2014年6月4日水曜日

世界の宗教(9)

☆前回の仏教かるた調べの件
http://riekonaito.blogspot.jp/2014/06/blog-post.html

↓面白かった木魚レポート(ただし出典をあきらかにして欲しいよ〜)
出典の書き方:http://riekonaito.blogspot.jp/2012/08/blog-post_11.html


☆出張講義に行ってきたご報告

http://riekonaito.blogspot.jp/2014/06/ex.html

真言宗の僧侶に
「密教の密は秘密の密なのか?」という質問
→どうも秘密の密ではなかった!

「なんで空海は中期の密教を日本に持ち帰ったのか」
…を聞いてきましたよ!

今日のテーマその1====================

コフィちゃんはその後どうなったのか
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/07/20069.html

そもそも墓石とは
 そもそもの話、浄土真宗および日本海側(浄土真宗だけではなく他宗も)の地方では、無墓制であった。浄土真宗と他宗が混在している地域では、墓石ではなく「自然石」が墓標として埋葬箇所に設置されていたが石工が加工した墓石ではない。現在「お墓」と認識されている角柱型石塔は中世には存在せず、近世に発生した石塔からの発展形態である。(参考:岩田重則『「お墓」の誕生』)
 さらに古代から遡ってみよう。水谷類「不可知の墓制」(岩田書院『墓制・墓標研究の再構築』収録)による墓所の分類は、古代「モガリ・ハカ印・祭所」(墓誌自体ができたのは圭室諦成氏の奈良時代という説が有力か)だったものが中世前期「葬所(風葬や供養石塔)・墓所・霊地納骨」に展開、中世後期になると「葬所・墓所・霊地納骨」の他にラントウ(ラントウとは家型または堂塔型の墓上施設で、内部には墓塔や仏像を収納する構造物のこと。都卒天浄土をかたどって造立された)という方法が生まれてくる。石造ラントウは中世後期から近世後期にかけて急増した。(木造のラントウに関しては朽ちてしまって残っていない)
 近世になると、それが「土葬墓地・石塔墓地・祭所(氏神・仏壇)」と展開。ラントウの祭祀機能が「氏神や仏壇」に転化し、石塔墓地には「墓参り」という宗教的慣習が残された。墓地に公共性が出てきたのはこの頃である。『月刊住職』20145月号に村上興匡氏が指摘されているように、1884年に「墓地及埋葬取締規則」が制定され、これが埋葬法の原型となったからだ。さらに明治期において「家」が、法律的に整備されたため、「家墓」が一般化された。これが現在の「先祖代々の墓」の原型であろう。

寺院と墓地はどこで結びついたのか
 境内墓地・寺院墓地の成立については、佐藤弘夫『死者のゆくえ』に詳しい。佐藤氏は静岡県磐田市の一の谷遺跡において、16世紀末まではその墓所が使用されていたものの、16世紀末を転機として郊外の集団墓地から市中菩提寺の境内へと移行していること、そしてそれらが全国的に行われた転換であると考察している。(圭室諦成氏は15世紀以降に仏葬が庶民のあいだに浸透したとしているが、だいたいその時代が転換期であると言える)その移行が幕府の行ったものなのか、果たして自然発生的なものなのか、については竹田聴洲氏の考察が妥当であろう。竹田氏は<<家と仏教との通史的結合が、行政的に規制されて特殊・近世的な形で表れたという処に寺請檀家制の本質がある>>と考察している。
 つまり、寺請制度により強制的に寺院墓地が普及したわけではなく、もともと家と先祖祭祀が結びついていたところへ寺請制度が整備されたというわけである。とはいえ一概にも言えない。いうまでもなく有名な高野山の墓所の成立過程はまた別の基盤があり、高野山奥野院が墓で埋まっていることに関し、その始まりを弘法大師伝説に見ており、起源を平安末期としているのが藤井正雄氏である。

