2013年6月26日水曜日

【大久保佳代子という最強共感軸スターがオシャレな雑誌に降臨】『GINZA 7月号』(マガジンハウス)

日本におけるガールズカルチャーの流れをコラムにまとめ、
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/06/blog-post_25.html

雑誌批評怪人☆内藤としての仕事も一段落し・・・・・・・・・
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/06/15.html
しばらくはここらへんに触らなくても良さそうだな、

と油断していたのですが・・・・・・

マガジンハウス『GINZA7月号』が凄いコトをやっているので
触れないわけにはいかないのです。

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凄いこと・・・というのは、雑誌の顔とも言える巻頭の
インタビューになんと
大久保佳代子さんを持ってきているということです。

オサレな雑誌なのに
巻頭インタビューページが
どこかの会社の社内報に見える!!
大久保さんパワー凄い!










「この会社に勤務して20年。
朝は誰よりも早く出社して、
お花のお水を替えています」
・・・・・・・・と勝手に妄想脳内社内報が繰り広げられるような
そんな写真です。

実はGINZAに関してはいままで
「銀座の本」か何かだと思っていて(←愛知県民の先入観)
未読でしたが、「実はサブカル系」という噂を聞きつけ
読んでみたら凄いことになっていたというわけです。

『GINZA』初見の印象はこんな感じ・・・・・・

1)サブカル系の雑誌で
アーティスト系の写真で目が肥えまくった
雑誌信仰世代を惹きつける妖力がある。
(注:デジタルネイティブである1990年代生まれは
雑誌信仰が無いため・・・現在30代40代の雑誌信仰世代を
引っ張る雑誌が必要となってくるが、そのニーズに合致している)

雑誌信仰世代はさまざまな雑誌を渡り歩き「目が肥えている」が
この雑誌は、その世代も満足できるかと思います。

ファッションのページがエッヂの効いた
アーティスト系写真になっていて
「オトナが楽しめる絵本」と化している。

2)雑誌と共に育ち、
キューティが本当にオサレで先鋭的だった時代を経験した
30代女子にとって
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/11/vscutie201212cutie.html

「編集部の意図していることは分かるんだけど
それに乗っかり続けるのはちょっと辛くなってきた・・・」雑誌が多かった。

そんな中で肩肘張らずに読めて
しかも、アーティスト系の写真も楽しめて
読み物としても成立している・・・のがGINZAなのでは。

たとえば、『InRed』に関しては
「30代になっても女子女子言ってくれるのは嬉しいし
付録も付けてくれるのは嬉しい」気持ちもありながら
「とはいえ永作さんにはなれないです」という感じがあった。

永作遺伝子:http://riekonaito.blogspot.jp/2013/02/inred.html

あと、ananに関しては、以前に
「大久保佳代子さんが読んでそうな雑誌になっている」と
書いてしまった・・・・・・・・・

大久保さん読んでそうな号:http://riekonaito.blogspot.jp/2012/12/anan20121212.html

3)・・・・・・・・・・・・じゃあ、いっそのこと、
巻頭インタビューが大久保佳代子さんだったら
雑誌信仰世代の共感を得ることができるのでは?
とチラと脳裏によぎった覚えがあるのだが・・・・・
さすがにそれはないな、と思ってたW

そして、イザ本当に大久保さんが巻頭インタビューになっていると
必要以上に動揺してしまったW
『GINZA』7月号の巻頭インタビューの大久保さんのプロフィールは以下。

えーと・・・・・・・・

大久保さんと光浦って2人とも愛知県民だったんだよねW

このインタビュー、大久保さんの人生が
ものすごく綺麗にまとめられていたが・・・

私の脳内HDにはこんな大久保伝説があるぞ。

*オアシズ時代に男性を巡って相方・光浦と揉めたエピソード

*メチャイケでは、光浦がメジャーで
大久保さんは「元相方」ポジションだったはず。
(準素人的なマイナー感が面白かった)

*メチャイケで「糠ミソ」に漬かってたことがあった。
女芸人とはいえ、あそこまでできる人はなかなかいない。

*芸人デビューしてもテレアポの会社でOLしていた。

*光浦がメジャーになりすぎ、手芸などの技を連発「実は凄い器用」
であることで共感軸からズレてしまったため、
大久保さんのマイナー感が光りはじめた気がする。

*と、同時に、大久保さんが痩せてキレイになりはじめ、
(彼女のスタイル維持と小顔は美容マニアも評価できると思う)
OLとしての実績とか企業で身に着けた社会性が自信になったのか
「マイナー感のある玄人」として引っ張りだこに・・・。

