2012年10月29日月曜日

☆33歳独身女性2人が「90年代の若者について」対談するという微妙な企画☆

http://riekonaito.blogspot.jp/2012/10/spoon-201212.html

↑この記事に関して、ツイッター経由で多くの反応をお寄せいただきました。ありがとうございます。

その中でも・・・
「うらんさん」(30代・男性)からこのようなコメントが

自己への葛藤から共同性を獲得してきた旧世代の民としては、
そういう彼らがどういう経緯を持って、そこ(「自分探し」しない)
へ至るのかについて、
とても興味深いと思っている。
旧世代の若者叩きの根源は
これに対する羨望と憎悪の
アンビバレントな感情でないか?

====================

たしかに、いま現在30代の我々世代にとって、
1990年代生まれの自己意識は「謎」なんだよなぁ~

というわけで、この問題について
LINE経由で、私の幼稚園の同期JB(33歳・女性)と対談してみました☆

というわけで、以下は
33歳働く独身女子2人による
「1990年代生まれについてどう思うか?」対談です。
 
 
ちなみに、下の絵は私とJBのイメージ画像ですW


 
左:私の分身    右:同級生JBのイメージ画像
 
私:昨日、ブログに90年代女子について書いたんだけど・・・
JBの職場にも90年代女子の後輩いっぱいでしょ?
我々の世代との違いってなんだろ?
我々の世代は、まだなんとなく
「自分探し」が残っていたよね。
 
JB:あ、90年代生まれは「自分探しをダサい」と感じる世代だろうね。
 
私:あ、それあるね。
自分探しがダサい・・・っていう感覚は・・・
 
「自己の探求」という人間が青年期に通るべき道↓を
 
「自分探し」という言葉で揶揄してしまった↓ことと
(言葉で揶揄してしまうと、
オワコンになってしまうような気がする)
 
あと、「ネット検索」が身近にあることが原因だと思う。
 
JB:ネット検索??与えられる情報が多すぎるということ?
 
私:なにかやろうと思っても、模索する前に
検索して、裏事情(いまは裏情報まで掲示板で
知ることができるので)まで調べてしまう。
それで疑似体験した気になって、
「あ、これはだめだ」ということになる。
 
そして幻想を持たなくなる。
 
「自分探す前」にネット検索し、終了。
 
ってか、新書バブルで、
新書でもいろいろな情報が
入手できるし・・・
 
もし、私も院に入る前にこの本↓
 
に出会っていたら、院に入ってないよ~
知らないから、飛び込んだ・・・という感じで。
 
あと、院に入る前に似顔絵師をやっていたのも
その業界のことをまったく知らなかったからこそ
飛び込んでみた、という面がある↓
 
みんな、若いころは「知らないからこそ」
いろいろな失敗したり、苦労して
アイデンティティを獲得していくのに・・・
いまの世代って職業に関しても
「ブラック企業や業種は嫌だ、避けよう」
「ネットで調べたら起業するのは大変そうだからやめた」
・・・と、ネットの情報でかなり人生左右されている。
 
海洋堂の館長みたいに
木刀の倒れた方向で業種決める↓
とりあえず、チャレンジ
みたいな時代はオワタんだよな・・・。
 
そして、ありとあらゆる人の人生を
ネットで疑似体験できたようになってしまう。
いろいろな業種の人のブログを読んだりできるし。
 
人生という名の小説の最後のページを
あらかじめ読んでしまっているから
自分でその過程をなぞる気も失せる・・・
 
もう最終回ネタバレしてるじゃん!!
 
じゃあ、自分のキャラ決めて
現実で無理のない範囲で
うまくやっていきますよ、的な
感じなんじゃないかなぁ。
 
JB:もし、情報を選ぶなら
「取る情報は自分に都合のいいものだけ」
・・・・だよね。
私の上司は「若いうちは、得られる情報は
すべて得よ、40歳過ぎたら情報を選別せよ」と
言っていたが、現代の若い世代にそれは無理だな。
 
というか、デジタルネイティブ世代って、けっこう思考もデジタルだから
聞く耳持たぬと決めたらシャットアウト。
人間関係もそんな気がする・・・。
 
自分探し以前のまま、オトナになる気がする。
ふわふわを暮らすのは楽そうだ。
 
私:羨ましくもあるね。
 
JB:私はご免こうむるわ~。
自分っていうものを苦労して確立しなくては
情報なんぞ何を得ても判断できないよ。
都合のよい情報に流されるから、
意見をコロコロ変えるの全然平気じゃんかよ。
 
私:まぁ、それが多元的自己、
コミュ力の高さ
状況適応能力と
判断されれば
かなりのプラス要素なんだけどね。

我々世代よりも
長けている能力は
かなりあるよ、
90年代生まれは・・・。
 
JB:しかし90年代生まれの
人間関係は疑問だ。
ブレない自己がないのに
どうやって他者との関係を?
自分も他人も分かってないのに、仲良しになれないよ。
たまたま話が弾む、というチャット感覚の友人関係のような
気がする!パーティーの社交辞令的。
 
私:チャットやSNSの感覚が
現実の人間関係も変えているというのは
なんとなくわかるなぁ。
 
パッとデジタル感覚で人間関係変わったり。
まるでフォロワーのフォローを解除するように。
 
そういえば、この前、知り合いの先生が
「いまの世代は文章に主語を書かないなぁ・・・」と嘆いていた。
 
それって、もしかしてツイッターの
アイコンのせいじゃないかな??と思うんだよね。
 
ツイッターやSNSのアイコンが「私は」という語句と同義になっているから
「私は」を書かなくても、「寝る」「お腹すいた」
だけ呟いても「私は寝る」の意味が成立するんだよね。
 