 霊場において信仰と墓所が結びついた経緯、先祖の功績を讃え菩提寺に墓石を建立した武士、寺請制度により寺院墓地に眠ることになった庶民など、境内墓地に眠っている先人たちの事情は様々である。
 しかも、寺請制度によって、一度にズラッと寺に墓が並ぶようになったわけではもちろんない。寺院墓地の成立過程については、朽木量氏の研究。朽木氏の「近代墓標研究の成果と総合的な墓制研究への期待」(岩田書院『墓制・墓標研究の再構築』収録)では寺院墓地の形成過程を丹念なフィールドワークにより明らかにしているが、江戸時代に寺院に墓地が形成されていった過程は、寺院によってまちまちのようである。ある寺では最初に区画割りができ、ランダムに墓標が立ちはじめ、各家毎の墓域が完成していくにつれ凝集形態を示すようになったとされ、また別の寺では家老クラスの家の墓や住職の墓を中心に、その後は入り乱れて展開されている。
 それ以前に、なぜ「家の祭祀」と菩提寺が結びついたのかについては、新谷尚紀の『お葬式』(吉川弘文館)に詳しい。10世紀あたりから火葬によって遺骨の一部を抽出して寺院やお堂に納骨する方法をとる時代へ転換、そこで貴族と武士の葬送観念に相違がでてきた経緯が挙げられるだろう。貴族は「まつりごと」をする身であるため、死は避けるべきものと考え、武士は「身体の損傷はむしろ、奮闘の証だから戦闘死した人の遺体は祖末にしてはならぬ」という考えを持つに至った。それどころか、遺体を埋めた場所に菩提寺をつくったほどであった。「供養と記念」が武士の葬送観念の基本になり、それが庶民にまで行き渡った結果、自分の生きた証を石碑で残し、それに子孫が参るという習慣が出来たのである。しかしながら、石碑で生きた証を残したい、自分が先祖となって後の子孫に墓参されたいという願いは、個の時代となり今後は消えてしまうのか。



高野山内の武士の墓


 現代日本における「合葬で良い」という思想の背景には、「継承者がいない」「遺族に負担をかけたくない」という理由の他に「継ぐべきモノがない」という一面があるのでは。先祖代々継いで行く商売や工芸の技術は途絶え、輸入品や大企業が生産したモノをただ消費していく現代人。ちなみに墓石もほとんどが海外製品なのである。代々継いでいきたい「想い」が消滅すれば、自ずと「墓石を建てたい」というモチベーションも消えよう。

現代の「一般的な墓」は幻想か
 墓参の習慣は、明確な宗教性のある・なしに関わらず、半ば宗教行為だと見なしてもいいだろう。しかしながら、五輪塔(鎌倉時代前期〜室町からさかんに作られた)は仏教的(密教)の思想がベースになっていたが、和型は和風といえども実のところは日本的な思想は見られないのである。和型の墓石のベースにあるのは道教の「福禄寿信仰」とはされているが、むしろ福禄寿信仰をもって和型を建立する日本人など皆無に近いはずであるから、信仰と切り離された単なる墓標と言えるか。(もちろん言うまでもなく現在でも五輪塔の墓石を建立する者はいる)
 江戸時代の石塔建立には身分によって傾向が違った。圭室氏の「大名は多く五輪塔・僧侶はラントウ・庶民は方型無蓋」という石塔の分類がわかりやすいだろう。



高野山に建立された苔むした五輪塔
 

 佐藤弘夫は『死者のゆくえ』の中で、「おおよそ15・16世紀を転換期として、死者のために建立される石塔は、不特定多数の霊魂救済を目的とした供養塔から、特定の人物の遺骸ないし遺骨に個別に対応する墓標へと、しだいにその性格を転換させている」とその質の変化を指摘しているが、その延長として現代社会を置いてみると何が見えるか。

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今日のテーマその2 シンクロニシティについての続き


☆パプリカでユングの理解を深めます

☆ネットとスピリチュアリティの研究の元祖

☆でもネットも内実が変わってきたよね…

☆シリアルエクスペリメンツレインは集合的無意識と
ネットの世界を繋げた凄い作品だよ


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次回、プレゼン回なのでがんばってください!

2人組のグループ「聖☆ハプスさん」

3人組のグループ「Team☆鉛」
3人組のグループ「TOMIFA」
3人組のグループ「Team つづき」

時間は90分を4つのグループで分割して
1グループ20分(先生がコメントする時間も必要なので)
でいいかな?

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宿題、以下のリンクの『茶の本』
が無料で読める青空文庫なので
もし読める端末をお持ちの方が読んできてね

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