2013年9月18日水曜日

【38回】ドビ子博士GOを目指す~幽体離脱~


38回:~幽体離脱~

というわけで、基礎から論文の書き方を学び直したドビ子、
意外にもすんなり論文が書けた。
もしかしたら向いているかもしれない・・・と思い始める。


ゼミを移籍してから、モヒカンの刈り上げ部分を伸ばし始めた
ドビ子、刈り上げ部分がイガイガして気持ち悪い。

それにしても、犬学教授への道は果てしなく遠いし
修士論文を書き終ったら、
修士卒ってことで就職を見つければいいかも?
とも思い始める。

「前職:似顔絵師」だと企業には就職できなかったけど
修士の新卒ってことでどこかに入れないかな。
そんな時に勧誘が・・・

教授:「うーん、ドビ子さん読書感想文みたいなものしか
書けないかと思ってたけど・・・
ちゃんと指導したら、凄いスピードで書き直してきたし、
意外にもこれは論文としてなかなか面白いです。
ダメでもともとで、博士課程も受験してみたらいかがですか?」

ドビ子:「うーん、ダメもとでチャレンジしてみます」

あ、そうだ。博士課程進学について先輩に相談してみよう。

あの「お墓に困っていた先輩」のことだ。


先輩:「えっ!ドビ子、まさか博士課程に行く気なのかい?
もしも博士課程に入ったら、
君の行く先は墓の研究をして
さらに自らが墓穴に入るしかないよ」

ドビ子:「えっ!なんでですか?」

先輩:「もしアカポスが見つからなければ、
潰しがきかなくなるからだよ。」

ドビ子:「うーん、でも、もしかしたら
見つかるかもしれませんよ」

先輩:「うーん、どうだろうね。僕は修士を出たら職を探すよ。」

ドビ子は迷ったが・・・せっかく偉い人が
受験を勧めてくれたので、受験することにする。

苦手な語学の勉強を、同期に
半ばキレられながらも一緒にしてもらい(以下)
(その節はありがとうございました)
受験日を迎えるのであった。

博士課程受験の前日、前々日と緊張で
一睡もできなかったドビ子、
受験後も眠れず、睡眠不足すぎて
全身が氷のように冷えるという経験をした。

そして、博士課程に進学できたものの・・・

そこで待っていたのは
灯台大学大学院出身の教員の冷遇であった。

たまたま受講生がドビ子一人になってしまった
科目があって・・・・・・・

灯台センセイ:「ぼくはドビ子さんのために
貴重な時間を費やすのは嫌だし
授業をしたくありません。
この授業、しなきゃダメなんですか?」

ドビ子:「うーん、すいませんが、その他の科目を早めに取得して
論文執筆に集中したいので、この講義取りたいんです。」

灯台センセイ:「論文?きみが博士論文書くの?W
きみなんかが博士論文を書けるとでも思ってんの?W
だいたい、もし博士論文書けたとしても
私大の院で博士GO取得してどーするのW
早く去ったほうがいいよ。だいたいテーマ何にするの?」

ドビ子:「お墓の研究をしたいと思っています。」

灯台センセイ:「あー、それは、僕の知人のN先生が
されているのでダメです。違うテーマにしなさい。」

ドビ子:「N先生は東京にいらっしゃる先生ですし、
彼女の研究はグリーフケア軸だと思います。
違うアプローチからの研究をしたいので
問題ないと思うんですけど・・・」

灯台センセイ:「あーダメダメ!シャーマニズムにしなさい」


ドビ子:「えーと、他のセンセイが
シャーマニズムにしろというので
そうしようと思うんですけど・・・」

エヴァ教授:「あなたバカじゃないですか!
なに他のゼミのセンセイに指図されて
勝手にテーマ変えてるんですか!
もう勝手にしたらどうなんです!(怒」

ドビ子:「すいません、お許しください・・・」

ドビ子:「うーん・・・もし、シャーマニズムにしたとしても
今度は、近くの大学の博士課程の人と研究が被りすぎる。

しかし、お墓の研究するにしても
深く調査する突破口が無さすぎる。

ここは、修士論文を基礎として
一般書を書いて、その一般書をきっかけにして
調査するしか方法は無いぞ・・・?」



というわけで、自らを鼓舞するべくリラックマの着ぐるみパジャマを着て
自宅に籠り、黙々と一般書&論文の執筆の作業をし続けた・・・

ドビ子は死ぬほど孤独だった。

博士課程入学後しばらくしてから
「地方の私大の院で博士GOを取得しても
犬学教授にはなれない・・・」ということに
薄々気がついてきたし
自分の努力は海の藻屑になるかもしれないと思った。

エリート陣には冷笑され、
バイトに行けば「院なんか行って何様のつもりだ!」と苛められ、
親にも「もう意味の無い努力は止めなさい」と言われる。

挙句の果て・・・
友達の家に行くと、友達のお母さんが出てきて
「定職もつかずにフラフラしている
わけのわからない友達と遊ぶのは止めなさい」
と目の前で言われた。

それでも、もう、博士論文を完成させるしか
道は無いのだ。
誰も応援してくれない。
何の意味があるかもわからない。

というか、これはもう意地なのだ。

いままでの人生、中学受験はがんばったけど、
その後は全部中途半端なままだった。

何かをやりきったという感覚が無いまま生きてきた。
何かにチャレンジする機会は
これが最後だ。

これを逃したら、一生、ぬるぬるとした未消化感と
共に暮らさなければならぬ。

そして、夜も寝ずに作業していたドビ子は倒れた。

ついに幽体離脱をした・・・

幽体離脱をしたドビ子は
大きな光の玉を見た。

とても綺麗な光の玉だった。

ドビ子は思った。

「誰も応援してくれないけど、私が見た
あの光の玉は人智を超えたものだ。
人智を超えたものが存在するならば、
自分は、きっといつかは救ってもらえるだろう。
それを信じるしかないなぁ」
 
次回、現実を直視したとたんに
石像になってしまいそうなので
ゴスロリでアリス祭りわっしょいへ・・・
あと、バイトでケーブルTVの小道具の
映画の絵を描く仕事が入ります
 

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