2013年2月7日木曜日

水木しげる『日本妖怪大全』

http://riekonaito.blogspot.jp/2013/02/blog-post_6.html

昨日この記事↑を書いたところ・・・
モトジィから「社会学者」の存在自体についてツッコミが・・・

うーん、もともと、社会学者っていう職業自体に
「ぬらり」と手をすり抜け、「ひょん」と浮いてくるという
「妖怪ぬらりひょん的性質」を内包しているんじゃないか?
とも思えてきました。

まず、社会学者って基本的にはエリート層である。
宮台氏は東大ストレート、東大院の博士もストレートで出ているはず。
テレクラ研究や性経験で他の社会学者にはない個性を出したけど
エリート層のお嬢さまとご結婚されたような・・・?
古市氏はAO入試で慶応、東大院で北欧に留学、
ピースボートで他との社会学者との
差別化を図り、若者の代弁者的な立ち位置にいる。
上野先生はよくわかりませんが、
アンアンを小脇に挟んだフェミニストイメージ?
ただ、知人が「上野先生カワイイ」と
言っていたのを小耳に挟んだので
メディアのイメージとホンモノの上野先生の
イメージは全然違うのかもしれん・・・。
でも、いずれにしても上野先生もエリート層だ。

社会学者はエリート層が主なんだけど・・・
「他者のフィールド(社会的な弱者である場合が多い)を調査し、語り、
(援助交際の女子高生・現代の若者のワープア・女性差別など)
それを業績にする」のが仕事だから
仕方ないのか。仕事そのものの性質がぬらりひょんなのかもしれない。

というか、ジャンル問わず、もともと文系の学者の立場って微妙で、
柳田國男はムラを巡ってエピソード収集したけど
ムラの人たちの本音は引き出せず、結局、ムラの裏の文化を
引き出して記録したのは行商人としてムラに出入りしてた
赤松先生であった↓
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/01/blog-post_30.html

理系の学者さんの場合、宇宙の謎を解明したり、ダイオウイカの撮影に成功したり
医学的な発展に貢献したりと「わかりやすい成果」を上げることができるけど
文系の学者さんは、どうしても、ぬらりひょん的な性質がどこかにある。

かくいう自分も鬼太郎ファミリー側の傘下(一反木綿の孫弟子あたり)に
なりたいものだが、どうしても、どこかに「ぬらりひょん的性質」があると思う。
自分の中に分霊箱があるとしたら、そこに「ぬらりひょん」が棲んでいると思う。

分霊箱で思い出したけど、ハリーポッターブームの時に
批判を繰り返してちょっと名を売った文学研究者の学者さんがいたみたい。
文系の研究者って、もともとルサンチマンを内包しているのかもしれん。

文学、映画の作品、漫画、小説の批判はできるのに
いざ自分がゼロから創造しろと言われたらできない。

ハリポタ批判の学者さんも
自分ではハリポタ書けないし!

ここらへんの心理は微妙で、映画『イカとクジラ』では
研究者として大学講師をしている夫VS作家として成功した妻
という図式が書かれている。



夫のほうは「うまいぐあいに批判」「欠点を指摘」することはできるけど
妻のようにゼロから世界観を作り上げて読者を魅了することはできない。
そして、夫はルサンチマン大爆発!

・・・それでも、やはり文系の学者にも、何か存在意義があるとは信じたい。
一流の作り手になれなくても、一流の読み手を目指すことができるし
さまざまな社会現象や文化の整理や掃除をする行為・・・
それは世の隙間産業として必要とされていると信じたい。

なお、自分が作り手へのルサンチマンをあまり感じないのは
「イラスト制作の仕事」をさせてもらった経験があるからだと思う。
制作がどれだけ大変なのか少しは知っているゆえに
クリエイターに対するルサンチマンよりも
畏敬の念が勝つのであります。

えーと。話は変わりまして。

さっきから「ぬらりひょん」「ぬらりひょん」と連呼していますが
それは何かと言いますと・・・この本をお読みください。



この本のP344

「ぬらりひょん」は妖怪の総大将であり、
人々の忙しい夕方に
座敷に上がりこんで、茶を飲む妖怪。
人々は忙しいので正体を見極めることができない。
人の心理のすきを狙う姑息な妖怪。
外見は商人っぽい場合が多い。
(僧の恰好の場合もある)


文系の研究は、どうしても人のフィールドに上りこんで
茶を飲まなければ仕事にならないことがある。
人のフィールドとは、他人の生活の場であり、
他人が魂を削って創作した作品であり、
他人の深層心理であり、
その他、すべてである。

文系の研究者が傲慢になると、分霊箱から
「ぬらりひょん」が出てくる。

では、ぬらりひょんに魂をすべて乗っ取られないためには
どうしたらいいか?
たまに、ぬらりひょんの顔を見て、戒めにすれば良いと思う。

本書のぬらりひょんの顔↓

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