2013年6月16日日曜日

安西信一『ももクロの美学』VS工藤静香VS保田圭VS蒼井優VSさしこ

きゃりーぱみゅぱみゅについて
の考察をしてきましたが、
その流れで
ももクロについて考察してくれと
リクエストが来たので
いままで全然知りませんでしたが
なんとかしてみます。

えーと、まずはももクロの
PVをご覧ください。
(以下動画スマホで見れない場合はPCで)


これは凄いなぁ・・・


心技体とはこのことですわ。


これを見て思い出すのは、かつてのアイドル。

おニャン子クラブのぐだぐださが
許容されてた時代って何だったんだ・・・。
(以下動画スマホで見れない場合はPCで)

私の脳内にあるアイドルのイメージって基本これだぞ・・・。


カワイイ、努力しなくても美味しい感じ、ぶりっ子、聖子ちゃんカット。


そこに工藤静香が謎の「気合い」をアイドルに入れた。

私は工藤静香がももクロのルーツに見えるんだけど・・・

日本の文化はオタクかヤンキーかどちらかに大別できるんだけど
ヤンキーとアイドルを本格的に繋いだのは工藤静香だったんでは。

(以下動画スマホで見れない場合はPCで)

私が初見で、ももクロに抱いたイメージは
工藤静香的な謎の「気合い」です。
でも、オタク要素を散りばめており
オタクとヤンキーとアイドルの三位一体がモモクロに見えるなぁ。

そこに 「よさこいソーラン」的なチームワーク、
さらに体育会系の根性、 プロのダンスの技術、
 命をかけた職人の技、
保田圭のようなハングリー精神を持っていて、
なおかつとてもカワイイ。

 ・・・いや、人類って進化しているなぁ、という印象。


 保田圭でアイドルの意義が少し斜めにズレたという
 印象(全力でがんばっている人類を見ていると
がんばることの大切さを教えてもらえる) を持っていたが、
そこから さらに跳躍しているなぁと思いました。

 ももクロは人類の進化を確認するアイドルってことなのか。

 不思議ちゃんとかでキャラとかハッタリ効いた時代はたしかにあったと思う。 

でも、YOUTUBE一般化以後、 さまざまな過激な動画の刺激に人類が慣れてしまい、
 またメディアの発達により 視覚に贅沢をさせる習慣がついてしまったため、
過激でかわいく、全力以上で凄すぎるアイドルってのが 必要になってきたのかなぁ。 

需要のあるところに、供給が生まれる。 逆に言えば、ももクロが出てしまった現在。
次のアイドルはどうすれば顧客を満足させることができるのか?
というテーマを講義の課題とさせていただきたいと考えています。 
ちなみに、私は以前、ハンドボールのプロモーションについて
漫画化を推していましたが、

  http://riekonaito.blogspot.jp/2012/06/blog-post_8960.html 

ハンドボールと「ももクロアイドル的」なプロモーション、
相性が良いと思うんだよね・・・ 海女×アイドルがありえるんだから
ありだとは思うんだけど。 

========================

さて、自分の脳みそに限界が来たところで
いったんは考察本に頼ります。 
今回ご紹介する本は
東大准教授が書いたももクロの分析本。 いろんな意味で凄いなこれは・・・
(ちなみに、この本は工藤静香には触れていないけど
 オタクとヤンキーのハイブリッド化と「ももクロ」の関係は
 P199に載っている)



この考察本で、面白いと思った点は
青春ガールズムービーの流れとももクロを並べていること。

これ、当たっていると思う。
(東大准教授に上から目線で「当たっている」とか
 コメントしてしまってすみません)

この本では映画『フラガール』
がももクロのルーツとして挙げられている。

<以下、上記の本を
 ふまえた私のコメント>=====
フラガールって、蒼井優の存在意義がわかった1本だった。

蒼井優、見た目はふんわりファーファで
岩井俊二監督の映画のイメージがメインだけど
デビューがアニーなんだよなぁ・・・。

がんばりすぎる子役のイメージ、アニー。

もともとど根性子役の出身なのに
雰囲気美人的な立ち位置かと思わせておいて
実は隠し持っていた才能で
「ものすごい努力した蒼井優」という感動を人々に与えた。
(以下動画スマホで見れない場合はPCで)

以前、蒼井優は不思議パワーで美の軸を動かしたと
わりと暴論を書いてしまいましたが
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/01/blog-post_3.html

本当に動かしたのは
「努力」と「才能」かもしれません。
いや、もともとも凄いカワイイと思うんですが
王道ではなかった。

それを「誰もが認める美」まで持って行ったのは
「フラガール」の背景に「本当にがんばった蒼井優」ってのを
感じたからでは。そしてがんばりが分かりやすく
表出するのは「ダンス」だなぁ。

そういえば
女性アスリートがアイドル扱いされる流れが女子柔道、
ビーチバレー、バトミントンを通してあったんだけど
アイドル扱いになって本当にアイドル的な動きになっていき
観ている方が覚めてしまう流れができていた。

ビールのCM、熱愛アピールなど
「いや、それは求めてないよ」という
ところへ登場したのが卓球の四元さんのコスプレ。

http://riekonaito.blogspot.jp/2012/07/blog-post_20.html

アスリートがアイドルになって本意を忘れる流れに醒めていたところに

「だったらアイドルがアスリートになれば感動できる」
(注:進撃のくまこさんからアイドルとアスリートの繋ぎ目は
パフュームという説を教えてもらった)

という逆転の発想で人を感動させたのが

青春ガールズムービーであり、またももクロだったのでは。

というか、ハーフ人口が増えたり、美容技術が上がり
カワイイだけじゃ全然感動できなくなってきた現在・・・

カワイイ女の子がみんなでがんばる物語というところまで
ハードルが上がってきているのよ・・・

ASAYANでモー娘の合宿物語で感動できた時代もあった。

電波少年の松本明子がアラファト議長とチェリッシュをデュエット
するシーンで感動できた時代もあった。

綾瀬はるかのダイエットに感動できた時代もあった。

しかし、ももクロがまだ感動のハードルを上げている気がする。

そして、ももクロ的な空気をアニメにすると『ガルパン』になるのでは。

KAWAIIを最大値にして、努力を最大値にして
しかもチームワークの感動を最大値にして
アイドルのももクロと
アニメ『ガルパン』ができた。

じゃあ、その次に感動できる物語としたら何?といえば
地方に飛ばされたアイドルがねじれ国会的支持で
センターになる「距離」と「ねじれ」の物語。
さしこがセンターになるのは必然だと思われる。

さしこセンターはリンチ監督の映画くらい
ねじれているのだ・・・。

ディヴィットリンチ監督の映画は
極限まで捻じれて『ストレイトストーリー』で一直線になったことがある。
(以下動画スマホで見れない場合はPCで)


だから、さしこの次は何が来るのか?といえば、
ストレイトストーリー的なアニメとアイドルなのでは?と思います。(予想

結論:現在、ねじれ国会。極限まで捻じれたので、次はきっと王道回帰。

===追記========

ツイッターでmizさんから
「ソニンがその間に挟まる」という指摘が!

まさしくその通り。

ソニン、すっかり忘れていたけど、本当にがんばるアイドルとしてソニンいた。
 
=======追記その2============

その後、ツイッターで、はやひでさんが
「少年ジャンプでやらなくなった友情・努力・勝利」の
ニオイがももクロに移行した説を!!

これは凄い。

たしかも、少年ジャンプ=腐女子のネタ本になってしまった現在、
ジャンプの機能はどこにあるのか?
という疑問を持っていたのだけど
「ももクロ」だったのかー!

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