2014年1月19日日曜日

「盛り文化」三部作いったん完結編<カオリさん、月櫻さんをお招きして…>

今日は「盛り文化」について
有意義なコメントをいただけたので
TLが流れてしまわぬうちにまとめておきたいと思います。

まずはこちらからよろしくお願いします。

盛り文化1:http://riekonaito.blogspot.jp/2014/01/blog-post_17.html
盛り文化2:http://riekonaito.blogspot.jp/2014/01/blog-post_19.html

盛り文化2に関して
「あいらさん」からの補足情報↓
きゃりーと同じ雑誌のAMOちゃんも
シャーリーテンプル参考にしてるって言ってたな
・・・とのことです。情報ありがとうございます。

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あと、根本的な問題を氷川博士から指摘していただきました(以下)

  • 氷川博士:盛るって基本的には関西の芸人が持ち込んできた関西弁なんだよね。
    関東で粋がるというのと関西で粋るということばが逆転的になるのと似てるのよね。

    私:そこ根本的な問題だった…
  • 氷川博士:関西では格好をつけて虚勢を張っている時にイキルナって使うね。
    あと極度に興奮した人を見て使うこともあるね。
    モルも関東的に花を盛るというような飾りましょうって感じじゃないね。
    虚飾を真ん中に置くなよ。とか本音を言えよ。使うのよね。

    私:なるほど、言葉の意味が違うのか…

    氷川博士:もるや粋がるってのは関東ではとても良い言葉として使われているんだけれども
    関西では逆転するんだよね。どちらかというと否定的な意味だね。


これらの情報をふまえまして…===============

上智出身のカオリさんをゲストにお招きいたします。

カオリさん:
日本の盛りファッションであるギャルとロリータの世界進出はそういうことか!

私:たぶん、日本女性の顔部のコラーゲンの分厚さゆえの若さ、そしてそれにプラスして西洋風になろうとする努力が過剰な装飾を生み、それらの混合物がユニークな文化として評価されているんだと思います。

カオリさん:日本の伝統的なデザインのシンプルさや侘び寂びの精神も西洋には評価されていたんだと思いますが、「盛り」もそれはそれでユニークなんですよね。地がシンプルだからこそ盛り甲斐もあるとは思いますが。iPhoneにデコケースつける感覚は日本特有なのですかね。

私:私のデコレーションもみてください!至上最凶のデコです。

カオリさん:これはWしかもガラケー!

私:いや、DSです。

私:話しは戻しまして…たしかにわび・さびは評価されているんですが、
同時に盛りも評価されているのが面白いです。
デコこそ、日本の精神のなんたるかを象徴していますね。
ミニチュア化・わびさび・盛り…
これらがキーワードかな。家に「携帯用茶道の道具」があってめっちゃかわいいんです。

カオリさん:あ、うちにも旅行用茶道具ありますw ミニチュア化…それもありますね。留学してた頃に大根の話をしたら(radishは二十日大根のイメージが強いので)「日本はいろんなものをミニチュアで作ってると思ってた」と言われました。

私:さすが上智!留学経験あるんですか!明日のブログは上南戦と題しましてカオリさんの意見も盛り込んでもよろしいでしょうか⁉︎

そこに伝説の歴女・月櫻さんが登場なされました。

月櫻さん:読ませていただきました。日本の盛り文化が一般化したのはきゃりぱみゅから、というのは納得なんですが。では花魁とかはどうなのかな?という疑問が湧きました。西洋もそうですけど、一部階級には昔から盛り文化はあって、それの延長な気がしてたんですよね、今の若者も。

私:あっ!花魁。
日本の盛りは、たぶん伝統的な盛りと西洋への憧れの融合だ!

実は私も京都でよくある「舞子はんのコスプレサービス」
したことありますが(下図)













舞子はんの化粧も装飾も「盛り作業」だった。
たぶん日本の「盛り」の源泉はここですね。

月櫻さん:そうそう! あれって昔は一部の階級しか出来なかったけど、今は階級がないからみんなやっちゃうのかな、と。江戸時代の女子も、お金さえあればやってたのではないかな〜と思ったりします。

月櫻さん:西洋を全然知らない世界でも、盛りの流行はあったのでは? そして繰り返すのかな、と。
西洋式=美、という構図は明治政府による刷り込み、というか鎖国を無理やり開いた力への恐れ、もあるのかもしれません。強い=凄い=美しい、と変換して、民衆レベルで恐れを憧れに変えて西洋へ対抗しようとしたのかも?

私:鹿鳴館っすね

http://riekonaito.blogspot.jp/2013/03/blog-post_27.html

月櫻さん:日本が古来から外のモノを取り込むのが上手いのは、常に外界からの脅威に晒されてきたからですよね。それに屈して全部染まってしまうのではなく、取り込んで独自の文化にして「コレはウチの」と言い張る。西洋に憧れつつもなり切れないのは、ここら辺が原因かと思います。

私:「脅威に対抗するため」っていうのはブードゥー教が出来た経緯にも似ていますね。

経緯http://riekonaito.blogspot.jp/2014/01/blog-post_18.html

はるたむの装飾は呪術的なパワーを感じます。
要チェックです!はるたむ↓
https://twitter.com/harutamusama/status/422125672731922432/photo/1

月櫻さん:こういうのって異性に対してのアピールなんですか? それとも同性への威嚇?

私:素直に考えれば、サンリオが好きなんだと思います。

月櫻さん:自分の好きなものをこれだけ主張するのにも、なにやら心理的背景がある気がしてなりません。同じくらいのサンリオ好きでも、主張しない新成人だっていたかもしれませんし。通過儀礼もありますね。イケてる自分をアピールすることによって、周囲に大人(一個人)として認められたい?

