2014年1月17日金曜日

ネット処世術と自撮りとプリクラ

チワワとメキシコについては
あまり興味を持っている人がいないのか
全然PVが伸びなかったので
http://riekonaito.blogspot.jp/2014/01/blog-post_16.html

いったん違う話題にしてみます。
(メキシコ死者の日の話題はまた今度)

とりあえず、ネットユーザーが興味ありそうな話題にしようと思いまして…

いま、私が興味を持っているのは「自撮り」文化ですね…。

↓ドビーの自撮り


そもそも「自撮りスピリット」ってプリクラ経由のような。

このサイトがわかりやすい:http://www.shibusute.com/topics_detail4/id=1050

私が高校の頃(90年代後半)
ゲーム会社アトラスがプリクラを開発し、
私の場合、女神転生ファンということで…撮りにいきました。
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/12/blog-post_19.html

女神転生のキャラ、ジャックフロストが
プリクラのイメージキャラだったためです。
(イメージキャラ、いまとなっては忘れ去られている気が…)

アトラスのプリクラ栄枯盛衰:http://pricha.ge-sen.com/pricon4/
(女神転生ファンは1995年版のプリクラ機種を見てください。
ジャックフロストがいますよ)

この初代プリクラ、撮りにいったのですが
解像度が低く、ぼやっとしていて
色もすぐにハゲた。(ここらへんのやつはさすがにもう捨ててる)

しかし、それゆえに偶然、
はからずも美白に見えたり
当時気にしていたニキビが映らなかったりして
「ちょっとうれしいかも」と思った気がする。

つまり、写真がシールになってうれしいっていう機会だったけど
「偶然実物のアラが目立たずに撮れることもある」っていう
代物であった。

その後、縦長型(ストリートスナップ)が出たのだが、
これまたザックリした
写りなので、5回に1回くらいは
実物以上に見える何かが出てきたりもした。
(この頃はゲームセンターのバイトでプリクラ用紙を補充してた記憶が)

↓この頃に撮影したもの





















繁華街ではゲームセンターの2階が
全部プリクラコーナーに改造されたりして
かなりの盛り上がりを見せてた気がする。
撮ったプリクラに飾りや文字を
落書きをする文化もこのあたりで出てきた。
美白機能もついてきた。

そして、女人が集まるため、プリクラコーナーは男性客のみでは
ナンパ目的とみなされ
立ち入り禁止っているルールをつくるゲームセンターもあったとな。

しかし、いまでは(2013年くらいから)
男性のガールズカルチャー化が顕著になり
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/06/spoon20138milkamo.html

↑ここでいうローズ君的なかわいい男子が増えて
男性同士でわいわいと
かわいいプリクラを女子グループみたいに
撮っているのも
珍しくはないのでは…。

ネットで動画みつけた↓(スマホで表示されない場合はPCで)
むしろ、プリクラコーナーに男=ナンパを
危惧していた90年代のほうが
まだ、「わかりやすかった」気がする…。
ナンパがプリクラと繋がっていた時代、
つまりSNS無き時代に
プリクラは「友達に彼氏彼女を見てもらう」機能も兼ねていた。
プリクラもらう→友達に自慢するツールでもあった。

プリクラ交換→友達同士でプリクラを見せ合う→
この子かわいい紹介して→つきあうという
流れもあった。
これは、いまはSNSに役割を渡してしまった機能だ。

あと、当時、某アイドルがプリクラ経由でデビューしてたと思う。
たしか、「ブレイクしていないアイドル」が友達との2ショットプリクラを
事務所の人に見せて、事務所の人が友達をスカウト、
友達のほうが売れる…という経緯で
世に出てきた逸話があったはずだが、あのアイドルは誰だっけか?
名前を失念してしまいましたが、そういう経緯で
デビューした人もいたのです。

あと、この頃のプリクラ・ケータイの
技術不足の隙間を狙って出てきたのがチェキ。

プリクラが無い場でもプリクラ的なことができるチェキ、
そしてケータイの解像度が上がってきたら
赤外線でチェキに送って印刷する
タイプのマシンまで出てきたのだ。
チェキはぼんやり滲むように写真が出来るがゆえに、盛れた。
 ========================
 話は戻りまして 2003年〜2004年くらいからは
プリクラコーナーで コスプレの貸し出しをしたり
小道具で盛り上げていく風潮があったな。
私もゴスロリの衣装を借りたことがありました。 

