2012年12月6日木曜日

『JJ 2012年2月号』VS『JJ 2013年1月号』日本の女性はココロのヒゲを剃りました。

ツイッターの噂で「JJ、モテ路線へ回帰」と
の情報をGET・・・・・

気になるので本屋さんで買ってきました。

そして、一年前のJJと並べて比較してみました。


いやはや・・・

なにがあったんだJJ!!という感じです、少佐!
表紙も「媚びない女性」から「ブリッ子ポーズ」へと変化が!
さらに目次をみると凄いことに・・・

 
一年前:ビフォー

 
アフター

 
おいおいおいおい・・・・
 
いまから一年前のJJは、かっこよかった。
 
自己実現して、クールなファッションにクールなインテリア、
さらにアクセサリー的に
カレシもいる「おしゃP」がロールモデル。
 
さらにおしゃPがおしゃPを選ぶという
おしゃPまみれの一年前。

 
NHKのカワイイTVでも、おしゃPコンテストの
特集を放送していた。
 
そのときのおしゃPの服も
 
NHKの「できるかな」のノッポさんのような
服をおしゃPがプロデュースしており・・・
(つまり異性モテよりもわが道を往く感じ)
 
JJですら、全体的に青文字系に寄っていたのだった。
 
どれくらい青文字系に寄っていたのかといえば
これくらい。
スウェットとマキシスカートって、これはminiではないでしょうか??
いいえ、一年前のJJなんです!
 
 そして、おしゃPも飽和状態になったJJは
いまから1年前の号で
「ブロモ」の誕生を宣言したのであります☆
これ、たぶん海外の雑誌の影響もあると思う。
ファッションブロガーの文化が定着している海外では
カリスマブロガー>>>メディアの
側面があり
たぶん、そこらへんの影響もあったんだと思う。
 
しかし、日本には定着しなかったんだな・・・
 
それはやはり、日本の女性が根本的に
バービーよりもリカちゃん寄りの
精神性を持っているからだと思う。
 
景気が悪くなったせいで、
「リカちゃん的な生き方」はもうだめだ、
「バービー的に自立して生きよう」的な
誌面にしたものの・・・結局、
なにもかも手に入れる「おしゃP」
我が道を往く「トンガッたオシャレ情報」を発信していく「ブロモ」の
ハードルが高すぎて、
結局「ゆるふわ白ワンピ」に回帰・・・
どころか、もっと着地点が違うところになり
「KISS顔メイク」ですって・・・(涙
 
これがKISS顔メイク・・・らしい
メンズのチェックが異常に細かいです。コワイヨー

 
なんだそれ!!
今度は別の意味でハードルが高すぎるよ!
 
しかしながら、このような事態になったのは
日本の男性の意識が根本的にこのへんで
固着しているため
やむをえず、青文字系から離脱
・・・ゆるふわという名の戦闘服を好むと
好まざるに関わらず装着しなくては
ならぬ女子の事情があると思うんです!
 
海外で、カリスマブロガーがトンガったおしゃれを
披露でき、さらにそれが恋愛と両立しているのは
男性側の意識(女性のトンガッたオシャレを自己表現と
して受け入れてあげる懐の深さ)があればこそ!
だったんですな。
 
極端な事例↓
ガガさま、トンガっているけど、恋愛もしてるよね。

それに対し、きゃりぱみゅが
「自分のファッションはモテない」と
ツイッターでつぶやいたのは
結局、男性側の意識が
追い付かないからですよ。
 
日本の場合、女子だけが個性派に走っても
男性側の意識が「白ふわ服」「脚みせミニ」とか
言っている限り、結局、こちら側に
回帰せざるをえない・・・
無念であります、少佐


一年前のJJよりもハードルを低くした・・・というよりは、ハードル
の設置場所をまったく変えた、という感じだ。

「社会人の彼がいる、というポジション」がステイタス・・・
いまだかつて、このような事態は日本ではおこっていなかったはずだ・・・
過去の女性誌のキャッチコピーを収集したこの資料を見ても
そのようなテーマで特集が組まれたことはなかった。
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/07/blog-post_15.html

「白石美帆OLを目指す」というキャッチコピーは存在したものの
当時は「白石美帆OL(社会人の彼氏は当たり前に背後にいる)」
だったので、あえて文字におこす必要はなかったのだ!

ところが、いまの若者の就職率を考えると・・・
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/11/blog-post_8047.html
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/11/blog-post_13.html
「社会人の彼氏がいることはステイタス
(早いうちに狙い撃ちしておかないと社会人の男性は売れてしまいます。
学生のうちから囲い込みするために
女子マネージャーを見習ってモテ服を着ましょうネ)」
・・・という事態に!

中原淳一が提唱していた「自身が美しく暮らすための美学」としての
オシャレをこれほどまでに廃棄してしまった時代は
かつてあっただろうか・・・。

日本の女性はバービー的意識を棄て、リカちゃん的に勝ち逃げするために
学生のうちから良い苗を囲い込みに入りました。

ディズニーランドに喩えるならば、トゥモローランドでスペースマウンテンに乗るために
行列に並んでいたが、なかなか乗れないため
ファンタジーランドに鞍替えし、メリーゴーランドに乗ったほうが
アトラクション的にも楽だし、それにそのままイッツアスモールワールドに
乗ればもっと楽できるじゃん・・・そのための戦闘服が「女子マネージャー服」なんですな・・・。

女子マネ!!女子マネがロールモデルなの?!
少女革命ウテナがおこした革命は塵に還ったのか?!
 
