2013年3月11日月曜日

池上良正『死者の救済史』

http://riekonaito.blogspot.jp/2013/03/blog-post_10.html

↑この記事で儒教→シャーマ二ズムが起源→日本のシャーマン
→そして親鸞の夢のお告げの話→実は日本の仏教はシャーマニズムと
関係がある!!

・・・・・というところまで来ました。

もはや、最初は元ヤンキーの話
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/03/blog-post_9.html
・・・だったのが、遠い過去の話のように思えますが
数日前ですW

日本の仏教とシャーマンの関係性を
調べるには池上良正先生のこの本を推薦します。



この本のP196~

1)日本の仏教の祖師や聖人とよばれるような
著名な高層たちの伝記のなかにも、数多くの
「憑依」体験を見出すことができる。

2)ましてや日々の暮らしのなかで一般民衆と深く接触した仏教者たち
たとえば「沙弥」「持経者」「行者」「ヒジリ」とよばれた層(高層ではない層)
の活動に目をむけると・・・・・・・

3)「仏教的世界」「巫者的世界」は建前ほどわかれていません。
むしろ融合している。

4)ここで池上先生の鋭い指摘が出てくる。
昨日の本では「夢」をそのまま「夢のお告げ」と解釈していたが
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/03/blog-post_10.html

池上先生は「夢」は字面通り「夢」ではなく
トランス状態のようなのものなのでは??とツッコミを入れているのだ。

5)平安後期にまとめられた『法華験記』や各種『往生伝』などでは
夢とは意図的なものから偶発的に見てしまうものまで(臨終の際に見るものも)
各種さまざま取り揃え

6)だから夢=寝てるときに見るってことじゃない。
本人の意識がハッキリしているときに見た「夢」も記載されている。
いま風にいえば「変性意識状態」のときに見たり聞いたりする「何か」のことも
含まれるのだ。

7)そもそも平安期には「眠る」という言葉もいまと違っていた。
「心を静めて瞑目した状態」という意味で使っていた書物もあった。

ここで、性空と遊女のエピソードが出てくるんだが・・・

冷静に考えるとツッコミどころがいっぱい!

*ヒジリの性空、普賢菩薩に会いたくなる
*夢のお告げで神﨑の遊女がその応現であるとわかる
*性空、遊女に会いに行く
*ここで性空こんな言葉を・・・

「眠りて掌を合はする時、件の長者普賢の貌を応現す」るが、
「目を開く時は、また元のごとく女人の貌となり」―古事談3巻95話

えーーーと。

私が思うに、このお話・・・「ヒジリが性欲に負け、遊女のところへ」
「遊女を菩薩だと言い訳」・・・・という流れに見えますが・・・。
私の邪推でしょうか・・・?

とにかく、シャーマニズムと仏教は密接な関係にあったことは確かですな。

この本のP8の一文に集約されていると思います。

「日本にはそもそも祖先崇拝やシャーマニズムの堅固な基盤があった。
だからそこに流入した仏教も、結局はそうした基盤に妥協し、
吸収されざるをえなかった」

おもしろいのは、池上先生は反対側からも考えていらっしゃるということだ。

「祖先崇拝やシャーマニズムが華やかに開花したのは、
外来の宗教や思想に育てられた結果なのだ」とも。

<私のコメント>
こんな風に考えるといいかも。

日本むかし話風に聞いてください。

むかしむかし・・・
あるムラに、もともと小売店的なシャーマンがいっぱいいました。
そこにイオン様(仏教の力)が!!

ムラビトは困りました。

イオン様(仏教の喩えね)のお力は避けることができない・・・
しかし、わしらはシャーマンの力なしでは先祖崇拝が
できんのじゃ・・・

そこでイオン様は考えました。

そうだ、食料品のところはイオン(仏教)グループ直営だけど、
専門店街のスペースに小売店(シャーマン)入れてやろう。
共存共栄だ!

その結果、シャーマンの精神性は
イオンの傘下の元(日本の仏教のことです)
代々継承されていくのでした。

仏教をショッピングモールに喩えると、なんだかバチあたりで
申し訳ないのですが・・・
わかりやすい喩えが他に思いつきませんでした。すみません。

シャーマン要素あってこその日本の仏教なのか、
日本の仏教あってこそのシャーマン要素なのか、
どちらなのかもはやわからない・・・
ということをわかりやすく説明するために
イオンの喩えを出したのです。

日本の各宗派が分かれているのも
イオンを頭に思い浮かべるといいかも。

小売店のラインナップ、イベント要素、経営方針は
各店舗で「色」が違うんですよね。
各店舗で「物語性」も違うし。

たとえば、イオン大曽根は「スイーツフォレスト」を入れてドリーミーな感じに。
イオン熱田は「昭和ノスタルジー」の街のテーマパーク要素を入れた。
イオン岡崎は百貨店を繋げてショッピングモールを格上げ。
イオン東浦はイベント(祭要素)を盛んに行い、地元の人たちを呼び込む。

日本の仏教も基本、シャーマニズムを傘下に入れて
いるけれども各宗派で「特色」が違うのです。

各宗派、他界観も違うので、お葬式の儀礼も違います。

お葬式の儀礼の違いは・・・私の本に書いてありますので
それをお読みください。
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/02/blog-post_21.html

結局、自分の書籍につなげてしまって申し訳ない・・・。

えー、私の本で日本のお葬式について
理解を深めていただいたことを強引に前提とし、
次回は「世界のお葬式」の話題に移ろうと思います!



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