2014年2月24日月曜日

<シリーズ・散骨を考える2>吉澤武虎『自然葬のススメ』(アスキー新書)

昨日からひき続き、散骨についての
本を読んでいます。

今回は「なぜ日本で散骨が始まったのか」
を調べてみようと思います。




この本がわかりやすかった。

この本のKindle版No24〜

1)90年9月24日朝日新聞の「論壇」という記事が発端
2)ここにジャーナリストの安田睦彦氏が
「石原祐次郎の散骨についての記事」を書いた
3)慎太郎氏が「祐次郎氏の骨を散骨したい」といったときに
違法という判断が出たのを契機に「はたして本当に違法か」という
きっかけがあって、それで、その件についての記事を
書いたのは安田睦彦氏
4)安田氏が散骨を是とするためにとった方法は2つ

*墓埋法では、そもそも遺灰をまく行為については想定外
*日本の淳和天皇の散骨や万葉集の散骨を歴史的背景にした

5)91年には「葬送の自由をすすめる会」が旗揚げされた。

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この本は散骨をする理由として他国の事例をいくつか挙げているんだけど

*インド
*韓国
*中国
*アメリカ
*ニュージーランド

…とそれぞれに散骨に関する宗教的背景が
違うんですよね…

インドの散骨とアメリカの散骨、やっていることは同じでも
思想は全然違います。

詳しくは本書を読んでいただくとして…

それぞれを簡潔にまとめるとこんな感じか

*インド:死後に転生するから

*韓国:土葬だと国土が墓だらけになるから

*中国:韓国と同じ理由

*アメリカ:家族関係の変容(注:本書ではこう
書かれているが他にも理由はあると思われる)

*ニュージーランド:マオリ族はもともと
森や風や太陽など自然の神々を信じていた。
…という考えが散骨に結びついているかどうかは別として
自由に葬送を考える人が多くて
散骨場所もアバウト。
首都ウェリントンだと市が指定する公園や墓地で行うことが可能。

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各国で、背景にあるものが全く違うってところが
ポイントですかね。
日本の場合は俳優の葬送の問題→朝日新聞の記事
→団体ができる→その団体が自然葬を推進
→ビジネスになる

という流れでしょうか。

次回は、日本で海上散骨のビジネスモデルを構築した
女性の書いた手記を取り上げます。

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