しかし、このあたり(小道具で盛り上げているあたり)は
苦しかった気が。なぜなら画像解像度が上がってしまい、
実物がわりとそのままシールになって出てくるため、
お金を投入してがっかりする事態が。

しかし、そこに打開策として出てきたのが…
「ぜったいにがっかりしないレベルまで加工修正できるマシン」

しかし、ここ数年は魔法の機械の「目が大きくなる」加工により
当初の「写真で盛る遊び」から乖離してしまったように思える。 
プリクラが面白かったのは、
「奇跡の一枚が根底的な加工なしで撮れたときに自意識があがる」
ところにあったのであって、
決して、「根本的にパーツの大きさを変えてしまう」
「目を大きくする加工」等を
求めていたわけではないと思うのだ…。

 美白まではアリだったけど、
顔のパーツの大小を変容させる機能は
プリクラの価値を高めているようで
結果、損なってしまったような。

見ているほうも「あ、プリクラで盛ってる」って
すぐにわかってしまうので、
プリクラよりも「自撮り」に軍配が上がったのでは。

 根本的にパーツを変えるにしてしまうと
「写真遊び」よりは「福笑いのような遊び」になってしまうので、
これは当初の目的と違うんだわな。

 そこにやってきたのが、スマホで自分撮りしてSNSに投稿する行為。

自撮り(納得するまでさまざまな照明や角度で試せる)
 →偶然盛れる(この偶然性が大切。加工ではなく偶然)
 →自意識上がる→底上げした自意識に「いいね!」を押して
もらうことで 他者からも認めていただき、
主観と客観の溝を埋めていく…
という遊戯ですわ。

これは互いに自撮り&いいね!をやってみると、
お互い美男美女気分になれて 誰も損しないので、
いい旅ゆめ気分なんですが… 自撮りをやらない人から見たら
「損しているわけではないけど
他人の自意識を変容させるために使われて
 一方的に損している」気分になるような…。

昨日、自撮り画像アゲやってみたら
facebookのフォロワーさん(友達ではなくフォロワーさんの数) の人数が減りました…。 
すいませんでした。

というか、そもそも「ネットのつかいかた」を
分類した社会学的な研究はあるのだろうか?
 ・・・と思ったら、ここにあった。












この本のP373に『日本人の情報行動2010』という書籍の紹介があり
まぁ、孫引きになってしまい申し訳ないのだが
こんな風に分類されているらしい。

1)検索

2)他人のブログ・サイトを読む

3)掲示板を読む

4)メルマガを読む

5)ネットショッピング

6)音楽を聴く

7)SNSを読む

8)オンラインゲーム

9)ネットバンキング・株

10)チケット予約

11)チャット、メッセンジャー、スカイプ

ただし、この本(『平成史』)で読む限りは
「情報化」の項目を担当している濱野氏の
論は「ネット」という世界、そしてネットユーザーを
かなり低く評価しているような…
(でも、それを変えていくことを「夢」としてまとめているので
 未来への希望が感じられる論ではあった)

=======================
・・・えーと、話は逸れましたが、
おそらく「自撮り」文化圏は上の分類でいうところの

2)と7)の領域よね。

その中で、「自撮りありユーザー」と
「自撮りなしユーザー」
…に分かれておるような。

年齢もあまり関係ない。

自撮りする中高年もいれば、
自撮りしない若者もいる。
最近では男子でも自撮りする人が多くなってきたので
性別も関係ない。

あと、「仲間とわいわい写真」をプロフィールに
載せたり、TLに流す人(リア充の王道)と
「自撮りする人」とのネットの使い方も違う気がする。

あと、「自分の描いた絵だけを載せる」タイプと
「自分撮りと自分の絵両方載せる」タイプも違う。

オサレサブカルの「自分で描いていないけど
おしゃれな絵や写真をタンブラーに載せる」というのも
また違う人たちのような気がする。

またSNSで「ネタ画像発掘」「ネタの絵を描く」
「ネタ画像を拡散」する人たちも上記の人たちとは違う。

たぶん、現代日本の「ネット処世術」を
細分化して詰めていけば
ちゃんと整理できそうな気がするんで、
もしよろしければ、「ネットの使い方」に関し、
情報提供や叱咤激励などを
お寄せいただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

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