2013年11月19日火曜日

小森陽一『仙台で夏目漱石を読む』+ビリー吉田のダイエットキャンプはじめましたをはじめました。

近況その1:ビリー吉田のダイエットキャンプはじめました!



これはダイエットの励みになりますね~
助かります。

吉田主任となら10キロ痩せられる気がしてきました!

これからツイッターで成果を呟くので楽しみにしていてください。

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近況その2:Kくんから二次萌えの口だけ弁慶(でも言うことだけは超人)
はニーチェのいうところの超人に含まれるのか?
という質問が来ましたが、とりあえず
この『超人計画』という本を読んでみては。

超人計画の著者がけっこうそんな感じ。

この本:http://riekonaito.blogspot.jp/2012/05/blog-post_8366.html

ニーチェがいうところの超人は現実から
逃避せずにひたすら強く生きるというイメージなので
口だけ弁慶は違う気がするんだけど・・・

ニーチェ本人はリア充を目指したオタクがこじれすぎて
脳内DQNに転んでそれを壮大な物語にしたら
大作ファンタジー哲学小説になった>それがツァラトゥストラという作品
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/05/4.html

・・・しかし結果的にその作品がキリスト教世界観を覆し
歴史に名を残すことに・・・という感じだと思うので(←注:私の主観です)
二次萌えの内弁慶でも脳内ファンタジーを小説にして
電撃大賞に応募して受賞したら超人ということになるかもしれません・・・。

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さて、本日読んだ本は小森陽一『仙台で夏目漱石を読む』です。






















『Jラップ以前』の著者の後藤さんがプロデュースされた夏目漱石本です。
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/05/1996.html

著者は東大教授の文学者・小森先生です。

この本で私が興味を持った点は以下の3点です。

*『それから』のラストの解釈

*『虞美人草』の藤尾という魔性の女の当時の評判

*階級変動を夏目漱石から読み取っている

そういえば、この本を読む前に
大前提としてこのブログ記事を読むと当時の空気がわかりやすいよー
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/09/blog-post_6.html


えーと、『仙台で夏目漱石を読む』に話を戻してみよう。

『それから』のラストの解釈を読んで・・・==============

これは目から鱗だった!

これまで、映画版(森田芳光監督)の『それから』に
あのラストシーンが描かれてないことが不満だったんだけど
その理由がわかった。

夏目漱石は本当に粋なことをする。

『それから』が新聞連載小説で、挿絵がカラーではないことから
読者に色を想像させるという「小粋な仕掛け」がなされていたがゆえに
ラストシーンが怒涛の赤だった・・・という解釈は
鳥肌が立ちました!!

これまでの文学者の「ラストシーンは発狂」という解釈をうのみにしていたので
それがひっくり返されてとても驚いたし、
こういった新しい発見をもたらしてくれる本が好きだ。

時間の経過と共に仕掛けられていた種が
爆発するような終わり方だっていうことが
よくわかる解説でした。

イメージ的には、映画マグノリアの蛙の雨のようなシーンだったんだな、
と再解釈しました。(シンクロニシティが雨あられのように降ってくるイメージ)

映画マグノリアの蛙の雨はこれ↓けっこうエグい



P182~の『それから』解釈は夏目漱石ファン必読でしょう。

少しまとめてみるとこんな感じ。

1)主人公の無意識の一番底にわだかまっていたような記憶が
彼の日々の現実を変えていき、そして未来をも変えてしまうという物語が『それから』

2)主人公の枕元に落ちていた椿の花の色をあえて伝えない。
新聞小説だから挿絵の色は白黒。赤の椿か白の椿が不明のまま。

3)しかし、色指定せずとも、読者の無意識に訴える仕掛けにより「赤」を選択させられている。
(ここは夏目漱石の怖さみたいなものをしみじみと感じた)

4)そして、かの有名なラストシーンは、なんと、冒頭の椿の色は何色か?
という問題の答え合わせになっているという・・・

5)実は、『それから』は読者参加型小説、読者参加型記憶叙述小説だった!
(夏目漱石は本当に時代を先取りしている。二次創作ブームが来るウーンと前から
読者を巻き込んだものを創作していたのだ)

個人的に現代の読者参加型記憶叙述小説だと思うものは、ひぐらしかな。

6)『それから』をプルーストの『失われた時を求めて』に拮抗するものとしている

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*『虞美人草』の藤尾という魔性の女の当時の評判

*階級変動を夏目漱石から読み取っている

の2つは明日のブログに書きます。

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