2013年3月2日土曜日

『anan2013.3.6緊急!アンチエイジング特集』×『日本と中国の仙人』(岩田書院)

私:ひさびさに登場、幼稚園の同期JBです。
いやー、地元から離れていない
三十路独身女性コンビでお送りする対談、
生産性があるのだかないのだかわからん・・・。

JB:今度のテーマはなんだ?

私:いやはや、ここのところ、AKBの影響や
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/03/2013222.html
美魔女ブームもあって
「若さ=美徳」価値観が根強いだろー。
なんかひっくり返せないかと思って。
そういえば、JBって30歳くらいまで
中高生くらいに見えていたぞ・・・。(本当
この前会ったら、イッキに年相応になっていたが。
長い間、若く見られていたことで
なんか得なことでもあった?

JB:損はしてない。
ただ、お客さんに「若く見えますね」と言われると
上司に「若さは**さだ!」と罵られました。

私:それ嫉妬じゃないのかW

JB:どうだかな。ちなみに、若さが羨ましいのは体力面だけだぞ。
勢いがあるのも、羨ましいとも微笑ましいとも思えないし・・・。
職場の後輩はわりと早くから老けてたけど
時間が経って年相応になっただけで・・・。

私:若い頃老けてて、そのうち年相応になる現象あるある。
柴咲コウってデビュー当時18くらいだったはずだが
三十路に見えた。いまは年相応に見えるよ。

JB:いずれにしても、若いってそんなに得なのか?

私:女性って年取ると性愛の面で
「熟女」っていうマニア枠に押し込められるよね・・・。
しかもなんかネガティブな響き。
男性はいつまでたっても、マニア枠には入らないのに。
いや、「枯れ専」とかいう言葉もあるか。

この映画観るとよくわかるよ。
夫はどんどん渋みを増して「いい男」として認められていくのに
妻は「枯れていく」と思われる(というか思われてないけど
それを内面化してジタバタ妄想劇)
JB:うーん。

私:熟女枠に入りたくない場合、アンチエイジングに走るんだなー。

なんというか、人生の残り時間をロウソクに喩えると、
見た目若いほうがロウの部分が多そう・・・
残り時間が「多そう」に見えて 「時間」という財産
持っているような気になるんじゃないかな。
時間はお金で買えないけど、
お肌に高級クリーム塗って 「残り時間多そう」に見せることができますって
のがアンチエイジングなんじゃないの?

あと、日本の男性陣の多くがAKBを愛して、
サラジェシカパーカー的成熟をスルーしている傾向も
http://www.waja.co.jp/waja/celebrity/1.html 拍車をかけているのでは?

日本ではアンミカ受けないじゃん。

磨きすぎアンミカ派<女子マネージャー的ゆきりん ・・・だもん。

JB:アンミカ?

私:ユングの共時性が身体論の根底にあると、
そんなに身体の若さに縛られずに済むと思うんだけど・・・ http://riekonaito.blogspot.jp/2013/02/blog-post_23.html

ユングの身体論マニアックすぎるし、 「心とカラダはシンクロニシティ」って広めても、
誰得でもないし。

「見た目若い=美徳」って価値観だと 化粧品の会社も、
エステツアーも、ありとあらゆる業界に 利益が生まれるのだよ。

JB:世間ってそんなにアンチエイジング推しなのか?

私:特に、anan3月6日号が凄い!緊急らしいよ。

ノーモア映画泥棒のティアラさんが
アンチエイジング特集のメインの モデルに出ている!!
わかった・・・ノーモア加齢ってことですよね??
ティアラさん=ノーモア**系モデルっていうイメージなのか?

「ノーモア**系モデル」ってけっこう隙間産業ですよね。
ティアラさん、美人すぎて普通のドラマとか出にくそう・・・。
しかし、ティアラさん、年齢調べたら、けっこう若いじゃん・・・。


アンチエイジングに走る年齢じゃないような気も。
ティアラさんは「若い」「老けてる」とか超越して ただただ「綺麗な人」なんじゃ・・・。
そして婦人画報かと見まがうほどの高級クリームの記事が!
婦人画報なら、「豪華客船のランチ用スカーフ」の記事の横に
高級クリームが載ってても違和感ないけど、
ananだとなんか唐突に凄いものが載っている感あるなぁ。












そして、日焼けすると老けて見えるという 検証記事があるが・・・

これも、結局は、美白美容液の宣伝に繋がるのであった。

私:うーん、ananも凄いが、 アンチエイジングも究極まで行くと
永遠の若さ=「仙人」になるしかないのだが・・・。

JB:話跳躍しすぎだW

私:僕僕先生シリーズが流行した背景には アンチエイジング、
少女こそ至高というロリ志向があるんだよね。

僕僕先生:http://www.shinchosha.co.jp/bokuboku/

僕僕先生のキャラ: 屋根に座っている人物は、父親が着ているようなゆったりとした道服を身につけている。 盛春の青空の一角を切り取ったような鮮やかな青。 腰までありそうな長くてつややかな黒髪が緩やかな風になびいている。 そうして王弁の目がようやく陽光に慣れて目にしたその姿は、 まだ十代の半ばほどにしか見えない少女のものであった。――『僕僕先生』より

