2013年6月5日水曜日

松田龍平とエヴァンゲリオン

前回、松田優作ファミリー劇場のブログ記事を書いたら
予想していたより反響がありましたので
波が去る前に第二弾書きます。

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松田龍平のファンの方が意外と多く、
おお!と思いましたので、
ここは翔太氏よりも
まず龍平に着手せねば・・・。

龍平のデビューはいわずとしれた
『御法度』であります。

この映画は劇場で観て、さらにDVD買いました。
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この予告編観てもわかるように・・・

大島渚が全人生の人脈と培った感性を全投入して制作している!
いま思うと、この作品、凄い。1999年の映画なのだが・・・
「これからBL祭りになることの予言的映画」

(まぁ、もともと日本の武士の衆道は有名なので・・・菊花の契りとか・・・
日本のBL祭りは原点回帰っちゃー原点回帰か)

「松田龍平に天性のものがあるので、ビートたけしや
崔洋一、サブカル界で絶大な人気を誇った浅野忠信など全力投入して
最大限まで龍平を盛り立てることが
日本の映画界の未来を切り拓くこと・・・
を確信して13年ぶりに映画を撮影したこと」
 
究極のサークルクラッシュとしての御法度

などなど、大島渚って凄い人だな、と今気づくのであった。

ここで松田龍平の妖力に魅せられた20歳のワタクシ・・・
これ以降、龍平氏の映画は劇場で観ることにするのだった。

青い春もシルバー劇場で一人で観たな。
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この映画、重要だったんだ。

ってのは、龍平を主役にして
サブを誰にするかっていうときに新井君が発掘され
その後日本には欠かせないDQN役として
新井君が息の長い活躍を見せている。

新井君の「地方のガソスタ副店長」の空気って狙って出せる
ものじゃないし、いざ地方のリアル副店長に
俳優をやれと言ってもいきなりできないので
新井君はこれからも、このありそうでないポジションで
一生やっていけると思われる。
 
彼のDQN性が本格的に開花したのは
『赤目四十八瀧心中未遂』の届け人の役では。
あの役が新井君のポジションを決めた気がする。

面白いのは、翔太氏の
『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』にも
先輩役として新井君が出ていること。
どこか非現実的な美貌を持つ松田兄弟の出演する映画に
リアリティを与える必須要素として登場する新井君。
松田兄弟と新井君の関係は切っても切れない。
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この映画、あんま話題になってない気がするけど
多部ちゃんの新しい面出しているし
最後の宮崎将の呟く
リアルな若者の実存主義シーンは邦画史に残る。

ロードムービーの歴史も塗り変えたシーンであろう・・・。

しかし、『青い春』で完全に松田龍平ファンになった私は、
劇場に『恋愛写真』を観にいき
そこで広末の相手役というポジションの龍平氏を観て
「なんでこの役なのか!龍平の妖力だいなし!」という
イライラを募らせるのであった・・・
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しかも、この映画、美味しいところを全部、小池栄子が持っていき
龍平の存在感まで喰われてしまうという事態で終焉・・・
なんでこーなるの?
龍平になぜリア充の役やらせるのかー!

というモヤモヤで胸がいっぱいになったときに
サブカル誌がついに
やってくれた・・・
2003年の8月号『H』です。
 
なぜかリア充寄りの恋愛映画に駆り出された龍平氏、
反動なのかどうなのか、オタク気質を全開に。
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ここでオタとしてのポテンシャルを開花させた龍平、
独特の存在になっていく。
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さて、『御法度』以後、
松田龍平の「妖力」をうまいこと
作品化したのが塚本晋也監督だったような・・・

でもその世界観をhitomiが・・・いや、何も言うまい。
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ドンピシャの役が来たのは
サブカル系の雑誌メンバー総動員の『乱歩地獄』
これも一人で劇場に観に行った。
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しかしながら、ゼロ年代の後半から
年齢とオカルト美少年っぽさのバランスがとれなくなり
混迷の時代に・・・
翔太のサヴァイブ系に押されっぱなしであった。
(注:一方の龍平氏はその頃、趣味でサバゲやってたはず。
このマイペースさが10年代に入ってから+に転じる)
 
そして、流れが変わったのは10年代に入ってから。
 
時代の「肩の力抜けた感」と
『探偵はBARにいる』の
「空気のようだけど、一周まわって凄い存在感である龍平」が
シンクロしはじめ、
「あれ?松田龍平が新しい」と
気付く人が増え始めたのでは・・・。
 
しかし、松田龍平デビュー→<独自の道>→現在に至る
 
・・・までに欠かせないのがエヴァとのコラボ企画なのである。
 
彼のサブカル傾向を活かした
あの企画は松田ファミリーの歴史にもエヴァ史にも残る。
 
オシャレなサブカル誌がエヴァを取り上げて
「オタク」の意味が転換したターニングポイントでもある。
 
90年代版エヴァを語らずして、龍平は語れない。
 
次回は、90年代エヴァ→2012年のエヴァQの変容と
松田龍平の変容をシンクロさせる
 
新世紀 エヴァンゲ龍平
 
という記事を書きます。という謎の予告で次回へ・・・
 

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