私:たぶんだけど、この女性とおぼしき方を通勤途中で見かけた記憶があるんです。
愛知県とのことで確定かも。
ネイルがムラリさん(長い爪でギネスに載ったインド人)のように長く、
そしてすべてに装飾があったためたぶん間違いないかと。成人式じゃなくて普通の日でした。

月櫻さん:同類へのアピールがあるかもです!  
盛大な自己主張に見えて、実は他人の反応を伺うアイテムなのかもしれませんね。
う〜ん……自己主張って元々そういうものなのかな?

私:決闘の意味もあるのでは。
彼女は圧倒的な勝者。クロマティ高校でいえば不戦勝のマサ。
盛り文化圏に限る、という条件では圧倒的勝者。
彼女はパッと見て勝者とわかります。
そして、愛知県だからこそ圧倒的勝者が生まれたと思います。
私は愛知県民として彼女の価値観が少しわかります。
バブル期の愛知県の結婚式もこのような空気でした。
私は彼女を認める方向性でいきたいです(≧∇≦)
人に迷惑をかけない範囲であれば、やりすぎるひと、極める人には敬意を感じます。
彼女のような方に愛知県のユニークさを世界に伝えて欲しいと思います。
原宿カルチャーや渋谷カルチャーが脳内で混ざって濃くなって、
捻った形で愛知県に出てくる現象は面白いです(≧∇≦)
原宿カルチャーがむしろ薄く見えます。

月櫻さん:「仲間」が欲しいんだけど、
それが何処にいるのか分からないから広範囲にアピールしてる……のかな?  
SNSとかブログだけじゃなくて、リアルの繋がりを求めているのかな? 

私:私は20代でYahooアバターつくりましたが、
もし未成年でアバターつくってたら
Yahooアバター作る感覚で現実を盛ってしまうかもしれません。

カオリさんアゲイン

カオリさん:アバターって多分盛り要素しかないんだと思います。
実際の自分に似せるっていうより、リアルではできない趣味全開という気が。
Miiみたいに太らせたり目を小さくすることってあまりないような。
有料アイテムならあるのかもしれませんが(^^;

私:あっ!そこ重要ですね!
マイナスする機能がYahooアバターにはない!!
Miiとの違いの指摘は鋭い。

Miiだとやたら似すぎますのでアバターの意味なし。

ちなみにいま思い出したんですが私、ハンゲームのアバターが
「警察の帽子」「白衣」「金髪」「ムチ」…
いまはハンゲームやっていないんですが
自分の何か本質的なところがそこに出ていたと思います。

…ただ、それを現実でやるかやらないかの壁があって。
ギャル服や原宿系ブランド、コスプレの普及で内面を
そのまま表現できる服とか増えてきたから
壁が超えられるんじゃないかなぁ。

私の場合は内面を外見を擦り合せる努力と
ユニクロの着心地の良さと比較した場合、
ユニクロを採択してしまいます。

誰しも心の中にアバターありますが、やるかやらないかの差はありますね。
ただ、森田コウイチアイテムをつけるのは気分が上がります。



月櫻さん:それをアバターでもやって、
なおかつリアルでもやれちゃうのは間違いなくリア充ですよね! 
オタのアバターは内面、本性と言うより理想の自分な気がします。
昔はそれが中2ペンネームとかHNとかだったけど、今はアバター。
でもオタは現実ではやらない(やれない)

カオリさん:アバターの方が本性っていうのはすごくわかります。
現実の自分とアバター乖離しちゃうのってなぜでしょうね。
あと、アバターを家族や友人に見られるのが死ぬほど恥ずかしいとか。
赤の他人と交流するときの方が本性っていうのはちょっと怖いですね。

私:そう、他人に見せる顔が本性っていうのが面白いですね。
実験として、自分の中にいる理想の自分とか、アバターを絵に描いてみようかなぁ。
たぶん現実と乖離したいろいろなものが出てきそうな気がします。

カオリさん:この例からは離れますが、
たとえば不良は不良の仲間に入れてもらいたいから
不良の格好をしてアピールするんだと思います。
あ、ヤンキー/暴走族のカスタム車も盛り文化かと。

月櫻さん:先日のコミケに博士ポーチを付けてたら、
見ず知らずの方が、可愛い!私も好き!って言って下さったんですよ(*^^*)  
同類アピールも捨てたもんじゃないですwww  
リアルの盛りやアバターも、その延長の面もあるように思います。

私:愛知県の成人式呪術花魁の彼女もあの服装でかなりの仲間や信奉者が増えたことでしょう。
わたしもすっかり虜(ファン)です。

カオリさん:わたしはコスプレはしないんですが、
盛りたい性質なのでズラとか結構持ってます。。
まだドラァグクィーンになりたいし、なろうとしてるのかもしれませんw

私:私も、実はウィッグけっこう持っていた。

カオリさん:ウィッグ大好きです!私がよく利用しているネットショップは、
きゃりーぱみゅぱみゅがモデルで出てます。
やったー!ブログ記事とのつじつま合わせできたー!w

月櫻さん:ナカーマ(°∀°) が増えてくれれば良いですね! 
彼女が誰かに影響を与えるのは確かだと思います。
そう考えると、文学や絵画マンガアニメも、
世間に影響を与える点では同じなのかな?(^_^;)  
何でも、突き抜ける、貫き通すのが重要なんですね!

私:つ・き・ぬ・け・る…これが大切なんですね

カオリさん:アバターでもコスプレでもなんでもいいと思うんですが、
現実と擦り合わせるかは一旦保留にして、
自分が妥協なく納得いく自分っていうのを考えるのって面白そうですね!

===盛り文化について、いったん完(仮)==============

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