2014年8月15日金曜日

【シリーズ4・ヤン序を読む】スーパータマコシの横で踊った思い出もあります

お盆に誰がブログ読んでくださるのか
わかりませんが、
(読んでくださる方ありがとうございます)
とりあえず
ヨガをして、それからヤンキー論を読むのが
夏の日課になっているので
続けています。

これまでの結果はここにまとめてあります。

ヤンキー論考察中間報告
http://riekonaito.blogspot.jp/2014/08/blog-post_13.html

+昨日のぶん
http://riekonaito.blogspot.jp/2014/08/blog-post_14.html

+昨日気がついたこと
「イオンのある地域とイオンの無い地域のヤンキー文化は
 別種のものであるということ。
 以前アンケートでそれは分かったんだけど
 山形県の事例もお聞きすることができて
 イオンと非イオンの断層ってのは普遍的なものだ」
 ってことがわかった。

そして、昨日からの続き===============
『ヤンキー文化論序説』

宮台真司
永江朗
酒井順子
都築響一
成美弘至↑ココまで読んだ
============
近田春夫↓ココから読まなきゃ
磯部涼
森田真功
暮沢剛巳
五十嵐太郎
宮台真司(2)
阿部真大
大山昌彦
飯田豊・南後由和
速水健朗
後藤和智
斎藤環
飯田豊

道程遠いなぁ…

というわけで、今日は
近田春夫氏と磯部涼氏の章を読みます。

近田春夫氏===============

1)近田氏は肩書きが「ロックンローラー」となっている。
つまり当事者の執筆章ということで、これは熱い。

2)ここで、私が基本的な
勘違いしていたことに気がつく。

てっきり、キャロルがリーゼントを
流行させたのだと勘違いしておった。

近田氏によれば…

ジェームズディーンのアレンジが理髪店で流行→
全盛期→みゆき族の流れで勢いを失う
→ビートルズの出現でリーゼントオワタ
→突如としてキャロルでリバイバル
→TV出演の後は理髪店大繁盛

…という流れになるようです。

3)近田氏は「キャロル」と「銀蝿」の違いを
明確にしている。

キャロル:ベンチャー

銀蝿:マーケットが求めている商品をつくる

という違いがあるみたい。

日本のその他のバンド(YOSHIKIとEXILEの違いなど)
についても言及があるけど
海外の話題にいこう…

4)1973年のアメリカングラフィティという映画と
バンドの「シャナナ」が日本のヤンキーに大いなる影響を
与えたということです。
(以下の動画、スマホで表示されない場合はPCで)


5)近田氏はここで、音楽の視点からヤンキーのファッションに
ついて語り始める。昨日の成美氏の論とはまったく違った視点だけど
ファッションに関しては、近田氏の考察のほうがリアルだと思う。

以下、私の補足コメント================

映画・音楽からの影響→アメリカの映画を見て似て非なるものを
つくりあげてしまった

という近田氏の論は「当たっている」と思う。

ただ、そこに、昨日の成美氏の
「異化効果」という言葉を投入すると完成する感じ。

両者の論を併せて完成させるならば、
映画と音楽に影響されて、土着のヤンキーは
異化効果を取り入れてまったく別種のものを完成させた。

というところかな。

おそらく、その完成度
(甚平の心地よさ+アメリカの若者文化+異化効果)
があまりに完成されすぎており
ヤンキーの「得体の知れないジャージ」が
流行というよりは「常に定番」になっているのだと思います。

書籍の話に戻り
磯部涼氏の担当章
「ヤンキーとヒップホップ」にいきたいと思います=====

1)磯部氏は音楽批評畑の人物。
彼の「ヤンキー」の定義は他の人のものとちょっと違う。

*ルーツとしては60年代のディスコで踊っていた在日米軍
を真似たファッションの若者

*いまでは田舎の不良を指すため
むしろ「Bボーイ」こそがヤンキーの由緒正しき継承者

…という定義なのだ。

2)ここで「ソウル族」とその置かれていた状況が
描かれているが、とてもわかりやすい。
黒人には相手にされず、黒人好きな日本女性にも相手にされず
黒人文化を吸収するためにディスコに通っていたソウル族。

3)で、ここで、『Jラップ以前』の話が出てくる。


『Jラップ以前』はインテリ寄りということで物議を醸し出したけれども
それに対抗して出てきた書籍も
結局は「ごく少数の先鋭的な人」の話だから
いずれにしても、「当時変わり種」であったということには
変わりはない、という評価をしている磯部氏。

4)で、やはりきっかけは映画なんだな…
サタデーナイトフィーバーでソウルが定着→竹の子族になるらしい。
(以下の動画、スマホで表示されない場合はPCで)

私もこの映画観たわ。というか、
たぶん、親世代がここら辺にハマった世代で
そのソウルが幼少期に染み付いていると思われます。

5)で、それとは別の流れとして
映画『フラッシュダンス』の影響→
竹の子族の中でブレイクダンスをし始める人が登場

以下私の補足===================
と、ここらへんは知っている…

うちの母親が映画『フラッシュダンス』にハマったため
その余波で、私もスーパータマコシの横の
ダンス教室に行くことになったからだ…。

スーパータマコシの横で
フラッシュダンスを目指し踊るの図↓


===========================

いきなりスーパータマコシの話になってすみませんでした。

書籍の話に戻ります。

どうも日本のヒップホップは

ホコ天一派と「メジャー・フォース」一派に分かれていたみたいです。
メジャー・フォースのほうはヒップホップを拡大的に解釈し
脱構築を繰り返した結果、ヒップホップにこだわらなくなり
解体していたった…ということみたい。

これはどっちが正しいか?という問題じゃなくて
宗旨宗派みたいなものなのかな。

この後、磯部氏の論は日本のヒップホップの
第二世代のスターと(ブルジョワ)
と第三世代(ブルジョワじゃない層)の比較に入る。

そして、磯部氏の結論としていまの日本のヒップホップが
「アメリカへの執着を棄てたヒップホップ」と
「コアな黒人ワナビー」に分かれているって
ところで終わる。

以下、私の補足================

磯部氏の「アメリカへの執着を棄てたヒップホップ」ってのは
たぶん、棄てたというよりは
「着メロラップを経て変質した」という解釈のほうが
妥当だと思う。

私はたまたまニコニコ動画の歴史の
書籍を読んでいたので
その経緯を知りました。

(ブログの動画リンクが消えちゃっているけど、内容はわかると思います)

あと、本書では、まったくスルーされているけど
ラーメンカルチャーと混ざって独自のものになった
市原隼人のラップも忘れないであげて欲しい…。


ところで、「コアなワナビー」の層のヒップホップスタァって
現在だと、だれに相当するのでしょうか??
本書だと第二世代がジブラ氏で第三世代がアナーキー氏ですが
そこらへん詳しくないのでさっぱりわかりません。

ちなみに、以前「レゲエ聴いてそう」と言われましたが
レゲエはまったく聴いたことありません。
==========================

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