*メジャーマイナー感って実は凄い貴重。
メディアに出始めると、アッという間に失われてしまうものなのに
大久保さんに関しては長いOL生活のせいか
それが失われることがない。

 ===========================

GINZAが面白いのは、
「共感軸」と「夢」を同梱しているところだ。

==GINZA7月号共感軸記事==

1)大久保さんを巻頭インタビューに
そして、女子のロールモデルとして据えている。

共感軸で美の基準を動かした事例は以下に
書いたが・・・・・・(モデルのはまじ)
共感軸も、ホントに心から共感できる範囲になってきて
嬉しい感じがします。

ネット一般化以降、イチ抜けた宣言や
ファッションリーダー的立ち位置が
反感しか買わなくなってきた現在・・・

負けキャラを極める=最強伝説

・・・・・・だとしたら、大久保さんこそ
2013年の女子の星なんだと思う。

2)お相撲の知識
P163の「まわし締め方イラスト」は吹いた

3)ベルばら手帖

4)10年以上、こじらせ女子を共感軸で
引っ張り続け、メディアに出続けた
辛酸なめ子氏の映画コラム
(ただし、なめ子氏は実は
もはやセレブ枠になってしまっていて
かつての異様なルサンチマンパワーは無い。
共感軸ではなくなっているので
やはり共感軸の嵐の目は大久保さん・・・)


==GINZA7月号 夢☆軸記事==
1)サブカル系雑誌の華だった
モデル太田さんの現在

2)おしゃれスナップ&
海外モデルの写真で目の保養ができる

3)サブカルの夢を投影できるガールのイマココである
「点子ちゃん」の特集がある!

点子ちゃん、実はエルガールで初めて見てから
ちょっと気になってたんだよね・・・しかも16歳。
これからのサブカルの夢を背負えるキャラだと思います。
アート系だしね。日舞とか習って
基礎を固めているところも好感が持てます。


==============================
<今回の私なりの結論>

ゼロ年代初頭から始まった
雑誌付録祭りに関して・・・
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/12/blog-post_20.html

http://riekonaito.blogspot.jp/2013/03/317.html
「本当に雑誌を愛し、思春期を共にした雑誌信仰世代」は
「この10年で付録がクローゼットに貯まったのでそろそろ読み物として読めるものを」
・・・・・・・と思ってきたと思う。
以下、内藤の私物です・・・・・貯まったポーチなど


かつてだったら、婦人画報にシフトするべき
年齢になってきていることは
わかっているんですよ・・・・・・自分でも。

婦人画報が読み物としてクオリテティ高いことも知っているし
歌舞伎とか漆とか伝統系の記事も
盛り込まれている教養誌であることも知っている。

ただ、酒井順子『負け犬の遠吠え』以降、
和物の伝統系に手を出す=酒井順子が言っていたキャラそのもの
になってしまうようで、そちらに行き辛くなった。

私が10代の頃、「年齢を重ねたら自然に演歌が好きになるものかな」
と思っていたら、やっぱりレッチリとかマキホルとか聴いている自分がいて
「やっぱり趣味ってそうそう変わんないよな」
・・・・・ってやっと気づいたこの頃。

「年齢を重ねたら、自然に婦人画報読めるようになるのかな」
と思っていたら、やっぱり若い子の読む雑誌読みたいし
でも、若い子の読む雑誌を本屋さんで買うのは恥ずかしい
・・・・・・・と気づいたこの頃。

30代女性が
かつて10代の頃に嗜んだ
「本当に個性派だった頃のキューテイ」
「サブカル雑誌のアーティスト系写真」
のテイストはそのままに・・・・・

いまの30代40代が年相応に楽しめる
「力士ネタ」という和物の教養情報も載せ、

共感軸の大久保佳代子さんを巻頭に持っていき、
夢と共感を同梱で
堂々と買える雑誌に仕上げたものが
『GINZA』であると思います。

『InRed』が女子ネタで引っ張ってくれるのが
「こそばゆい」感じになってきたので
等身大・年相応で、なおかつサブカルの夢を見られる『GINZA』が
面白いかもしれません。


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