2012年12月23日日曜日

【対談シリーズ:JBとの『少女革命ウテナ』対談】

<左:ワタクシ(非常勤講師)32歳・女性>
<右:ワタクシの幼稚園の同期のJB(ドッグトレーナー)32歳・女性>

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JB:この前のウテナ=監督アニマ説は面白かった!
 
 私:この記事ですな↓
 
 
JB:ところで、あのブログを読んでから
考えたんだけど・・・そういえば
TV版の決闘ソングにアニマ・アニムス出てたぞ!
 
私:そうだっけ?!
あのサントラは強烈だよね。
アニマ・アニムスが出てくる曲名覚えている?
 
JB:えーと、なんとかアンドロギヌスじゃなかったっけ・・・
えーと。「天使アンドロギュヌス」だ!
 
私:これかな
あ、出てくるねぇ~
やはり、『少女革命ウテナ』はユングの思想ベースだと
解釈してもいいだろうね!
 
JB:そういえば影絵少女なんだけど・・・
TV版だと正体よくわからんけど、 
だと、ウテナ&アンシーが外の
世界に出たあと、抜け殻になって
「ウテナ」「アンシー」の名札が付いておるよーな。
 
私:うわ!細かいところまでよく見ているなぁ。
ウテナ&アンシー素っ裸にビックリしすぎて
そこらへんのシーンが頭からスッ飛んでしまった。
 
も、一度見直してみよう・・・↓
↑画像はわかりにくいですが、影絵少女が
抜け殻=藁人形となり
その抜け殻には、たしかに「天上ウテナ」の名札が・・・

↑拡大図(詳しくは劇場版少女革命ウテナをご覧ください)
 
JB:と、なると・・・
 
TV版のウテナ⇔アンシーは幾原監督の
アニマの最終形態⇔原初形態であって、
 
劇場版のウテナ⇔アンシーは
TV版のウテナ⇔アンシーのキャラの
無意識の世界を描いたものなんじゃないのか?!
 
私:それは面白い!
まるでマトリョーシカのような構造だなぁ。
 
幾原監督の無意識・影→TV版ウテナの世界→
TV版ウテナの世界からキャラクターが自律
 
(注:キャラの自律はここのブログ記事を読んでくれ
 
→幾原監督の影から視聴者の「共有財産」へと成長
→物語から離れても自律する存在となった
 (成長したアンシーは物語から外の世界へ・以下の動画参照
アンシーが境界線を越えて歩んでます)
 
 
 
→そこで、今度は物語から自律したキャラの
無意識・意識を
光の国⇔影の国に分けた
→キャラの無意識を描くことで、視聴者の集合的無意識も取り込んだ
→劇場版でキャラが外の世界へ出る(視聴者の現実の世界へ飛び出す)
→ウテナ&アンシーは視聴者の心の中に
永遠に存在する存在となった
これがホントの少女革命
 
劇場版影絵少女D子E子は
ウテナ・アンシーの影の存在。
 
現実世界の我々の住む世界がむしろ
影絵になってて
無意識の世界が煌びやかなアニメーション作品となっている。
それが少女革命ウテナの「反転した世界観」なのでは・・・?
 
ダーガーのヴィヴィアンガールズを思い出すよ。
ダーガーの現実は酷い影の国だったが
夢の国では幼女が派手に闘ってた。
 
幾原監督は現代日本のダーガーっぽいな。
 
ただ、ダーガーのアニマ(ヴィヴィアンガールズ)は
純粋な処女、霊的な存在の第三段階のアニマっぽかった。
 
方、幾原監督のアニマは第四段階まで成長して
現実世界に戻って行ったのだな~
 
アニマの段階はここに↓
 
JB:となると、あのJJの記事
に出てきた
焼肉ヤローどものアニマは未熟なんだろなW
 
私:そーゆーことWW
あのJJのメンズのアニマは
第一段階と第二段階の中間地点くらいだな。
第一段階の「焼肉をむさぼり喰い、生み出すアニマ」と
第二段階の「少女漫画的・女子マネイメージ」が
混在しているのが、現在のJJの理想の
女子像だからなぁ~。
 
もしも、今後、日本の男性のアニマが第四段階まで成熟すれば、
「叡智のアニマ」を内在化させることができ、
どんな強靭な女性と出会っても対峙できるぞ!
レディガガでもアルソック体操でも
どんと来いだ!どんと来い超常現象だ!
 
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☆補足☆
 
そういえば、サブカル精神分析で有名な
斉藤環先生のウテナ解釈ってどうなっているのだろ? 
以下の本で調べると・・・
 
☆以下の書籍タイトルからAMAZONに飛べます

この本のP203にちょびっとだけ登場するが・・・
 
少女革命ウテナを「宝塚系の問題作」として紹介、
アンシーというキャラを「綾波レイ」から続く
「空虚系のヒロイン」の系譜に
位置付けているなぁ。
 
そして90年代後半には空虚系ヒロインが増えたと。
 
最終的には精神分析で使われる「ファリック・マザー」の
概念を反転させて「ファリック・ガール」という
言葉を使って日本のアニメのヒロイン像(動機もなく闘う少女・空虚)を
描き出しているのがこの『戦闘美少女の精神分析』だと思うんだけど・・・
 
たしかに、ナウシカはファリックガールだ。
それはクシャナとの対比でもわかる。
それが日本におけるアニメヒロイン像の雛形というのもわかる。
 
が・・・しかし、ウテナ&アンシーは
日本のアニメのヒロイン像から完全隔離して
考えたほうがいいのではないかなぁ。
 
だって、ウテナ&アンシーはもともとは
男性クリエイターである幾原監督の影だもの。
ただ、ウテナの世界観は反転していて
現実のほうを影としているため、
キャラが外の世界に戻ると、光と影が逆転し
影絵の世界は光に満ちて
影絵少女のほうが抜け殻の藁人形と化した・・・
というオチが劇場版のラスト)

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