さらにいうと、本来青文字系だったはずの
キューティまで
こちら側に移行し
(現在のキューティがしまむら等のファスト風土との融合だとしたら
いまのJJはファスト風土側に行きたくない人のための「踏ん張り雑誌」だ)
 
日本の女性のファッションはどこへ行くのか・・・?
 
もはや、日本のファッションは終焉したのかもしれませんね。
海外の最新ファッションがどうであれ、
パリコレの今シーズンのテーマがどうであれ、
 
日本は男性の意識が変わらない限り・・・・・・
(北村透谷の処女崇拝の時代から
変わってない・涙
 
「ゆるふわ白ワンピ」に固着してしまうんですわな。
 
日本のファッションはガラパゴス化して
いるんではなかろうか・・・?
 
私の結論:日本の女性のファッションは
全般的にガラケー化している。
 
 
 
☆おまけその1☆
じゃあ、一年前に堂々と誕生宣言して
全面的に推されていた
個性派ファッションのブロガーモデル「ブロモ」
はどういう扱いになっているのか?
さすがに「JJ専属ブロモ」の冠を与えておいて
放置プレイはないだろ?
と思ったら、ほんの少しのページに
全員押し込められていました・・・
しかも、そこだけ紙質が違う!
(通常ページはツルツルなのに、そこだけ艶消し)
 
 
☆おまけその2☆
ひなのチャンの連載ページも一年前は
ヒゲを付けて、自立した女性のイメージだったのだが
(これはこれでやりすぎだ)
今号は甘々のピンクです・・・
 
ビフォー:一年前のひなのチャン連載
 
今号のピンク特集・・・
 
日本の女性はココロのヒゲを剃ったようだ・・・
 
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追記:この記事を書いたら、
フォロワーの はやひでさん から
以下のコメントをいただきました。
 
面白い考察。ゆるふわ系が好まれる現象は男子の恋愛戦闘力の低下が原因かな。隙がある女子でないと怖くて動けない。ゆえに女子側がガードを下げる→ゆるふわ。最後に雑誌に載ってる社会人メンズには「スーツは戦闘服なので戦場にいると思え。高めを狙え!ガガを狙え!」と言いたいw
 
はやひでさんのコメントに
対する私のコメント↓
 
なるほど~戦闘力低下ですか?!
たしかにそれもあるかもしれないけど
JJに出てたメンズは戦闘力高そうな感じでしたよ。
オタク化している男性陣は戦闘力低下しているけど
一部の勝者(就職できた男性)に対しては
パイの奪い合いになっているのでは・・・?
 
女性側も、一人で働いてもリッチな生活は望めないので
「社会人とつきあうと焼肉デートできます」なんていう
ビンボッちゃまみたいな記事が
JJを飾ることになるとは・・・・涙。
 
パイの奪い合いになったときに
勝つための
「わかりやすい強いカード」が
ゆるふわの白ミニ脚見せ・・・なのかもしれませんよ。
「就職できた社会人男性」というパイの奪い合いの勝負が
カイジみたいなこと(勝者の女性には焼肉デートが与えられる)
 

になってきているので・・・
パッとわかりやすい
勝者のカードで勝て!
ということかもしれません・・・。
 
社会人の男性はそれ自体が
男性のステイタスになったので、
より若い女の子を選べる立場になったこともあるのでは?
(若い処女が良いという
北村透谷の頃の価値観と変わってないなぁ)
 
JJは働く女性を切り捨て、
「大学生ガール」(←この表現なんなんだ?W)
をターゲットにし、「女子学生のうちにフワフワに包んで売る」ことを
主軸にしているっぽいです。
 
もし働くんだったら、他の雑誌読めばいいじゃん、
こっちはこっちで、「勝ち逃げチーム」つくりますから・・・的な
ナゲヤリな感じがしないでもないです。

ちなみに、女性には2つのコースがアリマスよ、と
中立の立場をとっているのが
『2014年度版日経WOMAN別冊 就活バイブル』の偉いところです。



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追記:この記事に対するご意見・ご感想のまとめはこちらにアリマス↓こちらもどうぞ☆

JJを『注文の多い料理店』で説明
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/12/blog-post_7.html

☆関連記事ananについて:http://riekonaito.blogspot.jp/2012/12/anan20121212.html
☆関連記事広告率について:http://riekonaito.blogspot.jp/2012/12/blog-post_8803.html
☆関連記事アンモラルカスタマイズZについて:http://riekonaito.blogspot.jp/2012/12/blog-post_3627.html

☆後日、改めて気づいたこと↓
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/12/blog-post_1136.html

☆『LEE』までもが足並み揃えたみたいです↓
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/12/blog-post_6840.html

最終結論はユングの
アニマ・アニムス論と絡めて
以下のリンクで出しました!
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/12/blog-post_23.html

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