2013年2月8日金曜日

コミック版『ゴーストワールド』『スコット・ピルグリムVSザ・ワールド』×JBとの対談の続編


<左:ワタクシ(非常勤講師)33歳・女性>
<右:ワタクシの幼稚園の同期のJB(ドッグトレーナー)33歳・女性>
 
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JB:前回の女同士の友情の話だけど・・・
まだまだ言い足りない!
 
私:まだありますかー?!
 
JB:女子の友情って
「何の利害もなければ成立するんか?」
 
私:シビアだなぁ。つまり、女子同士つるんでコンパして
異性GETとか、結婚式に呼ぶ要因確保とか
ハブられて損しないためとか、
そういう利害の上に成立している友情(仮)は多々あるが
フェイクじゃないものはあるのか?ということ?
 
部活のチームとかには女子の友情ありそうだよ。
 
JBは体育会系の女子サッカー部に所属していたから
なんとなくわかるんじゃないの?
なでしこジャパン的友情みたいなの。
 
JB:うーん、部活は部活で別物という感じじゃないかなぁ。

しかし、女子は1対1だと仲良いのに
3人以上だと必ず争いになる!
 
なんで女子は視野が狭いんだ?
目先のことしか考えんじゃん!
 
女子の目的が結婚&出産にあるとすると
その他の要素は手段でしかない?
その手段としての女子の友情?
 
非生産的な女子の友情は、すぐに吹っ飛ぶよ。
ましてや、男女間の友情なんてのもあるわけないし・・・
 
私:ちょっとまて!
男女間の友情ないの?W
 
JB:あるわけネェー!
 
私:えー?!なんか偏ってないか?
 
JB:男が女と仲良くするなんて性的魅力を感じるか
その魅力が無くてバカにしているのかどっちかだろ?
 
私:えー?!そそそそうなの?
言い切れんと思うけど。
 
JB:知らんW
高尚な方々には男女間の友情あるかもしれんが
そんなん一般にはなさそうだぞ。
 
私:なんだか、ベタな
「男女に友情は成立するか」議論になってきたけど・・・?
 
これ、落語のネタくらい定番の議論のネタになるよね。
 
やっぱホリィさんのサークルクラッシュ
研究を紹介したほうがいいような気がする。
非モテ男性の仲間の輪の中に、女性が「趣味の仲間」として
あたかも友達のように入ってきて
ちゃっかり入れ食い状態という現象・・・を丹念に描いている。
 
JB:自分の場合、男女間の友情の問題はどうでもいい。
 
私:どうでもいいんかい?!
これ、またツイッターで意見聞いてみたいなぁ。
 
でも、JBなんだかんだ言ってリア充じゃないか?
 
JB:リア充のわけないだろ!
氏*!リア充!
 
私:うわーJBのフェイスブック=リア充批判に
火が着きそうだから怖いわ。
私はフェイスブックでひきこもりアピールしているけど?!
「一週間どこにもでかけませんでした報告」とか。
 
JB:そんなんオマエだけだろーが!
一般的にはフェイスブックはリア充アピールツールなの!
 
私:でもJB顔は広いだろ?
 
JB:たしかに、なんというか、どの過程でも、
抗争とは無縁だった。
 
私:JBは超越系だからな。
女子校向いてるよ。
(注:私もJBも中高ともに女子校ですが、違う学校です)
 
JB:数年前の同窓会では「自分顔広い」と思ったが・・・
まぁ、今に至るに友人の数の減ったこと!
みな、家庭に入って子を産むと
友人なんて二の次だよ!!!
 
それどころじゃないくらい育児が大変なのだろうがな。
 
あと、カレシできて結婚近づくと疎遠パターンも経験した。
 
私:ママ友ができるとか、彼氏側の交友関係にシフトするんだよ
 
JB:ママ友なんて社交辞令モドキどーでもいいんだよ!
だいたいが張り合いと悪口まみれじゃんか。
 
私:うわ、この記事炎上しそうだぞ!
大丈夫かよ!
ママ友の輪も、ほんとに仲良いグループ
もしかしたら100グループに
ひとつくらいあるんじゃないの?!
 
JB:じゃあ、マイルドに編集してくれよ!
 
私:無理だよ!
 
JB:子育て中の母は「手負いの熊」だ!
距離をとらないと大変なことになる。
子育てどころか、結婚もしていない独身女性が
近づくと・・・大変なことに。
 
私:わかる・・・。
 
JB:子育ての苦労を分かち合えない人なんぞ
邪魔なだけなんじゃね?
 
私:あー。あるある。
変わり者扱いでオワタみたいな。
 
JB:ここにも女子の視野の狭さが。
 

 
私:でも視野が狭いから、夢中で恋愛→結婚して子育てし、
人口が増えるんだよ。われわれに何も言う資格ないっす・・・。

視野が広かったら、皆マザーテレサになってインド行ってるよ!

