2013年2月13日水曜日

「オトナ女子」誕生!『InRed2013年3月号』

JB:あれからオトナ研究は進んだのかー?

私:まだまだ

JB:端的にオトナキーワードを羅列してみよう。
「余裕」「寛容」「経験豊富」「自己認識が正しい」
「自分の役割と立場の認識」
「身の丈を知る」
でも、いずれにしても、人生って中断で終わるんじゃないか?
ほんとにオトナの最終到達地点あるのか?

私:江戸にしては長生きすぎた絵師北斎ですら、
「もっと長生きしたらもっと絵が上達したのに的発言」
してますからね。
人生がすべて中断で終了、
次回戦に期待・・・なら輪廻を期待するしか・・・。
釈迦の場合、前世で飢えた虎に自分の身を投げて
食べさせてあげたおかげで、次回戦で成熟し、悟りを・・・。

JB:そんなのパンピーには無理な話ですよ。

私:一応、エリクソンが老年期の成熟について書いてた気が。
でも、エリクソンのいうような精神的に成熟しきった老人に
いままで出会ったことないのだがなぁW
ネイティブアメリカンの長とかならいそうだけど。
マズローの自己実現概念に手を出して調べてみようかと。

JB:うーん、詳しいことはわからんので、あとは任せた。

私:そういえば「オトナ女子」なる言葉が雑誌界で出てきたみたいだ。

JB:なんじゃそれ。

私:「女子」って、小学生の女子が「センセー!男子たちがふざけて牛乳こぼしました!」
って先生にチクりに行くグループのイメージじゃね?

JB:女子って、なんか小中のグループイメージあるなぁ。
女子高生だと女子っていうより女子高生って四文字セットだし。
女子大生も女子大生であって女子と大生は分離しないよね。

私:いや、もう女子の言葉の定義がよくわからなくなっているので
JJでは「大学生ガール」という名称にしてしまったようだ。
つまり、女子は
「本来もう女子っていう年齢じゃないけど女子だった頃の心を忘れない」
っていう意味も含んできたので、もともとの女子っていう言葉は
しかたがないから「ガール」っていう言葉に置き換えられたようだ。

そして、本来ありえないけど・・・女子、っていう意味の「女子」に
「オトナ」をくっつけて「オトナ女子」が完成。
「コンピューターおばあちゃん」以来の衝撃じゃないか?
「コンピューターおばあちゃん」は明治生まれだからねぇ。

 もう、「はぁとふる売国奴」とか「餃子王子」とか田中圭一先生のネタみたいだ。

オトナ女子ってたぶん、
 「社長!男子たちがふざけたせいでプレゼン失敗しました! 100億の損失です」
みたいに言いつけに行くんじゃないかね。

 JB:たぶん、全然違うと思うけど、
そのオトナ女子ってどこに出てくるんだ??


私:ジャーン!この雑誌だ!!
以下は、私のInRed2013年3月号の
  感想になります。

*「オトナ女子」について・・・ 「オトナ女子」っていうのは、
うやら、InRedが世間の風当たりの強さを ものともせず、
推し続けた「30代女子」が進化したものらしい。
  創刊から10周年で誕生した新しい言葉が「オトナ女子」

*創刊が2003年3月。つまり10年前!!

  当時は30代だって旬のおしゃれを楽しみたい!という
「旬から降りるはずだけど、降りなくてもいいよ」的な
反骨精神に溢れる雑誌だったのだ。 (当時のアイコンはキョンキョンとYOU)

  *InRedをここまで引っ張ってきた
「30代女子」という 言葉が誕生したのが
2007年の9月号。



*そして、2013年の3月号でオトナ女子という言葉が誕生!



これは、なぜか??と自分なりに考えてみたところ

 たぶん、こんな感じじゃないかと・・・?

  1)30代女子は推したらイケる確信があったが
  40代で女子はさすがに無理だろ、と思っていたところ、
  「永作博美」という不老不死女神っぽい人がまだ女子っぽい!
(ジョジョの作者・小森まなみ・永作博美は波紋の呼吸を・・・)

  2)2013年になると、2003年創刊時からの初期のInRedの読者が
40代に入るので・・・いまも「30代女子」を全面的に推してしまうと、
初期からのディープな読者が 離れていく不安がある。

  3)40代でも女子っぽい永作をアイコンにして
  30代・40代前半と読者層広げる作戦なのでは?
まぁ30代、オトナ女子ということにしてあるけど
30代女子→オトナ女子という名称に変更したのには
幅を広げる作戦があるのでは。
(ただし、永作さんはホント特別な事例だと思うんだけど。
むちゃくちゃなことしても長生きしている
オジーオズボーンが特別な遺伝子を持っていることが
研究の結果わかってオジー遺伝子と名付けられたが
・・・ 永作博美も永作遺伝子があるのでは?)

