2012年11月25日日曜日

小熊英二『社会を変えるには』

えーと、前回、ゲーム史の本を読んだので
「もっとカタイ本も読んでますアピール」のためにも
この本を読みます!



えーと、以前、ここで↓
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/08/blog-post_735.html

自由主義と民主主義は違うんだよ!
という話をしましたが

じゃあ、なんで自由民主主義・・・なんて矛盾した言葉が
アメリカでうたわれているのかを
この本のP315~で説明します!

1)ホッブズ、ロック、スミス、ベンサム、ミルといった
イギリス系の思想はアメリカに流れ込んだ。
これらが自由民主主義の思想的基礎になりました。

本ブログでも説明してますな。これらの思想家は・・・

ホッブズ:http://riekonaito.blogspot.jp/2012/06/blog-post_733.html
ロック:http://riekonaito.blogspot.jp/2012/04/blog-post_05.html
スミス:http://riekonaito.blogspot.jp/2012/06/blog-post_733.html
ベンサム:http://riekonaito.blogspot.jp/2012/07/blog-post_08.html
ミル:http://riekonaito.blogspot.jp/2012/08/blog-post_17.html

とくにスミス×ベンサムの組み合わせがアメリカの主流でした。

↑これら5つの思想を混ぜ合わせてみましょう(スミスの思想がニボシ、
ベンサムがカツオブシだと思えば良いでしょう・・・・)
あーら、不思議、以下のような思想が出来上がりました!

*人間は利己的である
 *それでも争いはおこらずに社会は繁栄(そうかなぁ?
 *人間が追求する利益は数値化可能(経済なら貨幣による取引量、政治なら得票数
 *だから多数決で法律を決めるべき:最大多数の最大幸福
*ただし政府はあまり民間に介入しない
 *少数意見も尊重が必要 ・・・・・・・・・・しかし、これ、ホントに無理がありすぎた!

 ホッブズ:http://riekonaito.blogspot.jp/2012/06/blog-post_733.html
ロック:http://riekonaito.blogspot.jp/2012/04/blog-post_05.html
スミス:http://riekonaito.blogspot.jp/2012/06/blog-post_733.html
ベンサム:http://riekonaito.blogspot.jp/2012/07/blog-post_08.html
ミル:http://riekonaito.blogspot.jp/2012/08/blog-post_17.html

 ニボシとカツオブシを混ぜ合わせるならともかく・・・ ミルサーじゃないんだから、
思想家の思想を混ぜ合わせて 継ぎ接ぎしても、矛盾だらけ!

  スミス⇔ベンサム自体、相反するし
・・・ ベンサムは快楽計算の合計できる派、
スミスはそんなことはできない派。
ベンサムは権力を認め、スミスはそうではない派。

 水と油をミックスしてシェイクつくるみたいなものなのよ~

しかし、その矛盾を解消するべくして登場するのがトクヴィル! http://www.hkg.ac.jp/~sawada/kougi/05/05.htm
  *アメリカは土地が広い:いくらでも土地があるから闘争にならんだろ
 *タウンシップが強い
*法律家や上院議員が知恵者なので、貴族の代わりになる
 *アメリカでは宗教の力が強いので、日曜に教会に集まるので助け合う

・・・・以上の理由から、自由主義と民主主義は両立する、といったのがトクヴィル先生。


  ・・・・・でも、時代は変わって、アメリカの古き良き田舎なんてないよねW

<私の補足>このアメリカの変遷を
芸術作品にしたのがリンチ監督です。
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/08/blog-post_21.html

 なお、このアメリカの自由民主主義は、2回挑戦状をたたきつけられました。
*ファシズム
*社会主義
・・・にね!

  でも、自由民主主義が勝った・・・と思われていた。
 1960年代に、一時期調子良かったケインズの思想も、もう使えない

 ケインズ:http://100.yahoo.co.jp/detail/%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BA/

じゃあ、21世紀、アメリカはどうするんだ??
もはや20世紀ではない!!20世紀のアメリカとは事情が違うんです!

21世紀のアメリカ、どうすればいいのか答はまだない!

しかも、いまのアメリカはこんな風になっている
この現状を新書で読めるのが
岩波新書『ルポ 貧困大国アメリカ』です。
というわけで、
・・・今度この本も紹介します。

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追記:この記事にIGW先生からコメントが来ました。

自由主義と民主主義の結合、政治的な「自由」にI.バーリンが言う「消極的自由」(~からの自由)と「積極的自由」(~への自由)の二つの意味がある点がミソかもしれませんね。トクヴィルのような共和主義的伝統は後者の意味で自由を使うようにも思います。内藤先生のブログ政治哲学も品逸ですね。 それにしてもこの通販?何なのでしょうか。怪しすぎます。

たしかにその通りなので、バーリンの自由の概念についても
説明します。(教科書の最後にもちょっと書いてあるよ)

バーリンの本、高額で買えなかったので
以下のブログ記事を読めばよろしいかと・・・
http://masm.jp/berlin/

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