映画で言えば、『ダークナイト』に出てくる母親が
子供のことで視野が狭くなっていたし
『鷹の爪劇場版ー総統は二度死ぬー』
の総統の元妻も 世界平和<子供と家庭のことしか考えない
という価値観で総統と離婚していたな。
 
JB:総統って誰よ?!W
でも、邪魔扱いヒドス。
目障り扱いも・・・。
なにを言っても神経逆撫で。
 
私:あるね。
 
JB:出産、子育てという同一経験をしていないと
会話に共感出来なくなるようだ。
他のジャンルの苦労話なぞ、
なんら耳にも届くまい。
 
私:私も論文書く苦労を理解してもらったことがあまりない。
 
JB:これ、どんなジャンルでもいえるけど
「理解不能な他者の苦労」なんて
「老人の苦労話」と同じだろ。
あーハイハイみたいな。
 
女子はイマジネーション不足していることが多いな。
どーでもいい妄想は達者なのに・・・。
 
そうそう、グループになるとモメるという話だが・・・
どいつもこいつも、面と向かって言えないからそうなる。
 
私:わかる。
女子は攻撃性否定されている性だから
裏でコソコソ操作して表面は繕う系多い。
 
表面取り繕って裏で画策しているの、バレバレなんだよな。
わかってても、まぁ、そういうもんだと思って
ニヤニヤしているけど。
 
JB:気持ち悪いなー
 
私:そりゃ~私だって、いろいろあるんだよ。
具体的には書かないけど。
たぶん、私の人生のコース、
女子界ではアウトサイダー側だよ。
そんな生き方していれば、いろいろあるW
 
面と向かって嫌なこと言ってくる人もあれば
コミュニケーション操作系のイジメされたり。
しかし、こちとら、叩かれ慣れてるのよW
 
JB:まぁ、いろんなところで浮き続けてたのは
なんとなく分かるがW
 私も、実は3人以上のグループができると
たいてい、言いやすい自分に攻撃がくるんだよ!
 
私:わかる気がする・・・。
あと、女子は話のネタが少ない場合・・・
「悪口で連帯」というコミュツールになっているんじゃない?
趣味縁でもないかぎり、
共通の話題って探しにくいし。手っ取り早いから。
でも、悪口で繋がった関係なんて脆いよ。

「テニプリ仲間」とかのBLファンの友達のほうがずっと
健全だよ。共通の話題としてのBLがあるもの。
変に悪口で連帯するより、ずっとイイ!
 
JB:自分の場合、あまり言い返さないからね。
舐められやすいってのもある。
 
私:言い返さないのは知性ゆえだと思うけど
それで舐められるのもわかる。
モヒカンとかにしたり、時々怒ったりしたらいいじゃん。
 
JB:鼻で笑われそうだし、接客するので
モヒカンはちょっと・・・。
女子って、なんで何かにつけて優位性をアピールしてくるんだ?
勝てる女子としか勝負しないし。
自分の長所と他人の短所を比較して、優越感とか
客観的に見ると痛いぞ。
 
私:めんどくさい優位性アピあるね~。
めんどくさい系の女性は過剰優位性アピしてくるW
 
でも、そういうことするほうが
実は、心抉られているんだよ。
相手をホントに取るに足らない人物として
見ているなら、過剰アピしてこないよ。

もし、こちらに未熟な点や否があったとしても、
相手に善意があるのなら、意地悪じゃなくて
「アドバイス」として冷静に助言をくれるはずだし。

優位性過剰アピやこき下ろし、悪口は
「あなたに負けそうですが
私は勝っていると思っていますので」
・・・・・という一周廻った
負け宣言に近い。 意地悪はもっと酷い負け宣言。
もし、「不快だなぁ」と思うことがあったとして、
嫌なことする方は根本的な自信がないからそんなことする上に
嫌なことしたことで、さらに自尊心失っているはず。
傲慢さや意地悪は自信の無さや嫉妬心の裏返しだよ。
真摯であれば謙虚になるはずだもの。

優位性を過剰にアピってくる人は
根本的な自信がないから動物的に威嚇しているだけだよ。
 
威嚇の方法が
「うちのお父さんは凄いんだぞ」
「うちの夫は凄いんだぞ」
「うちのコドモは凄いんだぞ」
「こんなに友達いるんですよ」
「こんなに人望がありますよ」
「こんなに肩書きありますよ」
 
って、まぁいろんなバリエーションがあるけど。
 
この種のアピールは自信のないときにしがちだ。
かくいう自分もマジで自信がないときに
「博士号持ってます」アピ使った気がするW
 
反対に、確かな手ごたえや
人と通じ合えたな、と真に思う時は静かに黙っている。
 
JBは、いつだって昔から過剰にアピらないじゃない。
いままでプラモの趣味だって温存してきたわけだし。
模型の腕など、もっとアピったらいいのにと思うけど。

JBには自己の根本に自信や自尊心があるからだよ。

 
そういえば、過剰アピで躁病に関する研究の本を思い出したけど
躁状態って鬱の反対ではないようだ。
「鬱の底が抜けた先」にあるヘンテコパラダイスが「躁」なんだ。
 
過剰なハイテンションで自分の優位性をアピってくる人がいたら
見た目でパッと沈んでいると分かる人よりも、
さらに深い場所に沈みながら、
そこで浮遊している可能性もある
 