「10代の半ば=最高=ここで時間止まれ」という萌えオタ願望を
ものの見事に「仙人」という切り口でやってのけたな。
キャロルができなかったことをしている・・・。

シリーズ第六弾って・・・もはやロリ仙人も浸透してきたみたいだし。
美少女仙人って永遠に歳取らないので、AKBのように卒業もない。
日本のロリ魂にも適合してるんじゃないかな。

ananのノーモア加齢特集のモデルのティアラさんは
瞳の色も全体像も神秘的なので・・・
彼女を僕僕先生役にして『僕僕先生』実写ドラマ化希望!
ロリ仙人ブームくるぞ。

さらに・・・この僕僕先生のヒットの背景を掘り下げていくと・・・
「日本にも平安期に仙人伝説があった」っていうところに行きつくのよね。
この本がオススメだ。

AMAZONへ↓
松田智弘日本と中国の仙人
(岩田書院・2010年)

  
<以下はこの本の紹介です>
 
松田智弘『日本と中国の仙人』は
日本の仙人と中国の仙人を比較した稀有な書。
 
実は中国だけではなく、日本にも、仙人伝説があるのです。
 
 
本書『日本と中国の仙人』は日本の仙人が大集合している
平安期の書物『本朝神仙伝』に登場する
仙人伝説をわかりやすく整理している学術書です。

本書によれば、日本の仙人伝説はオリジナルで
中国の仙人とは交わっていません。
 
日本の奈良時代にも仙人への憧れはあったけれど、
平安期は実践(?)できるだけの土壌ができました。
公地公民制の崩壊http://rekishi.yoka-yoka.jp/e689827.htmlにより
自由に仙人を目指すことができたそうな。
 
*仙人のアンチエイジングぶり

日本の仙人伝説にも、
数百年に及んで若々しさを保った、という記録があるそうです。
『本朝神仙伝』によれば、「世俗との交わりを断つ」
「穀粒を食べないこと」が仙人になるコツなんだそう。
たしかに「世俗との交わりを断つ=ストレス軽減」
「穀粒を食べない=カロリー制限」と解釈すれば、
現代の科学的なアンチエイジング方法と比較しても矛盾しません。
 
*で、実際に仙人は存在したのか?という話

『日本と中国の仙人』の著者・松田氏は、
自然災害や人為的な災いを避け、
生命を保全したいという人々の強い願いが
『本朝神仙伝』の「仙人」という
「憧れの存在」に集約したのではないか、
と分析しています。
 
平安の世においても、現代日本においても、
人々は天災や人災に悩まされています。
「災いを避け、若さを保って長生きしたい」と
願う人の気持ちは、いつの時代でも変わらないものです。
=============================
 JB:結局何が言いたいんだ?

私:代日本のアンチエイジングブームも
同じことが言えるかも。

つまり・・・

平安の世のアンチエイジングブーム=日本で仙人伝説できる

 
現代日本のアンチエイジングブーム=雑誌で高級クリーム

 
僕僕先生シリーズ:現代日本のロリ志向
アンチエイジング傾向に仙人要素を持ち込みヒット


アンチエイジングブームは 肉体も精神も成熟できない
不安の裏返しじゃないのかなぁ。
平安の時代も都が混乱し、末法思想が流行したし・・・。

末法思想 http://kotobank.jp/word/%E6%9C%AB%E6%B3%95%E6%80%9D%E6%83%B3

自然に老いて、次世代に 託すことができないって苦しいよね。
まさに世も末かもしれん。

かつて釈迦が四諦を説いたのに、諦めきれない人続出。

四諦:http://kotobank.jp/word/%E5%9B%9B%E8%AB%A6

アンチエイジングブームに勝てるのは釈迦の教えなのよ。
でも、釈迦の教えを説いても、化粧品は売れないのよね。
まさに誰得という話になる・・・いや、寺得かもしれん。

ところで、このアンチエイジング特集のanan2013.3.6号
の江原啓之さんの 連載読むと
「彼のSMの性癖は前世に拷問をしていたせい」って
とんでもない方向に行っているので・・・
江原さんのスピリチュアルエッセイ→占い師のスポンサー付ける の流れを変えて
・・・ お坊さんが四諦を説く→寺院のスポンサー付ける(坊主バーとか写経ツアーとか)
のほうがまだ良くないかなぁ。
少なくとも「前世とSM」のネタのスピリチュアルエッセイよりは
なんとなく救われる感じがするのだが・・・。

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