2013年5月16日木曜日

ジェイコブ・バーネット君の存在×『なぜかれらは天才的能力を示すのか』×アスペルガーという名称が無くなること

ジェイコブ・バーネット君が話題になっていますね。

まずは、ここでバーネット君の凄さを・・・
http://www.huffingtonpost.jp/2013/05/14/story_n_3270871.html#slide=2103785

14歳の少年のIQが170ってことも凄いけど
なにより彼は愛らしい。
あと、社会性も兼ね備えた人物のようです。
しかもこの年で社会貢献や起業まで・・・
この子の出現で世界が変わる可能性まで出てきたようです。
 


バーネット君の伝記的映画も計画されてるようで
これは楽しみ。

ただ、このニュース記事を読んでいると
「アスペルガー症候群」って言葉が一人歩きしていますが・・・
この言葉、もう無くなりますわ~。
ASDという名称に統合されるそうです。

参考ニュース記事:http://qq.kumanichi.com/medical/2012/06/post-1971.php


バーネット君の出現と、アスペルガー症候群という
定義の消滅が重なったのは偶然ではなく
必然のような気がする。

以下も参考に
http://kotobank.jp/word/%E8%87%AA%E9%96%89%E7%97%87%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%A0

ちなみに、かつて言われていた「アスペルガー症候群」の
定義は以下の新書でわかる。
 
岡田尊司『アスペルガー症候群』での分類は以下

1)積極奇異型:いわゆるKY。小さい頃は「面白い子」
そのうち周囲から浮く。おしゃべりで知識ひけらかす。
2)受動型:おとなしい。自分からは動かないが
周囲から話しかけられると、友好的。
おとなしくて優しい子。
3)孤立型:関わりを求めてもそっけない。
内面が豊かでも気づかれない。
 
・・・・・・バーネット君の動画観ると
どれにもあてはまってないような。
(努力によって克服したとされているが)

あえていえば、彼のケースは
アスペルガーの中でも
サヴァンとされている人たちの中で
さらに社会性を獲得した稀有なケース・・・
いや、サヴァンもアスぺも定義がなくなり
ASDに統合されるのは正解っぽい。
自分は専門家じゃないから、
ツッこんだことは言えないだけど
分類しても良いことないかも?とは思っていた。

サヴァン、アスぺ、とかレッテル貼ることで
枠から出られなくなる可能性がかつてあった。

この子はサヴァンだから***、
アスペだから***、と
分類するのはナンセンスだったような。
個別の「人」を見ずに
診断結果を重視してしまう
該当者の可能性を潰すカテゴライズだったかも。

ちなみに、どんな存在をサヴァンとするのかは
諸説あるけど、J・ラングドン・ダウン博士が
定義したこの定義が良いかと・・・?

「精神薄弱でありながら特殊な才能をあらわす子供で、
その才能は育て方によってはきわめて高度に達する可能性がある」

この定義、どこに載っていたかと言えば以下の本に載ってた。



ただし、この本に載っていた事例では
 育て方によってはきわめて高度に達する可能性がある・・・
に留まっているので、自閉症スペクトラムの中に
あるひとたちの「可能性」が示唆されているに
過ぎなかった。
(この本が素晴らしいのは
サヴァンのイメージそのものを
変えよう・・・という問いかけを結論にしたこと)

この本に示唆されていた
「可能性」が開花したのが
バーネット君かな。
 


バーネット君の場合、2歳の時、
中度から重度の自閉症であると診断され、
「彼は一生会話をしたり、文を読んだりすることができない可能性が高く、
基本的な日常の活動を一人で行えるようにはならない」だろうと告げられたそうで、
そのバーネット君が14歳で大学院生になったってことは
サヴァンの枠組みに入りそうでもあり、
社会性を獲得したアスぺにも見えるけど、やはり
結局「努力をして自閉症スペクトラムの弱点を克服し長所を伸ばした人間」
という言い方が適切だと思う。

かつてはサヴァンのイメージはレインマンのイメージがあったと思う。
レインマンのモデルになった人物は実在のキム・ピークね。
 
ダスティン・ホフマンはキム・ピークに会って
演技に取り入れたので これは単なる演技じゃない。

ただ、過去のサヴァン症の場合は 何かに特化した才能だったと思う。
キム・ピークは記憶で
テンプル・グランディンは動物関連の研究。 (おもに家畜の生活圏に関わるもの)

ただ、それぞれ弱点があって、キム・ピークは精神年齢が幼い。
レオナルド・ダ・ヴィンチも実は弱点があって
外国語習得が苦手だった。
(あと、レオナルド・ダ・ヴィンチは「何考えているか
わかんない伝説」が多々あった)
アインシュタインは長期記憶が凄い天才だけど、
短期記憶が弱点だったはず。

というか、過去の天才少年のイメージだと
精神が未熟のままでチヤホヤされてダメになる、
同年代の友達もできない等の弱点があったけど、
(映画『リトルマンテイト』が過去の天才少年のイメージ)
バーネット君は同年代の友達とも
大人とも付き合える協調性があるみたい・・・。

ここにきて、バーネット君が「自閉症スペクトラム」の枠を超えて
「人の新たな可能性」を示唆しはじめたのでは。
彼は過去のどのカテゴリにも属さないことで人を
精神医学でカテゴライズすることの無意味さを証明したし、
彼は、下手したら宇宙の謎を解くかもW

宇宙の起源をこの少年が解いたら、
哲学・宗教・科学・・・ありとあらゆる分野を変えるだろうし
世界変わるかも。

レオナルド・ダ・ヴィンチの人気が現在も衰えないのは
「天才」って存在が人の新しい可能性を見せてくれるからだし、
そういう存在をリアルタイムで動画でシェアできる時代になった
ってことは素晴らしいことだと思います。

もし、レオナルド・ダ・ヴィンチが現代に生きていたら
ミケランジェロと「TVチャンピオン壁画王選手権」に出てただろね。
最終決戦の舞台は銭湯の富士山を描く対決。
そこにタイムスリップした阿部寛が・・・。

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