2013年2月14日木曜日

『イギリス「族」物語』×『THIS IS ENGLAND』 VS 『凶気の桜』

ここで、ビートルズのお話をさせていただきましたが・・・
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/02/blog-post_9.html
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/02/blog-post_10.html
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/02/blog-post_11.html

では、イギリスの若者たちが
ずっとビートルズ的なものに浸っていたか・・・?といえば
これはそうでもないんだなー

この本を読めばよくわかる!

この本のP96~

1966年以降、イギリスの脆弱な消費ブームは
賃金凍結によって停滞し、67年にはポンドが切り下げられた。
「差別階級のない、皆のポップ・カルチャー」はしょせん幻想だった。

66年を契機に、若者文化に攻撃性が加わったのだった。

60年代の「ポップス革命」では、社会は何も変わらなかった。
70年代に入ると、新たな若者文化というより、昔からの地元の
縄張り意識がそのまま発展した格好でスキンヘッズが台頭してきた。
(日本のヤンキーも地元志向なんで、そこらへんは
共通点ありますなぁ)

スキンヘッズってなによ?といえば・・・

もう、この映画を観ればまるわかり。
『THIS IS ENGLAND』

 社会の中でスキンヘッズが意識されはじめたのが68年~69年。
サッカー観戦の客席で目立ち始めたそうだ。
 
たしかに体育会系とDQNはわりと相性は悪くない・・・
(両者とも縦社会・集団)
オタク的な何か⇔体育会系よりは
DQN的な何か⇔体育会系のほうが相性良いと思う。
あと地元意識→地元のチーム応援ってことかな。
 
<私のコメント>
で、この予告編を観ると「なんでレゲエ?」と思うかと。
イギリスの若者文化がレゲエっていうのも??なんだけど・・・
アウトロー的なところでシンクロしたらしい。
日本でも、鈴木紗理奈や窪塚洋介のあたりがレゲエと融合しましたよね。
若者文化とレゲエは相性いいのかと。
 
さて・・・スキンヘッズにも過渡期と完成期がありまして。
完全版はヒッピー・スタイルへのアンチテーゼとして開花したそうだ。

完全版はこんな感じ
1)ヘアスタイルは軍隊風
2)シャツはベン・シャーマンのボタンダウンか
Tシャツかフレッド・ベリーのスポーツシャツ
3)パンツはブーツが見えるように短め
4)ブーツはアーミーかドクターマーチン
5)パンツはリーヴァイスかスタ・プレスト
6)ジャケットはリーヴァイスのGジャンか、ゆったりカーディガン、モッズジャケット

女子の場合は(基本男社会だけど、女子メンバーもいた)
カリアゲで短い前髪・・・に耳の前に髪をひとすくい
化粧は軽いけれど、アイメイクは濃く、眉は細め

<私のコメント>
『THIS IS ENGLAND』を観ていたら・・・
スキンヘッズの女子メンバーの服装見て
自分と同じ格好してたので吹いた。
いままで知らずに、「安いアイテムでもそれなりに見えるように」
「靴は頑丈なものを」と思って自然にこのコーデやってました・・・。
黒のポロシャツ(私の場合はユニクロだが)やTシャツに
にテキトーなズボン履いてドクターマーチンも履いて
化粧はアイメイクだけ濃いめ、前髪揃えるって、
ここらへんの文化周辺の女子の服装だったのか~W
ドクターマーチンは30歳越えたら猛烈に靴ズレおこすようになって
履いてませんが・・・(誰か詳しい人いたら靴ズレ対策教えてください)
というか、三十路越えた女子は履いたらイカンということか・・・?

映画『THIS IS ENGLAND』観てもわかると思うんだけど、
彼らは愛国主義と結びついた。政治的な立場は保守ってことになる。
たぶん、これは自尊心の問題かと・・・

以下の記事を読めば何か分かると思います。
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/01/blog-post_8522.html

彼ら自身が虐げられた階級の若者たちなので
理想化自己対象として愛国心があったのではないかと。

なお、本来のスキンヘッズは72年にオワコンになったようで、
亜流が生まれたり、パンクに取り入れられたり、リヴァイバルはあったようですが
基本、66年~72年の若者文化ということみたい。
(トレスポも主人公レントンが丸刈りだから、一応この流れの中にあるかな)

<今回の私の結論>
うーん、なんかスキンヘッズの動きって、
レゲエといい、役柄といい、
坊主頭といい・・・
窪塚洋介の動きと被るんだよなぁ・・・
『凶気の桜』も愛国心と
結びついてなかったっけか??
あの作品以来、なんか、窪塚の動きが
破滅に向かったというか。
役に呑みこまれいった気がする。

 
私が思うに・・・
日本のヤンキーとか族とか
日本独自のものとして語られやすい。
 
斉藤環先生の日本のヤンキー研究は以下
 
日本の族だけジーッと見ずに
世界の若者文化・・・ってか「族」文化を調べると
パターンがわかってくるような。
疎外された若者は集団を理想化自己対象として地元や
国と結びつくのは心理学で解明できるんだな~
 
それはイギリスでも日本でも同じなのでは。
 

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