2013年12月23日月曜日

『平成史』(河出ブックス)×『秘密結社鷹の爪団独立愚連広報部』(蛙男商会)

平成史の本を買ったのですが・・・・・・

この表紙を見ていただいてもおわかりになられますように



とてもまじめな本でしたので

読むモチベーションがなかなか上がらず、

どうぶつの森の攻略本ばかり眺めておりしたが

一念発起して読もうと思ったんですが・・・

やはりなかなか腰が引けてしまう。

そこで、蛙男商会作品の映像と




並行して読み進めてまいりたいと思います。




とはいえ、このDVD、
いまとなっては触れてはいけなさそうな項目もありますので・・・

(いまとなっては、予言者なみの予言的映像だったんだな、というような
作品もありまして、なんとなく触れられない)

そこで、触れても良さそうなところだけを見てまいりたいと思います。

まずは、触れてもよさそうな「ゆとり教育」の映像を見ながら

『平成史』の書籍を読み進めてまいります。



この本のP338~(貴戸理恵氏執筆の「教育」の章)

1)ゆとり教育の路線のスタートは
1984年から1987年の中曽根臨教審において
個性化路線になったこと

2)ところが90年代半ばから大学関係者の間で
「学力低下」の声がちらほら

3)さらに1998年改訂2002年から実施された学習指導要領では
「ゆとり」を全面的にうちだす(本格的スタートですな)

ちなみに蛙男商会のこのDVDが発売されたのが2008年なので・・・


発売時と同時くらいにゆとり路線は改訂されたみたいですね。

ゆとりさまカップル


このままいくとこうなる的な予言をするユトリモン

・・・・ユトリモン??


この後姿は・・・

↓これは、同意


4)『平成史』では、このゆとり教育がどのような結果を引き起こしたか簡潔にまとめている。

1.市民運動や研究者がしてきた
「詰め込み教育批判」を文部省がすることで、二項対立がなくなった

2.昭和の教育と新自由主義的潮流を接ぎ木

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しかし、蛙男商会DVDではまだ「ゆとり教育」が「ゆとり介護」につながるというところで

「家族」という形態は維持できるという「ゆとり」が感じられるんだが・・・

『平成史』の書籍のほうは、多くの若者が

「パートナーを得て子供を生み育てる」という人生の可能性からの疎外を指摘している。

学校と企業のもたれあい
(学んだ中身はともかく、学校という組織から企業という組織へ渡していく)
がうまくいかなくなり、

ゆとり教育になって、「利点が失われ、欠点が顕在化した」との指摘がある。

平成以降、多くの若者が学校から企業へのストレートな移行からこぼれおちた。

にもかかわらず、いまだに「新卒採用」は真っ当な就職をするためのルートとされている。

それ以外の道はイバラの道である。

(イバラの道について、詳しくは当ブログのドビ子漫画をお読みください)

『平成史』での考察をざっくりまとめるとこうだろう(以下、ズレてたらすいません
詳しくは本書をお読みになられればいいかと)

*ゆとり教育で選択は多様化した

*とはいえ、自由に選択をできる人って結局、一部の高学歴エリートなんじゃ・・・

*以前のように中間集団をベースにはしなくなった

*個性という名のもとに、学生をとりこぼすように
これはモラトリアムタマ子で説明した
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/10/blog-post_28.html

*教育がかわっても社会はいまだに「学校→ストレートで企業へ」を
重視していて、それ以外は「アウトロー」扱いである

*「それ以外の選択」をする人が多くなって、非正規雇用が増え、
もし仮に、正規雇用になっても正規で働く数が少ないので
仕事の負担は増える
(注:自分の時間確保のために、あえて正社員にならない人もいますよね)

ゆとり教育は昭和から新自由主義への過渡期だった。
でも現在の若者の雇用形態、生活、非正規雇用で家族を持てないこと
見ていると、新自由主義ってどうなの?という話にもなる。

非正規雇用者がこれだけ増えてきたら、学校と企業にとらわれない新しい
社会が必要では・・・?というのが、『平成史』での結論のようです。

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またこっちの話に戻ってみると・・・

















たぶんこのままの社会だと、ゆとり介護どころか

非婚者の増加→孤独死の問題になるというのがゆとり教育、
そして新自由主義の結果なんだと思う。

そこで、既婚・非婚にかかわらず、なんとか誰もが
見捨てられない社会をつくる・・・ってことが重要になってくるのでは。

だから鷹の爪団みたいなシェアハウス的な家族像みたいな
ものを積極的に提示していくのはアリだとおもうわけです。

鷹の爪団の家族観については必修科目鷹の爪にて

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