2012年11月13日火曜日

『中国化する日本』(文藝春秋社)×『どうぶつの森』(任天堂)

http://riekonaito.blogspot.jp/2012/11/blog-post_8047.html

↑ここで、クレしんオトナ帝国のような高度経済成長期と
我々の時代の比較を行いましたが・・・・

(その結果、いまの時代もそんなに悪くないということに)

高度経済成長期の雰囲気については
いま話題のこの本を読まれると良いとオモワレ






そもそも、昭和初期、いまの派遣への差別どころではない差別が
存在したという指摘を読むべし・・・

P169~

*もともと日本の終身雇用は農家のイエ制度・村社会の応用版。
*若いうちはコキつかい、年をとると美味しい→途中で移動できない
(これは、先祖代々の土地を相続させるかわりにムラに縛り付けていた
やりかたに似ている)

1)昭和初期まではホワイトカラーだけが
「うちの社員」で日給制のブルーカラーは退社時に身体検査
されるという猛烈な差別があった

2)戦時中に「同じお国のために闘う仲間」として
貴賤はない、とされ、やっと会社の村社会のメンバーになれた

3)でも、このイエ制度の都市版みたいなものには
欠点があった。女性の場合、会社という村社会でも
補助にまわることになる。

4)本物の江戸時代のイエ制度には、イエがダメでもムラが
助けてくれた

5)大正末期から親子心中がめちゃめちゃ増えました。
(父が死ぬと、妻子は収入源を絶たれてしまい、
助けてくれるムラもないので心中するしかない)

6)その後の昭和なんぞはまさに「親子心中の時代」と
なったのであって「昭和は義理と人情の時代だった」と
いうのはフィクションです。

・・・・・とまとめてある。

これはわかりやすいなぁ。

クレしんオトナ帝国は昭和の「よさそうなところ」だけ集めて作ったハコモノです。

実際、こういうハコモノあるよね・・・・

実は地元にもある・・・北名古屋市のココ、行ったことある
海洋堂も昭和ブームに乗ってたね
まぁ、その究極がこれだ
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いったんこの本のP278にとびます。

  1)過去、男性ばかり正社員にしていたのは確か。
 2)だからそもそも女性を雇う枠がはじめからない。(日本の企業はイエ社会の都市化だから)

 3)企業が解雇しにくい日本の労働力を嫌って海外に生産拠点をうつす

 4)ジェンダーの意識かわるhttp://riekonaito.blogspot.jp/2012/10/blog-post_8286.html

 5)専業主婦化するなら結婚しない女性の増加→非婚化 えーと、この本はけっこう過激でして・・・・・ このままいくと日本が中国化するだろう、という予想が その後続きます。

下の2行は著者(よなは潤先生)の予想ゾーンなので興味のある人だけ読めば良いかと。

 *新自由主義に関しては中国が先進国だった
*日本にも、中国のように
 徹底的した市場主義で自己責任の社会が有無を言わさず来る
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<わたしのコメント>

 ・・・・・・・・うーん、この本だけ読むと、
「過激だなぁ」と思うんですが、 古市さんのこの本
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/11/blog-post_8047.html
を読んで

「いまの時点で若者はマッタリしていられるけど、このままいくとどうなの?」

 という疑問を持った後で、本書を読めば、理解できる感じもする。
ただ、本書の予想が当たるかどうかは謎だが・・・。

あと、ふと思ったのだが・・・・・・ 『どうぶつの森』の大大大ヒットは、 ムラというセーフティーネットのもとで まったりと暮らすことができた時代への郷愁でもあるかな??
ゲームジャンル的にいえば、ワールドシミュレーター http://riekonaito.blogspot.jp/2012/08/blog-post_31.html なのだが・・・

  人々は何を求めているかといえばムラ社会という 世界をバーチャルで経験したいのだ。

ご近所づきあいがあり、おせっかいもあり、
家具なんかくれちゃったりするムラの人(どうぶつだけど)
しかも、ローンでイエ買っちゃったからムラから出れないW

昭和ノスタルジーへの逃避
クレしんオトナ帝国とALWAYSで理解したが・・・
それを飛び越えて、
『どうぶつの森』は江戸時代のムラ社会への逃避のような
気もしてきた・・・。

ま、それは深読みしすぎで・・・・
ただ単に箱庭療法的な癒しと
スローライフへの憧れ(家具の買い替えはスローライフどころか
大量消費社会のパロディっぽいが・・・)
コミュニケーションツールとしての機能が
売れている理由かもしれないけど。

 あと、 現代社会では労働が細分化し、成果が実感しにくくなっているけど
 どうぶつの森なら、日々の糧をわりと直接的にGETして生きていくんだよなぁ~

1)  労働のシンブルなやりがい(自分の腕で糧を見つけて、商品を売り社会に参加)
2)ムラ社会のあたたかさ(実際には、息苦しくて、そんなに良いものではないが)
3) そして、箱庭療法的なココロの癒しの側面。
4)スローライフへ憧れに+して
家具の買い替えなどで大量消費社会における
快楽がバーチャルに手軽に味わうこともできる。
(クウネル・天然生活とIKEAのカタログを同時に
本屋さんで買ってしまう現代人の欲望の矛盾を昇華している)

このポストモダン時代に、人々が逃避対象としたい世界が
可愛いキャラクターの皮を被って 商品化されている。

  しかも、品薄状態アピールのポストモダンマーケティングで・・・。
 http://riekonaito.blogspot.jp/2012/10/blog-post_5563.html http://riekonaito.blogspot.jp/2012/11/blog-post_5.html

・・・・・・・・・・・・と、『ぶつ森』は売れる要素満載なのよ!
と、ここまでいろいろ言っていても、
結局、わたしも買う予定なのよ!
3DSのどうぶつの森・・・・。
わかっちゃいるけど、買わずにはいられない
魅力があるよ、ぶつ森には・・・。
(by院生時代にDS版にハマってた人)

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