2014年1月25日土曜日

映画『I SHOT ANDY WARHOL』のパンフレット(エースピクチャーズ株式会社)とGOTOさんに聞いたマイケルの話

昨日この記事を書いたところ…
http://riekonaito.blogspot.jp/2014/01/michael-jacksonones.html
(記事の中でマイケルのことについて
詳細きぼんぬと書いた)

Jラップ以前
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/05/1996.html
のGOTOさんに
マイケルジャクソンと
その周辺の文化について教えてもらいました!

ちなみに↑のブログ記事書いたとき全然しらずに
名古屋は後発だと思っていたのですが
GOTOさんいわく
名古屋はジャパニーズヒップホップ発祥の地の一つですよ。
 80年代は名古屋熱かったですよ〜
 だってタイニーパンクスが定期的にヒップホップイベントやってたんですよ、名古屋で。」

・・・とのことです。名古屋すごいわ。大須観音付近の
服屋さんもヒップホップな方たちが
アディダスを買うスポットとなっていたそうです。

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以下、GOTOさんからいただいた情報を整理してみます。

1)マイケルは「ブラックイズビューティフル」の流れを背景に「アメリカの模範的な黒人家庭」としてJackson5のリードボーカルとしてデビューさせられます。

2)仕掛け人はモータウンの創始者で、黒人の奴隷商人のような黒人、ベリーゴーディと、当時のゴーディの愛人ダイアナロスです。このデビューはレットイットビーをビルボードのNo.1から叩き落とします。Jackson5はアメリカの理想的な黒人家族にしたてあげられます。

3)因みにモータウンとシカゴとフォーディズムによるアメリカ型大量生産大量消費はリンクしていますが、また別途。マイケル自身は母親の影響でエホバの信者でした。80年代の大ブレーク後も変装して「目覚めよ」をロスの住宅街でポスティングして回ります。

4)マイケルが開眼するのは「マンインザミラー」からです。そして、「デンジャラス」でプロデューサー、テディライリーによりロックアプローチを獲得し最後のオリジナルアルバムまで過激なロックアプローチを続けます。もちろんヒップホップも

5)マイケルはヒップホップからものすごいリスペクトを受けています。プリンスとの違いです。プリンスはクレオールでお金持ちの出自です。但しジェームズブラウンは二人を可愛がっていました。

6)マイケルは70年代の中頃から苦悩します。声変わりのせいです。そこでNYに行きます。スタジオ54などでウォーホルなどと交流を深めます。NYでのパトロンはNY版アパホテル、女性経営者ヘルムズレーでした。

7)当時のスタジオ54は世界的なセレブとアーティストのヒップな溜まり場でした。ミックジャガーやNY70年代の代表的な人達が毎晩集まっていたのです。マイケルはその仲間入りをしようとします。しかし、あまりに生真面目なマイケルは馴染めなかったようです。

ここで「スタジオ54」が出てきましたが===============

このスタジオ54とはなんぞや?がわかる映画をご紹介します。

トレイラーは以下(スマホで表示されない場合はPCで)

アンディウォーホルを撃った女性の
実話を映画化した作品です。


そして、この映画『I SHOT ANDY WARHOL』ですが
わたしはなんとパンフを持っております。

このパンフが、スタジオ54とはなんぞや?が
端的にわかる資料になっているのであります。


論文集みたいになっている濃いパンフ





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このパンフを読むと、当時のスタジオ54が
若者にとってどんな場所なのか?わかる。

そこに招待されるだけで舞い上がってしまうような場所。

さまざまな若者が野心を抱き、そんな野心のある若者の力を
うまくコントロールして作品をつくったウォーホル。

つまり、カルチャーの聖地みたいな場所で
「あわよくば有名になりたい」的なパーテーピーポーたちが
毎日わっしょいしていたわけですから
事件がおこらないはずはない。

革新的すぎて誰にも理解されない思想を持ったソラナスは
(ソラナスの思想、いま読むと凄い新鮮ですよ…過激だけど)
情熱空回りもあってスタジオに出禁になってしまう。
うまいことやれば、時代の寵児になれたかもしれないのに。
結果、逆切れして襲撃ということに。

当時のスタジオ54は夢と希望、チャンスのすべてに
見えたことでしょうね…QB的にいえば
「魔法少女になれるかも」的な場所に見えたことでしょう。
そのかわり、絶望も果てしないのだ…。

えーと、マイケルが出入りしたのはソラナス襲撃後の
スタジオってことになるのかしら…

自分の場合はソラナスの事件が脳内イメージだったので
そこにマイケルが来ているのはイメージわかなかったけど…

襲撃事件→ウォーホルが魂の抜け殻になる→かつてのひらめきはなくなり
有名人の肖像を手がける→ここらへんでマイケル参入

・・・という流れで考えると「なるほど」と思いました。

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マイケルの話までお聞きできて
アフロアメリカンの信仰の件はいったん落ち着いたので

次回は

カトリック✖️メキシコの先祖祭祀
カトリック✖️日本の先祖祭祀

を比較してみたいものです。

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