

ガル服のダボダボ感もそんな感じかな。 http://www.jeansshop-americaya.com/brand/crutch/h18/163072.htm

「ガル服=喧嘩売ってください的な服」を着ていても
無事に生存しているということは
遺伝子が強い、という解釈かな。

あと、ヤンキーが白い服を好むのは
白い=森の中で敵に見つかりやすい という条件下で、
あえて白を選ぶ=遺伝子が強いから平気=メスにモテる ・・・・ってことかな。

と妄想してみました。

まぁ、人の場合、環境は、森じゃないけど・・・。

そういえば田舎にヤンキーが多いのは
緑の田んぼの真ん中で「あえて目立つ」ためなのか・・・?
たとえば、田舎でお洒落なヴィヴィアン着てても
目立たないから、あえてガル服なのだろうか。

 ちなみに、荒川弘『百姓貴族』では
 北海道の農業高校で
グレるとどうなるかというネタがある。

こうなるらしい↓
すごいな、北海道は・・・スケールが違うわ

 ======================
P165~は 女の子の話になります。 女の子はなぜブリっ子するか?という話。

これは生物学的に見ると、 女性が子どものフリをして
「ちゃんと子供にエサを与えるオスか?」と 試しているんだそうです。 
生物学的にいうと 「求愛給餌」というらしいです。

鳥の場合もブリっ子するメス (子供のふりをするメス) に
エサを運んでくる オスはちゃんと雛を育てるんだそうです。

面白いなぁ。

<私のコメント>
ゆうこりんは、生物学的に考察しても
非常に正しい女子なのです。
実際、優しそうなダンナ様をGETしたし。                  
求愛給餌
↓その成果
====================
P166~はさらに面白い。
「モテモテのイケメンに腰ぎんちゃくのように
くっついている男性」の生物学的分析です。

これ、サテライトメイル、という方法らしいんです。
モテモテ男子とグループ行動していると
ちゃっかりメスがゲットできるというパターンで
蛙がこの方法でメスをゲットするらしいです。

なるほどねぇ~
人間も、グループ同士で合コンして
カップルになるのは、これなのか?

人間の場合は、動物と違って、
文化的な生き物ですし
さまざまな判断材料が
入ってきますので (時代によってもモテ要素違うよね)
生物学的な考察はそれほどアテに
ならないかもしれませんが・・・

渡辺茂先生の結論はこうだ↓
「そこにもメスのチェックが入っていて  
合理的な判断ができる人の遺伝子を  
獲得したいがための選択が働いているのではないか」

つまり、時流や文化を敏感に察知して
合理的な動きができるオスを
メスは選んでいる・・・ ということですね。

====================

ちなみに、この『恋愛を考える』(慶応義塾大学出版会)
ですが・・・渡辺茂先生の
ヤンキーモテ考察の他にも

プラトン、モバイル恋愛、文学、江戸の恋愛、

漫画における恋愛、奈良絵本・・・・
とさまざまな慶応の先生の
恋愛に関する考察が
イッキに読めますので
オススメの本です。

非リア充の自分が
恋愛についての本を
オススメしても
まったく説得力ないんですが・・・
本として面白いので
読んだらいいと思います。(半ばヤケ)

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