2014年11月23日日曜日

量子力学と多世界解釈《映画:『ミッション:8ミニッツ』》

今年4月に「世界の宗教」を受講した大学生に
協力していただいたアンケート
(アンケート実施時の記録は以下)
http://riekonaito.blogspot.jp/2014/04/blog-post_1115.html

そして、真言宗豊山派の研修会にて
ご協力いただきましたアンケート
http://riekonaito.blogspot.jp/2014/09/blog-post.html

また、2009年に関東地方の曹洞宗の老師のご協力を得て
アンケート用紙を配布・回収いただきましたアンケートの結果、
これら3つの調査の結果を整理した論が
中外日報に掲載されました!(11月19日付)





















アンケートの
配布・回収にご協力いただきました老師様、ご住職様
また学生さんに深く感謝を申し上げます。

なお、本論はインターネットで
全文読むことができます!
(以下リンクでござる)
http://www.chugainippoh.co.jp/ronbun/2014/1119.html

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この「論」では、ご協力いただいたアンケート結果を掲載することを
重視したため、量子力学と他界観の関連性まで
詳しく書くことができませんでした。
(「論」でも、量子力学について、少し触れてありますが…)

そこで、中外日報(11月21日付)の「シネマ特別席」の欄に
「量子力学と宗教の関係」について
映画『ミッション:8ミニッツ』の解説として
書かせていただきました。

量子力学と他界観?!と思われるかもしれませんが、
私がそう考えるようになったのには理由がございます。

まず、きっかけは、このあたりの講義でございました。

2012年夏の記録:http://riekonaito.blogspot.jp/2012/07/2012731.html

↑ここに「昨年の前期あたりにパラレルワールドの話が・・・」
って話題が出てきているけど
その当時、並行世界の説明に
使用していたのは以下の資料でした。

この文献:http://riekonaito.blogspot.jp/2012/09/blog-post_11.html

↑カクミチオの文献を使って説明したら、
その講義の後で、
学生さんに雑誌Newtonのこの号を
ピンポイントで勧めていただきまして…

学生さんに勧められたものは、
なるべくチェックするように
しているので、
すぐにAmazonで注文して読みました。

量子力学と並行世界の関係性が理解できたのは
このNewtonの特集のおかげです。
しかし知識としてはわかっても、「身にしみるように分かった」
というわけではなかったのです。

そんなとき、「腑に落ちる、というか、
ストンと理解できるようになったきっかけ」は、
この映画と出会えたことでした。

(以下の『ミッション:8ミニッツ』の
予告編、スマホで表示されない場合はPCで)

この映画、量子力学の思考実験としても活用できる名作ですよ!!
しかも、劇中に、「3つの宗教観」(ヒンズー・禅・聖書的な考え方)が
さりげなく(ほんとにさりげないので注意していないと見落とすかもしれません)
登場するのです。

哲学的命題から始まり、物理学を経て宗教へとつながる名作です!
しかし、だからといって、
日本の伝統仏教と乖離しているわけでもなくて…
その共通項(伝統仏教と多世界解釈の共通項)も見つけてから、
映画コラムにまとめたので…

↓(中外日報11月21日付の記事、以下に画像でチラ見せ)
結果として、読者住職様、そして読者副住職様にも
納得していただける映画コラムになったと思います。

しかし、それでも、「多世界解釈」「並行世界」って物理の
世界ではどのくらいメジャーなの??
トンデモ理論なんじゃないのか?
しょせんSF映画のネタなんじゃないか?
という疑問を呈される方もいらっしゃるでしょう。

その場合には、
以下の本が指針となると思います!
東京大学大学院理学系研究科教授・佐藤勝彦氏が監修された
専門的なのに、とてもわかりやすい量子力学の入門書です。
ここに「多世界解釈」をどう考えたらいいのか?という
指針が載っています。この書籍のKindle版No.2144に以下の
記述があります。(以下の青字は引用です)

現在でも、量子論の主流はコペンハーゲン解釈に基づくものであり、
多世界解釈をとる学者は少数派にとどまっています。その主な
理由は、やはりパラレルワールドという概念が
「宇宙は一つ、世界は一つ、もちろん私も一つ」という
私たちの常識的感覚からあまりに乖離しているからでしょう。
しかもパラレルワールドの存在は「否定はできないが肯定する
証拠もない」のですから、支持者が増えないのも致し方ないことと思われます。
しかし、シュレディンガー方程式では説明できない波の
収縮という仮定を勝手に持ち込むコペンハーゲン解釈に比べれば、
そうした仮定を用いずに理論と実際の現象を結びつける
多世界解釈が非常に「素直」な解釈であることは否定できないと思います。
(中略)
別の言い方をすると、私たちがこれまで得てきた知識や論理を
用いてミクロの世界を描こうとした場合に、
多世界解釈という考え方が一番理解しやすいし、
イメージや直観も働きやすいのです。
ただし「枝分かれしていく複数の世界」などというものは
あくまで現象論的なモデルであって、実際には本質的なものが
裏に隠れているのかもしれません。でもそれはわかりません。
隠れた本質はあるのかもしれないし、ないのかもしれません。

私は、佐藤氏のいうところの
「隠れているのかもしれない本質」が
宗教的な存在ではないか?と考えたわけです。
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つまり、今回のブログ記事の要点はなにか?と
申しますと…
ここ数年模索してまいりました
「量子力学と他界観」というテーマの結実が
2014年11月19日付の中外日報の「論」、
そして、2014年11月21日付の中外日報の「シネマ特別席」
に連続で詰まっております。

ぜひとも両記事をご一読いただけたら、
と思いまして、当ブログ記事にて
案内文を書かせていただきました。

このブログ記事では
コラムの画像をチラ見せさせていただきましたが
もし、このコラムに興味をお持ちになってくださり、
全文読みたい!というお方が
いらっしゃいましたら、
以下の連絡先にお問い合わせいただければ、と思います↓
中外日報の問い合わせ先:http://www.chugainippoh.co.jp/annai/koudoku.html

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