2013年7月31日水曜日

【どくしょさんとの対談】日本総トキワ荘化・・・・・だからこそ面白いかも

さきほど、ツイッターで「どくしょさん」と
鷹の爪第15話・16話に絡めた「自分探し2.0」について
お話してたのですが・・・・・・・
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/07/2016.html

どくしょさんがむちゃくちゃ鋭い。
どくしょさんから「自分探され」という言葉が出てまいりまして
俄然面白いことになってまいりました。

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どくしょさん:この件で話したいのは「自分探し」以上に「自分探され」の話ですね。
15話と16話の共通点は「いかに自分を発見されたか」ということ

私:ををを!!どくしょさんさすがです。他
者との出会いがあってこその「自分探され」ですなぁ~ おおおー

どくしょさん:例に出されてた投稿サイトの出現は自分探しのハードルを下げました。
と、同時に広大なネット空間ではいかに自分の作品が誰かに発見されるか、
がより重要になったというかハードル下がると母数増えますからねぇ。
リアル空間は出るまでがまず大変なのでそこでかなり絞られたはずですし…

私:ちなみに鷹の爪15話は付き人→オーディション→DXFのごり推し
16話は吉田くんとトモエとの出会い→団員にプレゼンでしたな
 
このページをご参照ください:http://鷹の爪.jp/max/

どくしょさん:
ですね。漫画家になるにはアシスタントをやる、的な。
それぞれヒーロー、悪の秘密結社としてはアレなんですが、メンターを発見し、
そしてメンターに発見されることで、
自分がしたいことを実現する回といった印象でした。
アパートにいただけではダメだという痛烈な皮肉ですね。
 
私:アパート発でもいいけど、リアル世界の出会いがなくちゃ、次に行けない…
リアル世界では必ず挫折もするけど、結局そこを通らなきゃ
始まらないという感じでもありましたな。
でも、ネットがあるとリアル苦労をスッ飛ばせる気がしてしまう。
 
どくしょさん:アパート発でも可能ですが、
その場合は圧倒的フォロワーがいることが条件ですよね。
リアル苦労すっとばす代わりに圧倒的な承認が必要になりますね。
それが数でも関係者の後押しとかでもいいんですが。
 
私:トキワ荘の場合、リアルにその場にいるだけで
チャンスがあった気がしますが、ネットのトキワ荘状態のときは
「ほんとにむちゃくちゃ面白い」か「炎上させる」か
「リアル肩書きで差異化」とかそこらへんですかね…

どくしょさん:トキワ荘の場合は既に連載持ちが
切磋琢磨する感じでしたからね…
ネットトキワ荘はまず誰かに見つかる必要があるんでしょう…
M.S.S.Projectというニコ動の投稿グループがあるのですが、
彼らの場合、自身の音楽を広めるのにゲーム実況をして、
その中に作曲した音楽をのせるなんてケースも…
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うーん、作り手が星の数ほどいて
メジャーデビューしても
他に娯楽がたくさんあるから目立たなかったり、
ごり押しされているメジャーデビューの人よりも
ネットで人気のある人のほうが支持されているという・・・。

でも、その中でも
自作でPVつくる→ネット→メジャーデビューの
タイプはほんと強いんだよなぁ。
海外だとこの人が強い。

ラナ・デル・レイが好例では。
(以下、ラナがつくった自作PV。彼女はこれでブレイクした
スマホで見れない場合はパソコンで)
 
 
ってか、蛙男氏も自作アニメ→ブレイク→イベント出展→DLE→メジャー
なんだよなぁ・・・
 
蛙男氏の伝記は以下の書籍でどうぞ~
 

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たぶん、前回のエントリーからの流れをまとめるとこうだ。

*旧世代の自分探しは「旅」か「差異化」か「路上」が効いた。
それぞれのロールモデルが

猿岩石、雨宮処凛、ゆず

・・・・・・とかだったんじゃないかなぁ。
あと、バイトでもいいから業界に入る→コネつくる→メジャーデビューすれば
面白いか面白くないかは別としてメジャーってだけでファンがつく
・・・・・というパターンもあったんでは。

*一方、デジタルネイティブ世代が参戦している2010年代の
新世代の自分探し2.0(というか、どくしょさん風に言うと「自分探され」)は
ネットで目立つためにいろいろな技が編み出されている。
(ゲーム実況に自作の音楽乗せるとか)

メジャーデビューしても、ネットで草の根的な人気がある人のほうが強い。

いまは旧世代の「自分探し直し」と新世代の「自分探し一般化以後」
「メジャーデビューしたけど下積み続くパターン」が
織り交ざり、日本全体が総トキワ荘化しているような・・・

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と思ったら、モトジィとはやひでさん、うらんさんからも「自分探し2.0」に関して
ご意見をいただきました。

モトジィ:「自分探しという言葉はオワコンだけど、行為は一般化してる」って、大塚英志の話を思い出す。少女という期間ができて少女文化が発達したように、就職難や晩婚化でモラトリアム意識が中高年まで広がったみたいな。>内藤理恵子: 【自分探し2.0】

はやひでさん:「自分探しの一般化」ってすごい発見です。昔の自分探しは一部の人が全力で青い鳥探しに行ってたんですけど、今の自分探しは多くの人々が今ある自分と折り合いをつけつつも、まだみぬ理想の自分を永遠に探し続ける感じですものね。まさに「自分探し2.0」ですね。

うらんさん:私たちは民主主義と市場経済をどのように両立させていくのかという問いになると思うのだよなぁ

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しかし、ネット経由でもそうでなくても、
日本においてアーティストで完全に自己実現して
なおかつ安定した人気を保ち専業でやれている人って
ほんとにレアなパターンになるのでは・・・。
草間彌生さん、蛙男氏みたいに
商業的な成功とアーティスト性、両立していくのって
至難のワザのような気が・・・。

というわけで、明日のブログでは、蛙男氏が商業的な成功と
アーティスト性を両立していることの秘密がわかる
ムック本の対談記事について書きたいと思います。

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