2013年2月16日土曜日

「日本のモッズのイメージ」ができるまで

えーと、イギリスの若者文化シリーズをやっておりますが・・・

スキンズ
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/02/blog-post_14.html
グラム
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/02/blog-post_5556.html
パンク・・・
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/02/blog-post_15.html

の流れで、肝心のモッズが抜けていた!



えー、モッズとの出会いはですね・・・
大学の時にミッシェル・ガン・エレファントを聴くようになり


「なんでこの人たちはスーツを?ルパンのコスプレかな」
↑注)私のような元アニメオタクがオサレな音楽を聴き始めると
こんなもんです・・・すいません。
・・・と思っておりました。

この本『まるごとモッズがわかる本』を読めば
ミッシェル・ガン・エレファントの人たちが「モッズ」
であることがわかります!

モッズって何回リヴァイバルしているかも、
この本で見れば早分かり。




この本でわかりやすいのが、「証言者が語っている」ところですね~
ピーター・バラカンが語るオリジナル・モッズと
加藤ひさしが語るネオ・モッズ・・・
この2記事を読むだけでもなんとなくこの流れがわかります。

文献よりも生の声!というわけですよ。
 
P44~ピーターバラカンが語るオリジナル・モッズ
 
1)オリジナル・モッズは60年代初頭がピーク
 
2)皆がオリジナルと思っているものも実はオリジナルではない
 
3)はじまりはモダンジャズであることを忘れてはならぬ
 
4)初期のモッズは「ブラックミュージックを聴く」
「イタリアン・スーツを着て夜遊び」する労働者階級
『まるごとモッズがわかる本』では
加藤ひさし氏がこの映画『さらば青春の光』きっかけで
モッズに目覚め、ヘアスタイル、スーツ、スクーターを揃えたとしてある。
 
4)初期のモッズは「黒人の音楽や文化を白人が吸収するきっかけ」
になった・・・とバラカン氏は語っています。
 
ここで、ビートルズの記事を振り返ってみよう!
 
そしてジョン・サベージ『イギリス「族」物語』の文献を参考にして
ビートルズとモッズの関係をひも解いてみよう。
 
1)63年のビートルズの商業的成功は
イギリスでもようやく真の民主化が社会全般に
いきわたったことを意味した。
 
2)労働者階級にもいきわたった若者文化と
消費文化は、ポップアートとも意気投合した。
 
3)アートスクール出身のビートルズは
ポップとアバンギャルド双方の支持を受けた。
 
4)黒人音楽、両性的・・・ここがキーワード
 
5)モッズがメディアに報じられたのが64年
 
6)あと、もひとつモッズで欠かせないのが
スクーターなのです。
 
========<以下、私のコメント>========
 
ここで、日本におけるモッズ文化受容を考えてみよう!
 
さきほど「スクーター」というキーワードが出てきたが、
日本のモッズ文化の受容×スクーターといえば・・・
もう、これは、松田優作の探偵物語を観るしか・・・
 
えーと、探偵物語の放映っていつだっけ??
私が生まれた年かW
1979年。
 
この1979年というのがポイントで・・・
 
64年当時のモッズを描いた映画で
1979年に公開されたものが
先述の「さらば青春の光」なんだな。
 
そして、ルパン3世も、
日本のモッズ文化に入れてしまってもいいかと・・・
(以下リンク参照)
 
 
その後、日本のモッズ文化ってのは
探偵物語でモッズと探偵が結びついて
離れていないと思う。
 
それを結びつけたのは松田優作なんだな~
 
漫画『松田優作物語』を読むと、すご~くよくわかるよ!!
 
探偵モノの企画が来る
 
→無難なハードボイルドもので行こうということになる
 
→松田優作、それじゃダメだということで悩み始める
 
→松田優作、個人的に
ルパンと探偵を結びつけることを思いつく
 
→(つまりモッズ×探偵は松田優作のおもいつき)
 
→衣装合わせのとき、ルパンのコスプレっぽいもので
突然現場に現れた松田優作
(制作者サイドのイメージとズレていたが
そのまま強行突破)
 
→これが日本における
モッズ文化のイメージをつくったのでは?
 
そして、それが90年代ネオモッズと結びついて
このようなこと(濱マイクシリーズ)に・・・
90年代ネオモッズ×日本独自の探偵要素
=濱マイクシリーズ
なのでは?
濱マイク初出は90年代だし。
 
いやー、だから最初の話に戻るけど
ミッシェルガンエレファントを「ルパンみたい」って
言ったのは間違いじゃあないんですね。
 
日本における「モッズ文化受容(探偵要素)」が
成熟して、さらにSF要素を投入するとこうなる。
 
そして、案の定、ルパンとビバップをリミックスした猛者がいた
 
そして、このアニメのSF要素を
さらに濃くするとこのベスパ女・・・「フリクリ」のハルコさんに辿りつく。
 

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