2014年7月7日月曜日

少女マンガ読み慣れていないけど読んだ『魔界王子』✖️英国国教会とは?

えーと、以前、学生さんから
『魔界王子』をすすめられるも
Kindleで1巻しか読んでおらず
全巻揃えるほどの気合いも入らなかったゆえに
ソロモン王に関する情報をちょっと
集めて終わり…になっていたのですが


なんと今週、学生さんが全巻貸してくださりました。
ありがとうございます。

お借りしたからには、解説に繋げなくては
ならない…と思いまして
どこらへんを掘り下げたらいいかな?
と思いましたところ『魔界王子』に
英国国教会の話題がしばしば出てきたので(下図)
英国国教会を調べてみます。

以下『魔界王子』より



というかメソジスト調べたときに
英国国教会がちょっと出てきたのに
そのままスルーして講義が最終回を迎えようとしていたため


ここで『魔界王子』をお貸しいただいたということは
「英国国教会について調べろ」というのは
天使様からの思し召しであるかもしれません…

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そこで取り出したるはこの本

のP80〜

英国国教会の項目を読もう。

1)イギリスでは14世紀にいち早く宗教改革への火の手があがった。
2)その中心的指導者は「ジョン・ウィクリフ」


3)このジョン・ウィクリフが聖書を英語に翻訳した

4)ウィクリフの後継者が何人かいた。
(しかし断罪されていた)

5)しかし改革の方向は強まっていき、
結果、エドワード6世の時代に
大主教トマス・クランマーの力によって
英語の祈祷者書が公のものとなった。

6)その後、ローマ・カトリックのメアリ1世が
即位してクランマーは処刑される

7)エリザベス1世の時代になると
再度祈祷書はもとのとおりに

8)英国国教会はどこを目指したか??

カトリックとプロテスタントの中道

…とのこと。

これはわかりやすい。

システムとしては
「主教、司祭、執事のヒエラルキアを維持、
イングランドをふたつに分ける、
幼児洗礼あり、カンタベリとヨークを大主教区」
というもの。

しかし、ここからカルバン的改革指向の強い人は

18世紀にはメソジストが脱退:http://riekonaito.blogspot.jp/2014/01/blog-post_23.html

なんやかんやあるけど
近代文明の根本理念
(倫理性の強調・平等主義・人権の尊重・信仰の自由・勤労の勧め)
が英国国教会に発するといっても
過言ではない…らしい。
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冒頭の魔界王子の話に戻るけど…

ソロモン王の子孫(?!)という設定のキャラが
英国国教会の世界観と絡んでいくのは面白いかも。
ソロモンとはどのような人物だったのか?
旧約聖書列王記上より

神はソロモンに非常に豊かな知恵と洞察力と
海辺の砂浜のような広い心をお授けになった。
ソロモンの知恵は東方のどの人の知恵にも、
エジプトのいかなる知恵にもまさった。
彼はエズラ人エタン、マホルの子らであるヘマン、
カルコル、ダルダをしのぐ、
もっとも知恵のある者であり
その名は周りのすべての国々にも知れ渡った。
彼の語った格言は3000
歌は1500首に達した。
彼が樹木について論じれば、レバノン杉から
石垣に生えるヒソブにまで及んだ。
彼はまた、獣類、鳥類、は虫類、魚類についても論じた。
あらゆる国の民が、ソロモンの知恵のうわさに聞いた
全世界の王侯のもとから送られてきて、
その知恵に耳を傾けた。

んで、そのソロモン王の子孫という設定の主人公が
出てくるのがこちらの漫画というわけですねぇ。
エリート、頭良い主人公の設定にぴったりだと思いますわ。

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たぶんだけど、英国国教会の時代って
それまでのキリスト教の力が
上下左右にぐらぐら動いている時期だから
その狭間から旧来の悪魔が出てきて天使と悪魔が
せめぎあうストーリーはフィクションにしろ
たぶん「なんとなく合っている」感じがする。
史実も盛り込んであったりして
「歴史の裏側にはこんなファンタジーがあった」的な
感じで歴女読者も巻き込む感じで凄いと思ったわ〜
そこに盛り込まれているBL要素も「いまの女性読者に売れる要素」
満載な感じで…

私の場合は、そもそも「少女マンガ読み慣れていない」ので
キャラが皆同じ顔に見えたりするので
(さすがに悪魔の山羊頭の執事だけは見分けがつきます)
イマイチわかってないところもあるかもしれませんので
わかってないところありましたら
ツッコミを入れてください…

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