だから現実の社会でも
90年代生まれの若者に文章を書かせると
しばしば「私は・・・」が抜け落ちる。
  
友達をやめるのも、
ツイッターのフォローをやめる感覚で
切り替わるんかな。
 
いまの世代は中高時代からケータイが傍らにあるから
大変だと思うよ↓
 
メールや、情報、噂、空気、そんなフワフワした
ものの上でキャラをつくって
人気獲得というゲームに参加しなきゃ
いけないなんて・・・
 
『野ブタ。』を観るとその苦労がよくわかる↓
 
我々の世代は高校時代まで
ギリギリ、ポケベルの時代だったから(笑)
ネットの情報にそんなに振り回されずに済んだ。
 
ポケベルで交換できる暗号通信の情報量なんて
たかが知れているしW
 それが、大学1年頃からケータイを持つ人が増えて
自分もそれにずいぶん振り回された・・・。
 


ネットも、我々の中高時代は
インターネットじゃなくて
ニフティサーブ(国内のみ・普通の電話で繋ぐパソ通)の時代だったし
ユーザーも少なかったから、
せいぜいマニアックな人同士で
マターリ情報交換するくらいだった。

それが、我々(いま現在30代前半)が
20歳くらいだった頃から
インターネット→テレほーだい
→個人サイト立ち上げるの流行→巨大掲示板できる
→ブログ→SNS
とインターネットが急速に発展していき、
ついていくのに大変でした。
 
(・・・とはいえ、この対談もLINEアプリで
行っているのだが・・・)
 
90年代生まれだと、
物心ついたときから、インターネットあるわ、
子供のころからケータイ持たされるわ、
YOUTUBEでアニメ観れるわ・・・
というデジタルネイティブになってくるから
そりゃ、我々世代と感覚が違うだろね~!!
 
我々の「振り回されてなんとか順応した」感じじゃないもん。
 
わざわざ名駅裏のアニメイトに行ったり
シネマスコーレでアニメ映画観なくても
(注:名古屋ネタですみません)
アニメの情報がネット上にゴロゴロしているんだから
そりゃ、オタクも増えるし
オタクであることがスティグマ化しないわな・・・。
「マミられる」という言葉が多くの若者に
普通に通じるなんて
信じられないよ!
 
ああ、我々が中高でオタクをやっていたころはなぁ・・・(遠い目
 
・・・ところで、すっかり三十路独身女性2人の
ボヤキになってしまいましたが・・・
 
90年代に言いたいことは
「それでもあえて、痛くてもいいから自分探ししたらどうか?」
とか、ですかね?
 
JB:なんかソレも違う・・・
「都合の悪い情報から目をそむけるな」
とかかな・・・
 
ああ、もうだめだ、論点がわからん・・・
たぶん、これは今日からフカフカの布団にしたせいだ・・・
寝心地良すぎて
もう寝落ちしそう・・・
 
====今回のLINEでの対談は寝落ちとなりました====

☆追記☆

デジタルネイティブである90年代女子のカナさんから
↓この記事を読んだ感想として

http://riekonaito.blogspot.jp/2012/10/spoon-201212.html

ツイッター経由で貴重なご意見いただきました!!

読んでみたんですが、私にはいまいちピンとこなかったです、すみません。
アイデンティティの確立ができなかったり、
自己拡散してることに悩んでたり、
そもそも現代の女の子のファッションにあまり共感できなかったり・・・

留学しようと休学を選び大学生活を延ばすことで
自分探しをしようと思っていたり、が原因でしょうか???

情報収集が得意というのは同意です。
うちにPCがやってきたのは私が小1の時で、
Yahoo!で検索することを覚えました。
それまでは百科辞典をひけと言われていたのに、
知りたいことがすぐ出てくるので、
百科辞典は滅多に開かなくなりました。

オタクが増えるというのもですが、いろんなもののにわかファン
増えますよね。
従来はファンがお金や足で集めた情報も、
今やネット上にごろごろ転がってますから、誰でも知った口きけちゃいます。

結論、自分は自分で自分の年代を括れないです。
同意見ばっかりでもおもしろくないかなと
思ったので書いたのですが、なんか色々とすみません。。。
================
カナさんの意見をふまえて
も一度考えると・・・

1)若者を90年代生まれ、とラベル貼ってしまうのは
例外も、もちろんたくさん存在するのでマズいことではある。
(それでも、やはり旧世代とナニかが違うのは確かだなぁ・・・)

それと、当事者は「自分で自分の世代をくくれない」

それはそうだな・・・納得!

自分の世代もロスジェネって言われても
「ナニソレ食べれるの?」的な
言葉に聞こえたもんねW

2)ネットを通じて
オタクが増えたんじゃなくて
ニワカファンが増えた。
ディープなオタ(DVD-BOX初回限定買います的な)
とニワカオタク(YOUTUBEで流し観的な)が
二種存在することになった。

おそらくディープはニワカと通じ合ってない。
(ディープなオタはネットで聞きかじった情報でオタクを名乗る
ニワカにイライラしているかも・・・)

通じ合ってないが・・・パンピーから見ると
ニワカもオタクも線引きができず、
「オタクがニワカに混ざって目立たなくなっている」
ために、オタクがスティグマ化しなくなった。

3)デジタルネイティブの生い立ちを
カナさんのメッセージを通じて
垣間見ることができた。

小1で検索を覚える・・・って

やはり我々世代とは
違う環境で育ったんだな~
と改めて痛感した。
 



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