だから、そういう人に出会ったら、
 
クジャク、危機で羽広げてんな~
解釈とかでいいんじゃないの?
まぁ、クジャクの場合オスが羽広げるんだけど。
 
人間の場合、男女ともに危機が来ると羽広げるんよ。
自己防衛も兼ねて。心の堤防が決壊しそうなときに
ブワーッて広げたり。
 
JB:女子の友情に張り合い合戦モードがある限り
女子同士の友情って
「しがらみのない状態」「ほどほどの距離感」「期間限定」
でのみ成立するというレアなものなんじゃね?
張り合いの裏には男社会で女がストレートな努力を
認められにくいという背景があると思うけど。
 
そして、それを友情と呼べるか知らん。
 
女子の友情に過剰な期待は禁止だ。
でも、「過酷な経験を一緒に乗り越えた」なら、
別の連帯感が生まれる可能性がある。
自分の場合は、前の勤務先のブラック企業の
女子会には参加しているぞ。
ただ、勤務中は私が足を引っ張りまくり
だったので、退社後のほうが仲良いがW
 
私:それって部活の連帯でも生まれるんじゃない?
 
JB:部活でそこまでの連帯感生まれるかなぁ。
 
私:私は部活してないからわからんなぁ。
でも体育会系の女子学生見ていると、部活の連帯強そうだよ。
 
JB:それにしても、こんなネガティブな友情論吐いたら
リア充から「あなたはホントの友
いないんですね!」
言われそうだな!!
 
それはそれでかまわないが、もし実例を挙げて
女子の友情の話などしてくれるなら是非とも拝みたい!
 
それに、女子って自分を全肯定してくれる人じゃないと
ダメじゃん!都合の良いことを言ってくれる人が好きなだけやん!
 
私:しかし、我々のルサンチマンの掛け合わせのせいで

今回の対談、一般から見ると、かなり偏りがあると思うぞW
 
でも・・・「走れメロス」みたいな男子の友情物語はあるけど
(しーもあさんの情報だとドイツ教養小説で
男性の友情イメージ固まったみたい)
女子版「走れメロス」みたいな話なかなか無いよね。
 
少女革命ウテナとまど☆マギは
女子の友情を描いている。
レアなストーリーだからこそ新鮮なのかな。
 
ちなみにゆるい百合モードの空気系アニメは
フィクションで、男子のオタクが消費する
商材にもなっているような・・・。

===========================
<今回の対談に関連して・・・アメコミで
女性同士の友情や対立を描いた作品をご紹介>
 
ちなみに、どっちも映画化されてますよ!
 
まず、右の『ゴーストワールド』は
女の子の友情モノの金字塔でしょうね。
 
幼馴染コンビであるレベッカ、イーニド
どちらもサブカル系なんだけど、
レベッカのほうが現実適応能力あるので
さっさとカフェに就職して、コミック版では2人と
仲の良かったジョシュとも付き合う。
 
イーニドは「ここではないどこかで自己実現」の夢があって
それゆえに街を去っていく。
(ラストシーンは街を去るのか、自殺の暗喩なのか曖昧で
2つの解釈に分かれています。)
 
右がレベッカで左がイーニド。
レベッカのほうが異性ウケが良い。
2人は友達。
 
イーニド、ニワカサブカルをバカにしてますね。
サブカル系のプライドの高さは
日米共通のようだ・・・

「自分は特別」という自意識が
イーニドの進路選択を混乱させているのです。
 
最後のシーン、すごく悲しいです。
レベッカはジョシュと付き合い、ふつうにオトナになっていく。
イーニドは厨二的価値観の中に取り残されて・・・
最後は、亡くなった後の亡霊として描かれている
かもしれない。そこらへんはボかしてある。
 
一方、スコットピルグリムは、
男子を巡る抗争が描かれていますね~
こんな感じ↓
 
悪口連帯友情モードだな。
 
張り合いモードですな。
この記事と併せてお読みいただくと
理解が深まるかと↓
 
ちなみに、『スコットピルグリム』の映画解説は
哲学者ヘーゲルと絡めて
この記事で説明してありますよ☆
 
うーん、「張り合い」「悪口連帯」抜きで
友情が成立するとしたら・・・
「過酷な状況連帯」「趣味縁」とかになるかな。
「部活チーム縁」でも友情成立すると思うが、
どうなんだろ?
 
たぶん、同世代だと張り合いモードに
なりやすいので、
違う世代の女子友達のほうが
成立しやすいかも?姉妹連帯みたいな感じで。
イラストレーター高畠華宵の活躍した時代は
上級生と文通して半分友情・半分淡い憧れみたいな
友情文化が確かにあった。(少女小説にもよく出てきた)
 
あと、真剣に仕事している女性どうしが
お互いに「尊敬しあえる」のならば
仕事縁でも友情は成立可能だ。
でも、企業は男性中心社会なので、
女性のパイは少ないし、なかなかそれも難しい。
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ちなみに、今回ご紹介したアメコミはAMAZONで
購入可能です↓飾っておくだけでもKAWAIIよ
 
 
 

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