4)永作さんの今号のコメントが凄い
  「私がおばあちゃんになるまで使ってください(笑)。
そんな長生きなインレッドを期待しております」
これは、冗談じゃなく「おばあちゃん女子」の誕生が期待できるコメント。

  5)ってか、女子って言葉を推さないと、
たぶん、女性は消費意欲失せる・・・。

「オトナ女性」だと、「しっかりしていて節約もできるイメージ」
「オトナ女子」だと、「いい歳してこんなに買っちゃった、てへぺろイメージ」
だからかなぁ・・・。 

6)あと、1990年代生まれはネット中心なので
雑誌信仰が強くない。
思春期に雑誌信仰に目覚めた
旧世代(30代・40代)を「女子」キーワードで引っ張らないと、
雑誌が売れないってのもあるのでは?
このまま突っ走って『いきいき』と『InRed』の合併を期待しています!
================================
 しかし、今号のInRedのメインは実はここではありませぬ。

 P201のくらたまの連載が面白い。
 「30代処女の増加」がテーマなのである!
 この記事によれば・・・

  *人口問題研究所の調査によれば 2011年のデータで
30~34歳で性経験のある女性は68.2%。
つまり、3人に一人は処女ということになる!

こうなると、本気でオトナ女子、オトナ乙女が
成立するのかもしれない。 これ、最近だけ増加しているのか?? 

という疑問も湧いてくると思うのですが
・・・ ちょうど、手元に比較データとなる文献ありました!! 
およそ10年前・・・2004年に出版された『大独身』という本です!
 表紙だけだとわかりにくいので、帯の画像を載せます!

およそ10年前は4人に1人の割合で、
現在は3人に1人の割合なのか~

(現在のデータは30歳~34歳に限っているので正確な比較ではないけれど)

ざっくりとですが、まぁ、オトナ女子、オトナ乙女、いやもっとえげつなく言うと
オトナ処女の割合は増加傾向にあるようです。


今号のInRedの連載だと、
こんなアドバイスが・・・
*「バージン」は喜ぶ男もいるから売りにすべき
*ただし、言うタイミングが重要
*まだ好きになってない場合だと「重い」と思われる
*真剣に付き合うようにあったらぜひ告げてみて

・・・だそうです。
 
いや、これはマジで「オトナ女子」という概念アリだと思いました。
10年前の『大独身』だと「30代処女恥ずかしい」という
感じがしたけど、いまでは少数派でもないし
「タイミングによってはセールスポイントに」という扱いに上昇している!
 
いま世に必要とされているのはananの「セックス特集」ではなくて
「バージンをどう扱うか」なんだな。
 
たぶん、性の早熟派は、30代では
サンキュ!とかLEE読んでいるはずなので・・・
奥手な30代女子はInRedでバージンをどうするか?について
悩むのだな・・・。
 
さらに時代を遡り・・・1992年に単行本化、
1995年に文庫化された以下の本を読んでみよう。
 
セカンド・ヴァージン症候群 (講談社文庫)

この本では、処女ではないことが、一応前提で
ロスト・ヴァージンしたけど、
全然オトナになれなかった、どうしよう?
という問題が
具体的事例を小説風にしたページと
分析ページで展開されている。

恋愛で「遊ぶ」、真剣な相手と「付き合う」が分断されていたこの頃
(バブル期のトレンディドラマの影響もあるだろうね~)
あえて「みそぎ」として、「SEXしない期間をつくる」という
ことがあったそうな。そしてそれに「症候群」付けてコンテンツにしたっぽい。

こんな座標まで載ってた↓
 
さて、また今号のInRedの話題に戻りますが・・・
P46~「オトナ女子」として
本誌に取り上げられている人物像6人
はこのような感じです。

1人目)ナチュラルな感覚を持つモデル
2人目)フラットな気持ちで書をしたためる書家 
3人目)きれいを生み出す美人女医 
4人目)柔軟さを身につけたアロマセラピスト
5人目)農業の素晴らしさを伝えるパティシエ 
6人目)自然と向き合うアートディレクター 

全員に個別のキャッチフレーズ

付いているところを見ると、


女性の生き方の多様性を認めるところが大切なのかな。


これら6人のロールモデルを見ると、オトナ女子という像が見えてくる。
 
「個性を活かした職業」×「オシャレ」

そして、既婚か未婚かは、ぼかしてある場合が多い。

LEEが「既婚であることが勝利」という価値観なのに対し

InRedは「どっちでもいいじゃない、自分らしくあれば・・・」というスタンスなのだな。

たぶん、InRedが30代女性誌No.1の座を勝ち取った背景には
「どっちでもいい」というスタンスがあると思う!

JJの「早めに売っておけ」
日経ウーマンの「なんでも完璧にやれ」
という一元的な価値観を捨てて

「30代の女性、いろいろな価値観あるから、どっちでもいいよ」
「ただしオシャレしようね」

・・・というユルさが読者層を広げたんだと思うんですよね。

リンネルにもこのユルさがあると思うんだけど、
ナチュラルを追い求めて、敷居が高くなり
ときどき上級者すぎてしまい・・・(リンネル最新号のコーデは以下)
手が届かない感じがする。
セーターをズボンにINは上級すぎる。
古書店経営のオヤジさんか、もしくは、このモデルさんしか似合わない。

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